HGミキシングガンキャノン

ドアンに登場したので、オリジン版を組み込んだガンキャノンについては完成形が示されたのですが、個人的な好みを優先したパーツセレクトにしました。
ガンタンクが宇宙を飛ぶより、劇場版の乗り換え解釈の方が好みなので、ガンタンクと並べる=陸戦を意識した兵装、塗装にしています。

装備一式です。
重い上に歩行移動のガンキャノンはキャタピラ移動のガンタンクより遅そうですが、呆れるほど硬いので、下手に動かず足を止めての狙撃が効率良いのでは？と考えました。
ジオン垂涎のビームライフルは大気中では減衰するとの事なので、収束率を上げるためバレル延長、肩付けする為にストックを追加、射撃姿勢のバランスを見てグリップを後退、その分寂しくなった下部を埋める為にグレネードランチャーを増設しました。

長いライフルは取り回しが悪いので、近接戦用のサブウェポンに初期型のサプマシンガンも携行。

キャノンはディテール、説得力共に優れた初期型を選択。キットには1門しか付属しませんが、以前作成したミキシングではリバイブ版キャノン砲を選択したので、2門揃えられました。

スナイパーライフルを持ったからには膝立ちの狙撃姿勢は最重要ポーズ。
ストックを肩につけて構えられるようグリップ位置を修正し、手首の可動域も気持ち広げて自然な構えに。
制作前は脚部可動域を調整する気満々だったのですが、無改造で完璧な膝立ちができたので、下半身は腰部フロントアーマーを左右分割稼働にしただけです。

初期型のシールドは使用しないつもりだったのですが、足を止めての狙撃中にボディを守るのにちょうど良いサイズなので、採用しました。

ガンタンクと同じお手製スモークディスチャージャーで共通感をアピール。
宇宙に上がると無用になるので、バックパックに仕込んだ磁石での固定としました。

追加したグレネードランチャーが1発では寂しいので、HGではハメ殺しの脚部ハンドグレネードラックを開口、予備弾を詰めました。

全装備に磁石を仕込んだので、腕、腰、バックパックの各所にマウントできます。
背面にマウントして手ぶらに出来るのが、密かにお気に入りです。

折角なのでガンタンクと。
スナイパーライフルはストックを持たせると長さが強調されてカッコ良いですが、実際にこんな重心の端持ったら怒られそうです。

初期型のバックパックにはバーニアが無いので、宇宙に上がっても活躍できるようバーニアを追加しました。
足裏もバーニア含めキッチリ塗り分けたのですが、陸戦ウェザリングなので汚いですね😅

見下しポーズで決め！
アオリで見ると首が埋まる感じが重MS感あってお気に入りです😆

制作工程です。
未塗装だとほぼ初期型なのがよく分かります。
リバイブ版からは頭の一部、胸部ダクト、肩、手、腰サイドアーマー、スリッパ、ビームライフルを使用。
グリップ位置調整や脚部グレネードラックはこの時点では想定してませんでした。

リバイブ版のまん丸頭はイメージから遠いので、頭部も初期型がベースです。
耳のアンテナは削り落とし、ひさしと、アンテナ基部をリバイブから移植しました。
隙間はこの後光硬化パテで埋めました。

初期型の腰サイドアーマーはシンプルな長方形で寂しいので、リバイブから移植。
形が噛み合わないので、初期型側を形状変更。
地味な改修ですが、凸凹の噛み合わせ構造が自分好みです。

ビームライフルの改修前後です。
バレルをカットし、3mmプラ棒に置き換えて1cm程度延長。
後部の石突き？をカットしてシステムウェポンセットの伸縮するストックを接着。
グリップを切り落として3mm後退、グレネードもウェポンセットから。
スコープにサイトレンズを塗装して埋め込みました。

グレネードラックは初期型からは切り落とし、リバイブ版のフタを少し削ってサイズ合わせ。
プラ棒で軸を追加、開閉固定は磁石です。

バーニア基部は穴を開けてプラパイプを接着。
適当なバーニアにボールジョイントを接着し差し込んだので、グリグリ角度変更できます。

スモークディスチャージャーはガンタンクと同様にプラ棒、プラ板で自作しました。

胸のダクトは下側から面に沿ってタガネを寝かせ、上に掘り進める形でフィンを擬似形成。
写真は向かって右側だけ掘ってます。
簡単に完成度が上がるのでオススメです！

あとは前腕を段落ちディテール部で切り離し、ハンドパーツの基部を埋め込んだのですが、写真撮るの忘れてました。

頭部、肩、各武器の合わせ目を消し、エアブラシで全塗装。
今回はサフはあまり使わず、下地黒からのグラデ塗装です。武器類、肩、スリッパはメカサフスーパーヘビーをベースに調色。
写真のベース塗装後にクリアブラック、クリアオレンジでエッジに煤感を追加。
カーキ系を調色して下方から吹き上げて砂っぽくウェザリングしました。
トップコートはツヤ消し。武器類、肩、スリッパは半ツヤ仕上げです。

以上、長文にお付き合い頂けた方、ありがとうございました。

この写真にガンダムが肩を並べる姿が楽しみでなりませんが、自作は水星コンにチャレンジする予定です。