大日陽丸

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忍者MS化企画第1弾。ガチな史料を参考に忍者表現する企画です。
RX-零丸を「陰と陽」「静と動」のテーマで、計2体作ってみました。
この1体目は動的な零丸で「忍者の記号を極力使わずに」忍者の表現を試みています。
部分塗装仕上げですが、白いパーツはKPS製なためか通常プラよりツヤが抑えられているように感じ、ツヤ調整は黒いパーツのみ。
スミ入れは一部以外していません。メカとして見ると不自然かもしれませんが、忍者として考えると機密情報の塊ですから、情報量を増やしてしまうのは危険に感じます。せずとも光で自然な陰影が付きますので。

名の由来は【大日(如来)+陽忍+零丸】
陽忍とは「姿を現して堂々と術を仕掛ける忍者」を指します。とはいえ「忍者だと知られてはいけない」大前提があるため、忍の姿をさせていません。忍者と分かるような直接的な名前も避けています。
リアル形態をオミットし、陽の要素を強調。この陽丸は機動性特化の設定で構成。

大日の名を借りた理由は、この陽忍こそが陰忍(姿を隠す。一般的なイメージ)よりも重要とされる説がある事と、光り輝く者として幾つかの共通点を感じたため。話が逸れるので割愛します。

忍者の設定が重視なので、強力になるほど素の攻撃力は下がります。元の零丸と比較し、陽忍設定では約5~7割の強さを見込んでいます(対となる陰忍の設定だと更に低下)。比例させてしまうと強すぎる&忍者とバレてしまう可能性あるため、このような設定にしました。

素の状態・正面顔に眼帯(LGBB殺駆頭)を接着し、大日如来の梵字をあしらった以外は特に変更点ありません。梵字は水転写デカール。眼帯は隠密頑駄無と同じく、センサーとして機能します。フレームはCSそのまま。眼帯の梵字は陽術の増幅効果があります。ここでの陽術とは本来の意味と全く違った意味で用いました。同じにしなかった(史実と合わせなかった)のは、多くの矛盾が生じるため。
素の状態・正面
顔に眼帯(LGBB殺駆頭)を接着し、大日如来の梵字をあしらった以外は特に変更点ありません。
梵字は水転写デカール。眼帯は隠密頑駄無と同じく、センサーとして機能します。フレームはCSそのまま。

眼帯の梵字は陽術の増幅効果があります。
ここでの陽術とは本来の意味と全く違った意味で用いました。同じにしなかった(史実と合わせなかった)のは、多くの矛盾が生じるため。
背面筆塗りですがマスキングは全くしていません。とある理由により一部パーツが無いため、CSフレームのままでもリアル形態にはなれません。
背面
筆塗りですがマスキングは全くしていません。
とある理由により一部パーツが無いため、CSフレームのままでもリアル形態にはなれません。
ほぼフル装備状態。武装類は下記の通りですが、決まった装備は特に無く必要に応じて携行します。■ライフル2種:後述■水蜘蛛x2:後述■鎖分銅:SDターンエー+プラアクト忍で構成。攻撃目的ではなく態勢崩しや攪乱に使用■三連ファンネル:ビルダーズパーツのMSファンネル01外見はファンネルそのままですが、実際には手投げ弾。中は火薬・状態異常各種など様々で、色による識別なし(色を分けると敵に知られる危険性あり)■通信遮断子機:Ez-SRのシャドウファントム装備効果は元のと同じですが、中身を上記ファンネルのような効果に変えたりします(任務に応じて変更)。形状は元のに比べて若干小型化させました。
ほぼフル装備状態。武装類は下記の通りですが、決まった装備は特に無く必要に応じて携行します。

■ライフル2種:後述
■水蜘蛛x2:後述
■鎖分銅:SDターンエー+プラアクト忍で構成。攻撃目的ではなく態勢崩しや攪乱に使用

■三連ファンネル:ビルダーズパーツのMSファンネル01
外見はファンネルそのままですが、実際には手投げ弾。中は火薬・状態異常各種など様々で、色による識別なし(色を分けると敵に知られる危険性あり)

■通信遮断子機:Ez-SRのシャドウファントム装備
効果は元のと同じですが、中身を上記ファンネルのような効果に変えたりします(任務に応じて変更)。
形状は元のに比べて若干小型化させました。
背面もちろんこんな重装備で機動力が維持されるわけないので、あくまで「(現段階で想定している装備を)全て積んだ場合」です。使うかもしれない装備は持たず「確実に使う」物のみを任務毎に選択。それ以外は現場で材料調達し武器自作する事も。両腕の水蜘蛛は3つの用途「対ビームコート・投擲・滞空」で、バーニアと併用する事で一定時間の自力飛行可。忍者にはあまり空を飛んでほしくないので、こういう措置に。もちろん宇宙進出は全く想定していません。四方には刃(銀塗装)があり、ブーメランのように投擲可能。
背面
もちろんこんな重装備で機動力が維持されるわけないので、あくまで「(現段階で想定している装備を)全て積んだ場合」です。使うかもしれない装備は持たず「確実に使う」物のみを任務毎に選択。それ以外は現場で材料調達し武器自作する事も。

両腕の水蜘蛛は3つの用途「対ビームコート・投擲・滞空」で、バーニアと併用する事で一定時間の自力飛行可。忍者にはあまり空を飛んでほしくないので、こういう措置に。もちろん宇宙進出は全く想定していません。四方には刃(銀塗装)があり、ブーメランのように投擲可能。
ライフルは2種。零丸の標準装備品がベース種子島雷威銃は実弾属性で、2体目の零丸と装備を共有します。そのため地味な配色に。火薬だけでなく特殊弾も発射。銃は隠密行動には不向きですが、それ以外であれば関係ありません。ハイテク世界ですから積極的に使わないと不利になりそう。馬具那式タネガシマはビーム属性。先端にティエレンのカーボンネット射出装置を追加。左右には1mm開口し、迎撃用バルカンを追加。後部にはセンサー追加。【増長天】の梵字により性能強化され、バリア貫通効果付与(威力はベースより低下)この銃には他に秘密が2つあります。
ライフルは2種。零丸の標準装備品がベース

種子島雷威銃は実弾属性で、2体目の零丸と装備を共有します。そのため地味な配色に。火薬だけでなく特殊弾も発射。銃は隠密行動には不向きですが、それ以外であれば関係ありません。ハイテク世界ですから積極的に使わないと不利になりそう。

馬具那式タネガシマはビーム属性。先端にティエレンのカーボンネット射出装置を追加。左右には1mm開口し、迎撃用バルカンを追加。後部にはセンサー追加。
【増長天】の梵字により性能強化され、バリア貫通効果付与(威力はベースより低下)

この銃には他に秘密が2つあります。
センサーは隠し武器「戦輪」。チャクラムとも言います。これ自体にも特徴があり、自律兵器でもあります。具体的には「中央のセンサーで敵の攻撃を先読みで避け、接敵するとビーム刃を発振」PS装甲で弾けると思っても接近後に発振するので不意打ち効果あり。左の目線は、SDBFスターウイニングガンダムより拝借。余白を黒でぬりつぶしました。
センサーは隠し武器「戦輪」。チャクラムとも言います。
これ自体にも特徴があり、自律兵器でもあります。具体的には「中央のセンサーで敵の攻撃を先読みで避け、接敵するとビーム刃を発振」
PS装甲で弾けると思っても接近後に発振するので不意打ち効果あり。

左の目線は、SDBFスターウイニングガンダムより拝借。余白を黒でぬりつぶしました。
刀2本の内、赤い刀を銃口に差すと形態変化。火炎放射器になります。見た目は成型色のまま赤ですが、実際にはより高温な青い炎(陽術による色覚変化であり、肉眼では不可視)が放たれます。この変化はブラックライトに反応する塗料を混ぜてます。戦輪やこの武器だけでなく、殆どの武器には「外見と異なる効果」を付与させており、それを便宜上「陽術」としています(※実際の陽術とは大きく異なります)要約するなら、この陽丸は「油断と意表を突く戦術」を取る忍者です。外見ではなく内面的な忍者を映した姿。例えば刀2本の内1本はこの馬具那式銃口にあるように赤い刀身。ただ赤いだけ実体剣属性なのでPS装甲に弾かれます。馬具那式との併用で芯棒となり、陽術で状態変化する仕組み。もう1本の刀は腰にあり銀色をした普通の刀ですが、実際には特殊格闘扱いで対物理防御を無視(正確には威力減衰や貫通)します。通常の刀でわざとPS装甲に弾かれ、相手に生じた僅かな油断に付け入り特殊格闘で追撃。
刀2本の内、赤い刀を銃口に差すと形態変化。火炎放射器になります。
見た目は成型色のまま赤ですが、実際にはより高温な青い炎(陽術による色覚変化であり、肉眼では不可視)が放たれます。この変化はブラックライトに反応する塗料を混ぜてます。

戦輪やこの武器だけでなく、殆どの武器には「外見と異なる効果」を付与させており、それを便宜上「陽術」としています(※実際の陽術とは大きく異なります)

要約するなら、この陽丸は「油断と意表を突く戦術」を取る忍者です。外見ではなく内面的な忍者を映した姿。
例えば刀2本の内1本はこの馬具那式銃口にあるように赤い刀身。ただ赤いだけ実体剣属性なのでPS装甲に弾かれます。馬具那式との併用で芯棒となり、陽術で状態変化する仕組み。もう1本の刀は腰にあり銀色をした普通の刀ですが、実際には特殊格闘扱いで対物理防御を無視(正確には威力減衰や貫通)します。
通常の刀でわざとPS装甲に弾かれ、相手に生じた僅かな油断に付け入り特殊格闘で追撃。
切り札最大稼動状態になり、一定時間機動力が更に増大。陽術によりバックパックにバーニアが2基追加(背面の二穴に出現するためオプション装備は使えなくなる)。更に質量のある残像を発生させ、全ての残像を敵センサーに表示させます。ただしEN消費量が非常に多く、短期決戦または逃走用の手段。鎖帷子モールドは、発光だけでなく発熱も兼ねるようになります。この色の変化はブラックライトによるもので、武器の幾つかにもこの塗料(ガイアノーツ EX蛍光クリアー)を使用。 この塗料を使った表現は全て「陽術による」設定があり、実際の青い輝きは不可視(赤の発光が強くなる)。陽丸は陽忍であると共に「光の象徴」としています。そのためステルスシステムは搭載なし。一般的な忍者MSは「先読みによる高速攻撃&回避」が戦術と思われますが、陽丸は「近距離戦のみ後読み」戦術を使います。中・遠距離では先読みで回避しつつ接近戦のリーチに持ち込みます。ただし近付きすぎると相手の本体内蔵装備(頭部バルカンなど)による回避不能な手を打たれるため、そのリーチから離れて格闘戦を誘発。その際に敵の格闘が空振りすれば一瞬の硬直時間が発生します。忍者は動体視力にも優れますので、初手が速い居合斬りでなければ回避も難しくありません。斬撃を回避し硬直や油断が生まれた隙を突いたカウンター戦法で、不意打ちなクリティカル効果も見込めます。攻撃してこなければ無駄な消費が無くなるだけなので、積極的に誘発を狙います。
切り札
最大稼動状態になり、一定時間機動力が更に増大。陽術によりバックパックにバーニアが2基追加(背面の二穴に出現するためオプション装備は使えなくなる)。
更に質量のある残像を発生させ、全ての残像を敵センサーに表示させます。ただしEN消費量が非常に多く、短期決戦または逃走用の手段。

鎖帷子モールドは、発光だけでなく発熱も兼ねるようになります。この色の変化はブラックライトによるもので、武器の幾つかにもこの塗料(ガイアノーツ EX蛍光クリアー)を使用。
この塗料を使った表現は全て「陽術による」設定があり、実際の青い輝きは不可視(赤の発光が強くなる)。
陽丸は陽忍であると共に「光の象徴」としています。そのためステルスシステムは搭載なし。


一般的な忍者MSは「先読みによる高速攻撃&回避」が戦術と思われますが、陽丸は「近距離戦のみ後読み」戦術を使います。中・遠距離では先読みで回避しつつ接近戦のリーチに持ち込みます。ただし近付きすぎると相手の本体内蔵装備(頭部バルカンなど)による回避不能な手を打たれるため、そのリーチから離れて格闘戦を誘発。
その際に敵の格闘が空振りすれば一瞬の硬直時間が発生します。忍者は動体視力にも優れますので、初手が速い居合斬りでなければ回避も難しくありません。斬撃を回避し硬直や油断が生まれた隙を突いたカウンター戦法で、不意打ちなクリティカル効果も見込めます。攻撃してこなければ無駄な消費が無くなるだけなので、積極的に誘発を狙います。
零丸の基本装備の内、線より右側の物は使っていません。写っていない八鳥の爪も右に該当。
零丸の基本装備の内、線より右側の物は使っていません。写っていない八鳥の爪も右に該当。
リアルモードをオミットしているので、馬具那式も若干加工。後部の尾を切断し、手持ちの干渉を無くしています。前方のカーボンネット射出装置はポン付け出来ましたが、塗装後は何故か外れ易くなったので接着しました。
リアルモードをオミットしているので、馬具那式も若干加工。
後部の尾を切断し、手持ちの干渉を無くしています。前方のカーボンネット射出装置はポン付け出来ましたが、塗装後は何故か外れ易くなったので接着しました。
戦輪はHGカバカーリーのビームリングと、ミニ四駆の13mmボールベアリングローラー。驚くほど内径がピッタリ合いました。対空用の投擲目的だけでなく忍者の隠し持つ道具(ネジ・ナット)と組み合わせ、対地用の独楽としても運用可能。
戦輪はHGカバカーリーのビームリングと、ミニ四駆の13mmボールベアリングローラー。
驚くほど内径がピッタリ合いました。
対空用の投擲目的だけでなく忍者の隠し持つ道具(ネジ・ナット)と組み合わせ、対地用の独楽としても運用可能。
取り付けは機首の後部をボールベアリングの内径に合わせて削りました。付属するアレ(名前忘れた。スペーサー?)で接続穴を隠せますが、固定できないためポロポロ落ちます。この武器自体がとても重く、リアルモードでないと保持は難しいです。SD状態の片手でも持てる事は持てますが、すぐに肘関節が負けます。戦輪だけでも結構重い。
取り付けは機首の後部をボールベアリングの内径に合わせて削りました。付属するアレ(名前忘れた。スペーサー?)で接続穴を隠せますが、固定できないためポロポロ落ちます。
この武器自体がとても重く、リアルモードでないと保持は難しいです。SD状態の片手でも持てる事は持てますが、すぐに肘関節が負けます。戦輪だけでも結構重い。
派手な外見に対し、リアルモードの顔は暗色。外見は忍者要素ゼロでも忍者である事を象徴付けています。ダイバーズコン参加目的もあって省略も多くなってしまい、申し訳ありません。設定自体はかなり深く練り込んであります。外見が忍者ではないのであまりピンと来ない方も多いと思われます。しかしこういった表現もありかなと思いました。勝つ為ではなく「勝ち易い時に勝つ」スタイル。敵前逃亡も普通にします。外見に忍者っぽさが無くても、全く忍ぶ気の無い配色であろうとも、世間一般的な忍者イメージからは忍んでいる意味では十分に忍者してるかなーと。外見に反映しないのであれば、大半の機体は後付でも可能なものの、本格的な忍者MSを目指すならやはり事前の設定練り込みは必要だと感じました。陽・動の忍者と来れば、次作の零丸は陰・静の忍者イメージで構成・・・したつもりです。
派手な外見に対し、リアルモードの顔は暗色。外見は忍者要素ゼロでも忍者である事を象徴付けています。

ダイバーズコン参加目的もあって省略も多くなってしまい、申し訳ありません。設定自体はかなり深く練り込んであります。外見が忍者ではないのであまりピンと来ない方も多いと思われます。しかしこういった表現もありかなと思いました。勝つ為ではなく「勝ち易い時に勝つ」スタイル。敵前逃亡も普通にします。

外見に忍者っぽさが無くても、全く忍ぶ気の無い配色であろうとも、世間一般的な忍者イメージからは忍んでいる意味では十分に忍者してるかなーと。
外見に反映しないのであれば、大半の機体は後付でも可能なものの、本格的な忍者MSを目指すならやはり事前の設定練り込みは必要だと感じました。

陽・動の忍者と来れば、次作の零丸は陰・静の忍者イメージで構成・・・したつもりです。

忍道と云ふは姿形のみならず、人心の油断に忍び込む事と見つけたり。

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土霧或

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