ザクⅡ アフリカ戦線仕様

久々のガンプラです。私事ではありますが、色々ありまして今年からフィリピンのマニラ勤務となりました。

赴任当初は「せっかくなのだから、その土地でしか出来ない外向きな趣味を見つけよう」と張り切っていましたが、結局ムダに高い食事や酒、女、またカジノといった全くもって不健全極まりない生活が定着しつつあり、「これじゃアカン。」ということでプラモを解禁したわけです。

しかし、いざ解禁といっても日本とはだいぶ環境が異なります。まず第一にキットの方はと言いますと、これは問題ないなと感じました。大型モールのおもちゃ屋にはガンプラコーナーが大抵あります。品揃えは良くはないですが、逆に日本では品切れになっていそうなキットが買えます。

次は道具ですが、これも手に入ります。しかしモールではなく個人経営の専門店でしか扱いっていません。またタミヤの道具しか置いてません。これは私の想像なのですが、タミヤの工場がセブ島にあることで勢力的にバンダイ他より強いのではないでしょうか。実際キットにおいても専門店にはタミヤしか置いてません。

塗料についてですが、これも道具同様タミヤしか置いてません。おもしろい点としては、エナメル塗料が無いです。全く置いてない。あとやたらポリカーボネート用スプレーが充実していました。これについてはRCの需要が高いのが原因だと思います。キットの品揃えにしても、タミヤ 2 : RC 7 : ミニ四駆 1 といった具合でRCが過半を占めていました。

こんな状況なので今回のザクはタミヤのラッカー缶塗装にしました。

あともう一つ「日本と違うな〜」と感じたのはファレホについてです。上記のタミヤしかないというのはあくまで模型店での話です。プラモ用途以外も含めた「塗料・画材専門店」に行くとファレホをメチャクチャ置いてます。さらに日本より少し安い。(タミヤは1瓶600円くらいします)今回のザクではハゲチョロにファレホを使いましたが、次回からは本格的にファレホをメインに据えて作っていくことになりそうです。

長々と書き連ねましたが、総括すると「マニラでもプラモは作れる」という事です。

しかしとりあえずヨドバシ行けば良かった日本の環境の便利さを実感しますね。

リバイブザクは安彦設定画のテイストに寄せたキットだと思います。したがって今回はそれに更に寄り添う形を目指しました。

先ず形状変更など

・前腕部、脚部の合わせ目

・肘関節の内側の出っ張りをフラットに

・脚部モールド&腰部接続穴の消去

・モノアイスリットを中央に向かって拡張

・ザクマシンガン銃床の形状変更

合わせ目、特に目立つ前腕部については少し文句を言いたいですね。もう少し何とかならなかったんですかねアレは。私はヒジのパーツを切り離して後ハメ加工しました。また前腕の別パーツになっている部分は接着しちゃいました。必要ですかアレ？劇中のやわらかザクに寄り添おうとした結果なのは理解できますが、隙間が出来て単純にカッコ悪いと私は感じました。

脚部のモールド(合わせ目誤魔化しモールド)も消しました。腿や脹脛のモールドはキットのテーマから浮いていると考えました。

次に塗装について

メイン色:

・タミヤTSダークイエロー

・タミヤTSレッドブラウン

靴底&コクピット部など

・タミヤTSマットブラック

ザクマシンガン

・タミヤTSジャーマングレイ

なぜアフリカ戦線カラーなのか？というと手に入るのがそのくらいだったからです。

次にウェザリング塗料

・ファレホメカカラー　ライトグリーン

・ファレホメカカラー　オリーブグリーン

・ファレホメカカラー　ダークルストウォッシュ

ハゲチョロに使いました。グリーンの下地がハゲて錆びている。といった感じを目指しました。

デカールは手に入らなかったです…

モノアイについて

今回最も苦労した点です。

日本ならヨドバシに行ってHアイズやらを買えば良いわけです。

色々探して回りました。結果見つけたのが写真のビーズ？です。手芸店で見つけました。小物をデコレーションするのに使うものなようですね。コイツの良い点としては、先ず第一にサイズ、時点で素材です。プラスチックじゃなくてスポンジ的なスチロールで出来てるんです。球形の物の形を整えていくのって結構大変です。その点これはスチロールなのでデザインナイフで簡単に加工できるんですね。あと色も良い。淡いピンクがピッタリでした。

ザクマシンガンのスコープにも使いました。

スチロールなので多少径が合わなくても押し込めば入ります。

以上です。やっぱりプラモは楽しいですね。