S型と呼ばれる指揮官用のハイエンド機。外見上は通常機の頭部にブレードアンテナを追加した程度であるが、推力や運動性などは1.3倍の能力をもつとされる。パイロットに合わせた塗装の変更が可能で、シャアの搭乗機は赤系統に塗られている[100]。
シールド
右肩部に大型の複合装甲盾を備える[30]。漫画『MSV-R 虹霓のシン・マツナガ』第3巻ではこれについて、前面投影面積がもっとも少なくなる最適な攻撃姿勢(ザク・マシンガンを構えた宇宙での突撃姿勢)をとった場合、シールドの角が前にくる形となり、防御面積が最大になると同時に傾斜装甲を形成し、跳弾による被害の軽減を目的としているとされ、対艦攻撃の際に有効であったことが実証されていることが、エリオット・レム少佐(当時)をはじめとする登場人物の台詞で説明されている。
スパイクアーマー
肩部に装備。MS-05が開発された時点で対抗兵器の開発の可能性が示唆され、採用された格闘戦用の装備[42]。
ザク・マシンガン
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ザクが使用するMS用マシンガンの総称[53][注 12]。通称はザク・マシンガン[54]であるが、ライフルと表記した資料も見られる[注 14]。接近戦用の装備とも称され、単発と連射の切り替えが可能[55]。弾薬は主に薬室上部の円盤型弾倉(パンマガジン。ただし、設定上の呼称は「ドラムマガジン」)から供給される[56][注 15]。状況に応じて破壊力を重視した榴弾や徹甲榴弾を使用する[57]。
『ポケットの中の戦争 フィルムブック 2巻』によると[53]、当初は従来式の大砲に発射スイッチを仕掛けた単純な物を想定していたが、重量や反動での損傷、宇宙空間での姿勢制御など多数の問題点から方針を変更。続いて1G下で400-500m/秒程度で曲射弾道の射撃を行うことを目指したが、MSが戦艦に肉薄できると判明したことで初速への要求値が100m/秒に引き下げられる。さらに断続的な射撃より連射が有効と判断され、低反動低初速で榴弾を連射するというコンセプトで開発が進行した。作動機構はガス圧式や反動利用式などが挙がっていたが、最終的に電気作動式が採用されている。
ザク・バズーカ
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元々対艦用に開発された[78]、口径280mm[59](型式番号:H&L-SB25K/280mmA-P[79])、または240mm[80]の、バズーカである。最初のテレビシリーズ劇中での対艦戦闘における核兵器発射の明確な描写はないが、ムック『ガンダムセンチュリー』では、時限作動にセットした核弾頭で戦艦を一撃で沈めた、とあり、連邦軍の戦艦もまた核ミサイルで対抗していたとも記されている。ただし映像作品『MS IGLOO -1年戦争秘録-』のルウム戦役では、核バズーカや核弾頭の使用描写はなく、通常弾頭であった。南極条約の締結後は核兵器の使用ができなくなり威力が落ちたため、さまざまな改良型が開発されることとなる。ザクII以外のMSでは、ヅダ、『0083』第4話のドム・トローペン、オッゴ(モビルポッド)などがザク・バズーカを装備している。
装弾数は単発説と5発説[80]がある。劇中ではバズーカへ再装填する描写はないが、連射する描写はあった。『機動戦士ガンダム MS IGLOO 2 重力戦線』第2話に登場したエルマー・スネル大尉の陸戦型ザクIIは、左の腰アーマーに筒状の予備弾収納ケースをぶらさげている。劇中に装填シーンはないが、スネル大尉は1回の戦闘で弾倉無しのザク・バズーカを6発以上発射した。『第08MS小隊』では、5発入りバナナ型弾倉式のバズーカも登場した(第2話など)。砲尾には、バーニー式無反動砲のような4本の分散式ガス噴出ノズルが設けられている。
シャア少佐は対ガンダム戦でもザク・バズーカを用い、大気圏突入直前の戦闘ではガンダムの盾を貫通する威力を見せる(テレビ版第5話)。ア・バオア・クーでは、本武装による攻撃でガンキャノンが膝から下を吹き飛ばされる。
ヒート・ホーク
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→詳細は「ヒートホーク」を参照
刃の部分に高熱を発生させる事で敵を切り裂く兵装[55][注 21]。ザクI用ヒート・ホーク(型式番号:HEAT HAWK Type3)の発展型[84][注 22]。F型やJ型に装備されたものをHEAT HAWK Type5とする資料も見られる[54]。実体刃がないビーム・サーベルと刃を打ち合わせ、鍔迫り合いすることが可能だった[注 23]。この原理については諸説があるが、IH説「刃の加熱に電磁誘導を用いているため、周囲に強力な磁場が発生している。そのためビームを磁力で封じ込めているビーム・サーベルとは反発しあう」というものが有力となっている[84][注 24]。刃は4、5回の戦闘で駄目になってしまう使い捨て兵器である[87]。
テレビ版作中では第4話でシャアが使用し、名称はテレビ版第5話で言及される[注 25]。作中ではグフやヅダも装備している姿が見られる[注 26]。ルナチタニウム製のガンダムのシールドを叩き割り[注 27]、ガンダムNT-1を大破させる描写も見られた。第10話のザクが使用した動力パイプのないタイプや、両刃にした「ヒートトマホーク」など、生産形態は明確ではない。
![シールド右肩部に大型の複合装甲盾を備える[30]。漫画『MSV-R 虹霓のシン・マツナガ』第3巻ではこれについて、前面投影面積がもっとも少なくなる最適な攻撃姿勢(ザク・マシンガンを構えた宇宙での突撃姿勢)をとった場合、シールドの角が前にくる形となり、防御面積が最大になると同時に傾斜装甲を形成し、跳弾による被害の軽減を目的としているとされ、対艦攻撃の際に有効であったことが実証されていることが、エリオット・レム少佐(当時)をはじめとする登場人物の台詞で説明されている。](https://gumpla.jp/wp-content/uploads/2025/12/1000030796-768x1024.jpg)
![スパイクアーマー肩部に装備。MS-05が開発された時点で対抗兵器の開発の可能性が示唆され、採用された格闘戦用の装備[42]。](https://gumpla.jp/wp-content/uploads/2025/12/1000030797-768x1024.jpg)
![ザク・マシンガン編集ザクが使用するMS用マシンガンの総称[53][注 12]。通称はザク・マシンガン[54]であるが、ライフルと表記した資料も見られる[注 14]。接近戦用の装備とも称され、単発と連射の切り替えが可能[55]。弾薬は主に薬室上部の円盤型弾倉(パンマガジン。ただし、設定上の呼称は「ドラムマガジン」)から供給される[56][注 15]。状況に応じて破壊力を重視した榴弾や徹甲榴弾を使用する[57]。『ポケットの中の戦争 フィルムブック 2巻』によると[53]、当初は従来式の大砲に発射スイッチを仕掛けた単純な物を想定していたが、重量や反動での損傷、宇宙空間での姿勢制御など多数の問題点から方針を変更。続いて1G下で400-500m/秒程度で曲射弾道の射撃を行うことを目指したが、MSが戦艦に肉薄できると判明したことで初速への要求値が100m/秒に引き下げられる。さらに断続的な射撃より連射が有効と判断され、低反動低初速で榴弾を連射するというコンセプトで開発が進行した。作動機構はガス圧式や反動利用式などが挙がっていたが、最終的に電気作動式が採用されている。](https://gumpla.jp/wp-content/uploads/2025/12/1000030819-768x1024.jpg)
![ザク・バズーカ編集元々対艦用に開発された[78]、口径280mm[59](型式番号:H&L-SB25K/280mmA-P[79])、または240mm[80]の、バズーカである。最初のテレビシリーズ劇中での対艦戦闘における核兵器発射の明確な描写はないが、ムック『ガンダムセンチュリー』では、時限作動にセットした核弾頭で戦艦を一撃で沈めた、とあり、連邦軍の戦艦もまた核ミサイルで対抗していたとも記されている。ただし映像作品『MS IGLOO -1年戦争秘録-』のルウム戦役では、核バズーカや核弾頭の使用描写はなく、通常弾頭であった。南極条約の締結後は核兵器の使用ができなくなり威力が落ちたため、さまざまな改良型が開発されることとなる。ザクII以外のMSでは、ヅダ、『0083』第4話のドム・トローペン、オッゴ(モビルポッド)などがザク・バズーカを装備している。装弾数は単発説と5発説[80]がある。劇中ではバズーカへ再装填する描写はないが、連射する描写はあった。『機動戦士ガンダム MS IGLOO 2 重力戦線』第2話に登場したエルマー・スネル大尉の陸戦型ザクIIは、左の腰アーマーに筒状の予備弾収納ケースをぶらさげている。劇中に装填シーンはないが、スネル大尉は1回の戦闘で弾倉無しのザク・バズーカを6発以上発射した。『第08MS小隊』では、5発入りバナナ型弾倉式のバズーカも登場した(第2話など)。砲尾には、バーニー式無反動砲のような4本の分散式ガス噴出ノズルが設けられている。シャア少佐は対ガンダム戦でもザク・バズーカを用い、大気圏突入直前の戦闘ではガンダムの盾を貫通する威力を見せる(テレビ版第5話)。ア・バオア・クーでは、本武装による攻撃でガンキャノンが膝から下を吹き飛ばされる。](https://gumpla.jp/wp-content/uploads/2025/12/1000030820-768x1024.jpg)
![ヒート・ホーク編集→詳細は「ヒートホーク」を参照刃の部分に高熱を発生させる事で敵を切り裂く兵装[55][注 21]。ザクI用ヒート・ホーク(型式番号:HEAT HAWK Type3)の発展型[84][注 22]。F型やJ型に装備されたものをHEAT HAWK Type5とする資料も見られる[54]。実体刃がないビーム・サーベルと刃を打ち合わせ、鍔迫り合いすることが可能だった[注 23]。この原理については諸説があるが、IH説「刃の加熱に電磁誘導を用いているため、周囲に強力な磁場が発生している。そのためビームを磁力で封じ込めているビーム・サーベルとは反発しあう」というものが有力となっている[84][注 24]。刃は4、5回の戦闘で駄目になってしまう使い捨て兵器である[87]。テレビ版作中では第4話でシャアが使用し、名称はテレビ版第5話で言及される[注 25]。作中ではグフやヅダも装備している姿が見られる[注 26]。ルナチタニウム製のガンダムのシールドを叩き割り[注 27]、ガンダムNT-1を大破させる描写も見られた。第10話のザクが使用した動力パイプのないタイプや、両刃にした「ヒートトマホーク」など、生産形態は明確ではない。](https://gumpla.jp/wp-content/uploads/2025/12/1000030821-768x1024.jpg)



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