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ASW-G-00 ガンダム ALICE弐
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ASW-G-00 ガンダム ALICE弐

青年は『死神』と名乗った。静かにガンダムレラジェへ近づいて行く。
ドッド・ゴールドマンは焦っていた。傭兵での経験と実力は高い。乗ってる機体はガンダムレラジェ。阿頼耶識付き。なのに奴の機体に何故当たらない。ガンダムレラジェの2丁のライフルがガンダムアリスに向けて連射するがことごとく躱され距離を詰められて行く、そしてガンダムアリスはガンダムレラジェに体当たりを喰らわした。ドッドは吹き飛ばされながらも態勢を整え青年との距離を取った。
回避行動をとりながらドッドは通信を入れた。
「何が望みだ?金か?地位か?女か?」
「興味はない」冷やかで淡々とした返事が帰って来た。
そう言えばさっきアイツの側に居たよな…。ドッドは女社長が乗るゲイレールの位置から向かって来たのを思い出した。
「アイツを取り返しに来たのか?それなら辞めておけアイツはそんな価値のある女じゃない。」青年からの返事はない。読み違えたか?ドッドは焦る。
「アイツがどれだけの男に抱かれた知ってるか?嫌がる割にはいつもイイ声で鳴くんだぜ。」
「やめて!戻って貴方に従うからこれ以上言わないで…。」彼女の悲痛な声が通信から漏れた。一瞬だがガンダムアリスの動きが止まった。ドッドはそれを見逃さなかった。攻防の最中もドッドは彼女にこれまで行ってきた事を話し続けた。彼女の初体験から目を背けたくなる様な内容まで…。
ドッドは青年の戦意喪失を狙っていた。彼女に幻滅し諦めてくれれば一番損失も少なくて済む。
仮に逆上してきても、こちらに勝機はある。戦場では冷静を欠く事は死を意味する。「アイツも淫乱だが母親はそれ以上だった!娘の目の前で俺に欲情して自分からケツを振りやがる。気品のあった奥様が傑作だったぜ!」
彼女は限界だった。自分だけでなく母までも侮辱されて。もう何も考えたくない。と思った時。

「ごちゃごちゃウルセェなぁ。」そしてゲイレールのコクピットに丸まって声を押し殺し泣いている彼女に言った。「俺は社長いないと困るんだ。そんな過去なんか俺が塗り潰してやるよ。^_^」いつもの青年の声だ。

もうそろそろいいか…。アリス行くぞ。ガンダムアリスの目が閃光を放った。

ドクン!

ドッドの身体に異変が起きた。急に激しい頭痛と目と鼻から血が流れて来た。
通信から青年が話しかけて来た。
俺の相棒にはAIが搭載されていて、その波長がMAに近い。ガンダムフレームはMAと認識してしまう。強制的に解放させて貰った。
「ふざけるな!この機体にもリミッターは付いてるはずだ!」開放される前にリミッターが効いてパイロットは気絶して回避出来るはず。
「ガンダムレラジェにはリミッター外してあるんだ。俺が外した。」
ドッドは混乱する。「いつからだ!俺は知らんぞ!」

おまえ闇市でそれ買ったろ?その時からだよ。青年は淡々と答えた。青年は彼女の借金返済の資金の為、MSを手放した。それがガンダムレラジェだったのだ。
ドッドは雄叫びをあげながらガンダムアリスに攻撃を仕掛けた。速い!速さとパワーが格段に上がった。身体の一部が不能になるだろうがこの際仕方ない。勝てればいいのだ!

笑いが止まらない。辛うじて防いでいる青年に言った。「失う肢体の損失は後で彼女の身体で払って貰う。お前の骸の目の前でタップリとな‼」
ガンダムアリスは刀を静かに構えた。「ムダだ‼ガンダムはMAを倒す為に作られた機体だ‼ 生身の人間のお前には敵うはずがない!。」
ガンダムレラジェはダインスレイヴをガンダムアリスに発射した。
『斬‼』ダインスレイヴは真っ二つに斬られ、レラジェに迫ってくる。奴のスピードについていけない。一瞬にして右腕・左脚は斬り落とされ、
そして「俺もMAを倒す為に作られたんだよ…。」青年はそう言い、ガンダムレラジェの首を刎ねた。

その後
メディアから彼の今まで悪行が報道されドッド・ゴールドマンはGHによって逮捕された。
彼の元同僚からの供述から工場経営者の自殺を装った殺人、そしてその経営者妻子の拉致監禁。違法な娼館運営などが明らかとされた。そして彼女の父のヒューマンデブリ従業員への過酷労働報道が嘘であった事も明らかとされ父の汚名も払拭された。

彼の元同僚も加担した罪で逮捕された訳だが何故だか安堵の表情をしていた。「これで『死神』に怯える事もない」と呟いた。

青年は留守にした二日間、裏で暗躍していた。元従業員を探し自供させ、女海賊率いるタービンズに娼館の強制立入と実態調査依頼。クーデリア議長にはライドの件の貸し使いドッドへの支援の永久凍結指示など。

こうして
ドッドは金も地位も女も失ったうえに阿頼耶識の後遺症で右腕と左脚、両目の視力を失ってしまった。

とある墓地に青年はいた。小さな墓に彼は硬貨を加工したペンダントを供える。
「これは返しておくよ。契約はこれで終了だ。」そう言って青年は帰って行った。
墓の名には女社長の母親の名が刻まれていた。

「何でこんな仕事取ってくるんですか?」
「あそこオバちゃんだけだし、外壁のペンキ塗り大変じゃん」
「だからってこんな額じゃあ子供のお駄賃じゃないですか!」
「ゴメンなさい。」
社長は溜息を吐いて。
「それじゃあ行きましょうか。二人でやった方が効率がいいです。」
と言って青年からペンキ缶を奪い取る。
「さっさと終わらしちゃいましょう。」
彼女は微笑みながら青年に言った。

青年は300歳のおじいちゃん?

コメント4件

  1. @oku9111 4か月前
    • ヒツジ 4か月前
  2. ヒツジ 4か月前
  3. @MTdmq 4か月前