ジムⅡ

私は夢でも見てるのか？
宙賊と侮った訳ではないがいい様に遊ばれ10分程前まではこれでもかと真っ赤な警告表示の数でパネルが埋まり覚悟をしたが

2つの輝点が自機のセンサー範囲に侵入して来たかと思えば瞬く間に6つの連続爆発。敵性の輝点が消えた。

呆気に取られていると「オイ、生きてるか？」と通信がどう見てもバズーカ装備の普通のGMⅡだ

我に返り「あ、あぁ･･･助かったよ。ありがとう。しかし、アンタら何者だ？２人だけなのか？」

バズーカ装備のGMⅡパイロットは再び
「まず1つ目の質問だがただの通りすがりでたまたま救援信号に気づいた友軍だ。２つ目はご覧の通り他に誰かいるか？」と

「いや、因みにどこの部隊だ？」

GMⅡは更に「第346特殊機甲強襲だい･･･ゲフんゲフん･･･大隊だ」

「346th S•A•A•Bか･･･
通称アサルト•ワイバーンズ･･･」
私は納得し呟いていた

指揮官機であろうか？ワイバーンとはかけ離れた妖精とハートのマークが右肩に描かれたガンダムタイプでパネル表示にはMk-Ⅱと出ているパイロットが答える。

「あぁ、通称ではそう呼ばれてるな。とりあえず貴官を母艦か原隊までご一緒する。マートンは後ろを頼む」

「了解」

マートンと呼ばれたGMⅡは私を挟む形で後方に着き私に自己紹介をした

「マートン•ドナルズだ。M•Dと呼ばれてる。そっちは隊長さんのアーヴィンだ。さ、安全な内に行くぞ」