EDM-GA-0X ガンダム・ルブリス(改修型)

EDM-GA-0X ガンダム・ルブリス(改修型)

宇宙議会連合傘下の工作機関が「XGF-01 ガンダム・ルブリス量産試作モデル」をベースに開発したGUND-ARMの1機。「スペーシアン資本の統治区域やフロントを標的としたサボタージュ(破壊工作)」を目的に開発されており 「EDM-GB ガンヴォルヴァ」複数機で構成された部隊を単機運用する事で、高度な遊撃戦を最小人員で実行可能な機体として完成した。搭乗者は¨地球の魔女¨と呼ばれる、名も知れぬアーシアンの少女。

活動時間の短縮と引き換えに高い平均出力を誇る戦闘特化型「EDM-GA-01 ガンダム・ルブリス・ウル」「EDM-GA-02 ガンダム・ルブリス・ソーン」とは異なり、遊撃戦仕様の本機は 安定性や継戦能力を重視した改修が施されている。外装の大部分は原型機との互換性を維持している。これは、クィン・ハーバー近郊のハンガーに格納されている「XGF-01」を予備パーツとして使用可能である事を示しており、整備性にも優れる。

母機である本機から遠隔操作されるMS型GUNDビット。所謂、無人兵機である。本機と同様に「XGF-01」をベースに開発された。 本機には6機が配備されており、複数機の同時操作が可能である。武装は「ビームカービン」「ビームサーベル」を装備している。

ここで言う、遊撃戦とは劣性側(アーシアン)が優勢側(スペーシアン)への無差別(人間、施設、MSを問わない)なサボタージュ(破壊活動)を行う事による統治妨害を目的としたゲリラ戦という意味合いが強く、小ない人数で最大の被害をもたらす事に重点を置いている。無人機である「EDM-GB」が撃墜されても、こちらの人的損害は一切皆無であり、予備機を投入する事で反復的なサボタージュを継続可能だ。尤も、本機が撃墜されたとしても、アーシアンの少女が1人¨消える¨だけであり、人的損害は最小であると言える。

「EDM-GA-0X」の武装は「ビームシステムライフル」「ビームサーベル」「フェーズドアレイキャノン」「擲弾投射システム」を装備する。 ビーム兵器はいずれも出力に制限を設けない¨実戦仕様¨で運用され¨破壊をもたらす蒼白き閃光¨を放つ。

主兵装「ビームシステムライフル」はビーム集束率、発射間隔を操作可能なモード切替機能を持つ可変式ビームライフルである。「EDM-GB」を前衛としたポジショニングを多用する本機においては、後衛からの直接火力支援用途で、専らLSW(分隊支援火器)として運用される。

前述の通り、LSWとしての使用頻度が高い「ビームシステムライフル」では射撃持続能力を高めた大型弾倉を標準装備としているが「EDM-GB」の装備する「ビームカービン」の使用弾倉と互換性があり、相互共有が可能である。本機のサイドアーマーに「ビームカービン」用の予備弾倉が携行されているのはそのためであり、弾倉に互換性を持たせる事で、部隊内での武装稼働率を高めている。

背部には迫撃砲としての機能も兼ねた「擲弾投射システム」を装備している。様々な擲弾が使用可能であり、高い威力を期待できるものの、他の火砲に比べ、命中精度の低い火砲とされている擲弾投射砲(グレネードランチャー)だが、 本機では複数機の「EDM-GB」のメインカメラを弾道計算に用いる事で¨正確¨な間接照準を実現している。

背部に搭載された「フェーズドアレイキャノン」は指向性の高い大出力のビームキャノンを発射する。 GUNDフォーマットと連動して直感的な範囲攻撃も行える。

パーメットスコア3以上の発動により「フェーズドアレイキャノン」のユニットが展開。 GUNDフォーマットを介した「EDM-GB」の操作・制御機能がアンロックされる。本機では背部のフレキシブルアームを用いて「EDM-GB」とのGUNDフォーマットの送受信に最適な位置にマウントされる。これにより「EDM-GB」の遠隔操作に関しては「EDM-GA-01」や「EDM-GA-02」を上回るレスポンスを誇る。

一般的に有人機動兵器は搭乗者の人体へのG(高加速度)の影響を考慮せねばならず、その機動には制限が存在する。 一方で無人兵器は、Gの制限を受けずにマシンスペックを十全に活かした急激な挙動が可能である。

無人兵器でありながらMS(ヒト)型の「EDM-GB」はGを克服した無人兵器の利点に加えて、 MSとしての汎用性、GUNDフォーマット由来の有機的な挙動と直感的な操作性を兼ね備えた兵器と言える。

運用目的と機体の特性上、常にパーメットスコア3以上を維持しなければならず、搭乗者の受けるデータストームの負荷は計り知れない。2人の¨地球の魔女¨がそうであったように、本機の依り代たる¨地球の魔女¨も¨暴力マシーン¨に乗り続ける限り、遠からず死の運命にある。

本機の機体名称と形式番号は¨仮称¨であり、開発段階では現在とは異なる機体名称と形式番号で呼称されていた。それらの変更理由は定かではないが 「EDM-GB」との関連性や機体の運用目的、配色までもが、当時の機体名称に由来していたとされる。

「ガンダム・ルブリス・ウル」や「ガンダム・ルブリス・ソーン」は「ガンダム・ルブリス量産試作モデル」をベースに開発されており、それら2機の機体特性及び搭乗者のキャラクター設定は機体名称の一部に含まれるルーン文字に由来しているという設定を持ちます。これらの設定を踏まえて「ガンダム・ルブリス」のオリジナル派生機をカスタムビルドをしました。ルーン文字には意味、色、キーワード等があり、本作品では第4のルーンに由来した特性を持ちます。それらの設定に基づいて開発系譜図を作成しています。

感想・まとめ

2ヶ月ぶりの投稿となってしまいました。

水星の魔女は様々なデザインラインの機体が登場していますが、その中でも特にミリタリー色の強い機体群、オックスアース社が開発した¨地球の魔女¨の二人が駆る「ルブリス・ウル」や「ルブリス・ソーン」に連なる機体を「ガンダム・ルブリス」をベースに制作しました。「ガンヴォルヴァ」も同時に制作しましたが、最新のガンプラは簡単に組み立てられるので、2機同時でも楽しく作れました。お題企画「悪役機」にも参加させていただきます。この作品の制作過程やイメージクリップをまとめた動画をYouTubeに投稿しています。このページをご覧になった方でも、お楽しみ頂ける内容となっておりますので是非、ご覧ください！

MSVD〔MS空想部門〕GUNPLA CUSTOMBUILD & FANFICTION GUNDAM - YouTube

最後までご覧くださりありがとうございました！