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How to Build? 1 ~ストラスアズール編~
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How to Build? 1 ~ストラスアズール編~

自身の作品「ストラスアズール」を例に、改造・工作・塗装についてのハウツーを書いてみました。

「お前なんでこんなもん投稿してんの?」と思われる方もいることでしょう。
なぜこういったものを投稿したのかというと、ツイッターでガンスタユーザーさんの呟きを見かけることがあるんです。
その中でも「プラ板工作苦手ー、塗装苦手ー」というのを見かけることが時々ありました。
”じゃあガンスタさんの方でプラ板講座・塗装講座・ウェザリング講座、そういうのやったら需要あるんじゃ? ハウツー形式の投稿がいっぱい集まったらユーザーさん全体の技術も上がって盛り上がるかも”と思ったのがきっかけになります。 

今回初めての試みとして例になってもらうのが
拙作の「ASW-G-36 ガンダムストラスアズール」(http://gumpla.jp//115520)です。
どうせやるなら自分の作品の中でも評価点の高いものをというのと、ガンダムフレームガンプラ化計画が盛り上がっていたので、この作品を選びました。

・最近ガンプラを始めた初級者の方
・改造や塗装に慣れた中級者の方
・もっといいねを伸ばしたいと思う方
・がんばって殿堂入りしたいと思う方

主にそうした方々を対象にしたお話になります。

内容は

・解剖! バルバトス第四形態とストラスアズールの比較
・ここをこうしてこうなった! 改造ポイント紹介
・ずばりプラ板とディティーリング 切り出しとディティーリング紹介
・色はどうする? カラーリング紹介

の4本立てになります。

ではどうぞごゆっくりご覧になってくださいませ。

まずは
「解剖! バルバトス第四形態とストラスアズールの比較」になります。

※見やすいように大きめの画像を用意していますが、大きすぎて見辛かったとしたらすみません※

まずは正面・横・後ろの3面の比較でした。
ご覧になってわかるように、まず大きさが違います。
バルバトス第四形態をベースにしているものの、脚部・靴パーツはルプスレクスの同部分をベースに変更しつつ加工し、身長を伸ばし変化をつけています。

オリジナル作品を作るならシルエットを変えろ! ということで
バックパックに巨大なユニットを装着させています。
この翼の展開状態はストラスアズールの作品ページ内にてご覧になれます。



次にオリジナルガンプラの肝といってもいい部分
頭部と胸部、そして腕部を含めた上半身の比較を見て行きましょう。

「オリジナル作品を謳うのなら頭部と胴体はそれぞれ別機体のものを」というのは模型誌などでも言われていることです。

頭部にはバルバトスルプスのものを選び、アンテナをプラ板などで加工しオリジナルの形状としました。
”顔は模型の命”と思い、造詣にも力を入れてあげるといいですね。

胸部には第四形態のものを選び、第五形態のアーマーを加工し装着しています。
これによって胸元のボリュームが出て力強さが出たのではないでしょうか。

腕部は肩から上腕、前腕にかけて全てのパーツが第四形態ベースのものとなっています。
頭や肩、前腕、腰、膝、爪先などの先端に当たる部分はシルエットの形成に大きな影響を与える部分です。ここがベースキットと同じというだけで、本来の印象をぬぐい辛くなります。
なので肩アーマーは大きく形を変えてみました。ベースパーツを大幅にカット・成型しHGACウィングガンダムのアンクルアーマーを加工し装着。
フレーム部分からはねあげることで怒り肩風に見せています。
前腕部は小手部分にHGACウィングの膝パーツを装着。
細身の腕も印象が変わりました。



さて、お次は脚部とバックパックです。

脚部、爪先もシルエットや印象を変えるために大きく形を変更した部分です。
ここもまたHGACウィングガンダムのパーツを流用し大型化、エポキシパテで成型しました。
ベースとしたのはルプスレクスのものになります。踵に当たるパーツはルプスものを加工し装着しています。

バックパックはオリジナルガンプラの特徴を如実に現す部分ですね。
第四形態のパーツは一切使わず、別のものに変えています。
アスタロトのバックパックをベースに、ジョイント部にHGBCノーザンポッドのパーツを加工し装着。側面部にはピンバイスで3ミリ穴を開口しウィングパーツを接続。背面のジョイントにビルダーズパーツ MSソード01を取り付ければオリジナルユニットの完成です。



ここまでは文章の説明ばかりでしたが、次からの項目
「ここをこうしてこうなった! 改造ポイント紹介」では画像を中心に見て行くことにしましょう。

ではどうぞ。

※画像内のFBFについては後ほど説明があります※

改造ポイント紹介、いかがでしたか。
拙い画像編集で見辛い部分もあったかと思いますが、ご容赦ください。
見やすい編集・画面作りは今後の課題です。



さぁここからはプラ板とディティーリングのお話になります。
ここまでで読み疲れたという方は一休み。
暖かい飲み物を用意し、リラックスしてくださいな(*´ω`)

(※道具・方法の紹介となっており、精度については多少の難があります※)


まずは基本となるプラ板の切り出しについてです。
自分は100円ショップで手に入る小ぶりのカッティングマットを使用しています。そこに強力両面テープで金属パーツ? つきの定規を接着。もう1本用意した定規をあてると簡単に垂直が出せます。
切り出しにはPカッターを使用しています。
1ミリ以上のプラ板はハサミで切ることもできませんし、この方法がいいですね。
軽く数回けがいたら、パキっと折ってあげましょう。
余談になりますが、ゴッドハンドのプラバンハサミでなら通常のハサミのように切れます。

切り出したプラ板にそのままスジ彫りを追加していきます。
スジ彫りはただ真っ直ぐにひいたものよりNやZのようなクランク状とよばれる形の彫り方をしてあげるとメカニカル感が出ていいです。
厚めのガイドテープを貼り、それに沿いながらゆっくりけがきます。
この時、スジ彫りをする方向は縦でも横でも構いません。
自分の彫りやすいと思う方向を見つけましょう。

「ガイドテープ上にはるか、下にはるか?」そんな映画はありませんが、これは結構大事なことです。
スジ彫りはどんな道具を使うにしても人の手で行うものです。
余計な力が加わればずれてしまいます。
自分が縦か横かどちら向きにスジを彫るのか、力はどの方向にかかるのかを考え、ガイドテープがずれない位置・長さなどをよーく考えてみてください。

同じスジ彫りをもう1箇所追加したい! 左右同じスジ彫りを追加したい! という方にはノギスやディバイダーなどのツールがオススメです。
ノギスできっちりかっちり長さや間隔を測ってあげましょう。
0.1ミリのずれも許さん! という方にはこちらがいいです。
手軽にコピー♪ という方にはディバイダー。
算数の授業で使ったコンパスと似たようなものです。
ディバイダーの脚を開き、スジ彫りの始点と終点にあわせます。
はい、これで同じだけの長さがとれました。
スジ彫りしたい箇所に針を軽く当てアタリをつけます。
残りのスジ彫りも同じようにコピーし、シャープペンなどでスジ彫りのアタリを書き込みます。
はい、スジ彫りのコピー出来上がり!
ね、簡単でしょ?

ノギスもディバイダーも持ってない、という方もいることでしょう。
そんな方は0.5ミリくらいのプラ板を使いましょう。
元のスジ彫りをマスキングテープやセロハンテープを使いコピーし、プラ板に貼り付け同じようにカットすれば自作のスジ彫りテンプレートの出来上がりです。
これがあれば同形状のスジ彫りを量産することもできますし、高い精度で左右対称のスジを彫ることもできます。1度作ってしまえば、失くすか壊すまで使えちゃいます。お得!



はい。長文をお読み頂きありがとうございます。
まだ続きますよ?
ちょっと首や肩を動かし、ストレッチしてみましょう。

一休みしたらプラ板とディティーリングのお話の続きをどうぞ。

大きい模型屋さんなどに行くとカッティングテンプレートなる便利なものが販売されています。台形や楕円形のプラ板はこれでちょちょいと作ってあげましょう。
薄いプラ板の上にテンプレートを置き、先の細いペン(0.03ミリ以下がオススメ)でテンプレートをなぞります。テンプレートをどけてペンでなぞった部分の外側・もしくは内側をデザインナイフなどで切り出します。
これでいろんな形のプラ板が簡単に作れちゃいます(・∀・)b



ディティーリング最後のお話として、オリジナルガンプラのデザインという点を見て行くことにしましょう。

ディティーリングといっても、形の基本は○・△・□です。これをアレンジすることでいろいろな形ができています。
今回のストラスアズールでは台形をベースにしたディティーリングを各部に散らしながら入れています。
真四角では単調すぎますし、丸型は成型が大変です。台形ならばほどよく角ばりつつメカニカル感もでるのではないでしょうか。
各部に散らしつつ配置しているのは、全体のディティール感を統一させるためです。
例えば、腕は三角形多用のシャープさ推しディティールなのに対し脚部は丸型を用いた流線型の柔らか推しディティール、これじゃなんだかちぐはぐですよね?
ミスマッチを狙っているのならともかく、機体全体で1つのデザインと捉えるのならディティーリングのしかたは統一してあったほうがまとまりが出ますし、美しいです。



最後は塗料とデカール、そしてこここまで熱心に読んでこられた方全員が気になっているであろう「FBFとはなんぞ?」というお話です。
ではレッツラ・ゴー。

塗装に使用したのは上記のラッカー系塗料6色です。

まずはレシピを再確認。

白=クールホワイト+グレーFS36622
青=キャラクターブルー+クールホワイト+色ノ源マゼンタ
黄=RLM04イエロー
フレーム=メカニカルサーフェイサーHEAVY

こんな感じで塗っていました。
「白と青はそれぞれなんでまぜまぜしてんの? そのまま塗ればいいじゃん?」
うん、それもいいです。OKですよ。
綺麗に塗装したいという方は混ぜなくてもいいです。そのままでも十分にいい色していますから。
模型誌などをよく見てみると、使用している色って結構いろんなものをまぜまぜしていますよね。
あれどういう意味があるの? と思っている方もいるでしょう。
プロモデラーさんたちが拘りの色を出したいと思い調色しているというのもあります。
ですが、本当の目的(憶測の域を出ません)は塗料の隠ぺい力にこそあるんです。
隠ぺいりょ・・・く? という方にむけてお話をさせてもらうと
白や黄色、赤などの明るい色は缶スプレーやエアブラシで塗装しようと思うと、下地の色に大きく影響を受けてしまいます。
わかりやすく言うと、黒いパーツの上に薄い色を吹くと少し濁った色になります。
白いパーツの上に薄い色を吹くと鮮やかな色になります。
この違いです。
サーフェイサーにグレーや白、ピンクがあるのはなんでと思っていた方、下地の隠ぺい力と塗りたい色の関係でいろんなサフの色があるんですね。
白を塗りたいのならグレーか白の下地、赤は白かピンク、青は白か水色
というような感じでしょう。

で、まぜまぜする意味は? というと
いろんな色をまぜると先ほどお話した隠ぺい力が上がるんです。
単純に、まぜまぜすると濃い色になっていくからということです。
しかし気をつけないといけないことに、多くの色をまぜることによって元の色より濁った感じの色になってしまいます。そこで、白を加えてあげることで明度が上がり綺麗な色にすることができますので、これは覚えておいて損はないでしょう。



デカールのお話です。
HIQPARTSさんのRBコーションデカール 01パステルブルーを各所に合計でおよそ50枚ほど貼っています。
マークセッターを使ってしっかり貼り付けましょう。
白部分へ貼るデカールは赤などの方が見栄えがいいですね。失敗しました。
デカールの乾燥については、しっかりと24時間置いておきましょう。
この間に埃のつかないよう乾燥ブースなどに入れておくのがオススメです。



お待ちかね「FBFとは何ぞ?」です。
これはHASEGAWA TRYTOOLの「FLAT BLACK FINISH つや消し黒フィニッシュ」という極薄シートです。
任意の形にカットし、パーツに貼り付けてあげることであたかもそこに彫りこんだかのようなディティールができあがります。
「シャープな彫りなんてできないよー」という方は小さめにカットしたこのシートをぺたぺたと散らしながら貼り付けてあげましょう。密度感が高まります。彫るよりも簡単で綺麗、これを使わない手はないです。
シートを貼りつけた後につや消しなどでオーバーコートしましょう。
シートだってことがほとんどわからなくなります。

ここまでの長文をお読み頂き、ありがとうございました。
お疲れのことでしょう。
書いている自分も疲れたんですから、きっとそのはずです。
もう一度、暖かい飲み物とお茶菓子でも用意して
最後の文章も気楽に読んでくださいませ。



さて、いかがでしたか?
今回は自分を殿堂入りモデラーにまで押し上げてくれたストラスアズールを例に、改造・工作・塗装について語ってみました。
ここまで真面目に読んでくれている人がどれだけいるのか不安もありますが、それは置いておくとしましょう。

この投稿を見て読んで「あぁ夕夜ってやつこんなこと考えながら作ってたのね」ってことを知ってもらえれば幸いですし、プラ板工作や塗装を苦手としている人の一助になってくれれば幸いに思います。
しかし、ここまで読んでくれたあなた! そこのあなた!
決してここに書いてあることをそっくりそのまま信用しないでください。
なにからなにまで正解が書いてあるとは限りません。
もしかしたら間違っていることもあるかもしれません。
「ふむふむ、なるほどな~」と一度頭に入れてもらったら、リセットしましょう。
そうしたら今度は自分でいろいろと調べてみるのです。
そこにこそ本当の学びがあるはずです。人に教えられたことよりも自分で体験・体感したことの方が生きた知識・知恵・技術になります。
頭でわかっているだけじゃなんにもなりません。実践してこそなんぼのものです。
ちょっとでもいいので、まずは手を動かしましょう。




この投稿がきっかけとなり、ガンスタユーザーさんの技術がレベルアップすればサイト内イベントやコンテストは盛り上がることでしょう。今以上に競う楽しみが増してきます。今回のこの投稿のみで終わらず、いろんなユーザーさんがこっそりひっそりと自分だけの技や知恵をハウツーとして投稿してくださればそれが全体のためになり、ゆくゆくは投稿してくださった方自身のためにもなると思っています。
なにより、こういうハウツーを見るのが好きな自分のためにもなります(おい)
全員にやってほしいだなんて言いません。
こっそりひっそりハウツー投稿が流行してくれたらいいななんて思うばかりです(´ー`)




改めまして、ここまで長々とした文章を読んでいただき
本当にありがとうございました!!!ヽ(´▽`)/


ハウツー投稿に関するご意見・ご感想などはいつでもお待ちしています。
素直に思ったことをそのままお書きしてもらえれば嬉しく思います。
「この部分どうなってるの?」「どう処理してるの?」
「このパーツなに?」「○○について聞きたい」「使ってる道具教えて」
などの質問・要望? にも自分が出来る限りの範囲でお答えしていきたいと思っています。
聞きにくいことだよなぁなんて思わずに、なんでも聞いてみてください。

次回のハウツーは未定ですが、またいずれ投稿しようと考えていますので、その時はよろしくお願い致します。

自身の作品「ストラスアズール」を例にしたハウツー投稿です。

コメント10件

  1. まっくす 6日前
    • 夕夜 6日前
  2. ユウ 6日前
    • 夕夜 6日前
  3. キヲイ 1週間前
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  4. ΔⅡ 1週間前
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  5. 今日 1週間前
    • 夕夜 1週間前