フルアーマー・ギャン試作型

マ・クベ大佐は作戦を延期し、自分用カスタム機ギャンの装甲を大幅に向上させた。

その頃、第６０３技術試験隊ではー

マイ技術中尉「何ですか！この壺の様な形態は！？こ‥これではギャンの機動性を生かした戦闘、いや白兵戦専用機どころかコンセプトを無視し、全てを台無しにしています。理解に苦しみます。」

シャハト技術本部長「うむ。私も理解するには難しいところだが、マ・クベ大佐きっての申し出だ。」

マイ技術中尉「骨董品マニアのマ・クベ大佐が！？…ん？ほく、ほくえい？イーネイロ‥..これは？」

シャハト技術本部長「北宋波イーネイロ。「ほくそう」と読むのだ。

それはマ・クベ大佐が最も重要視している武装だそうだ。約10キロメートルの範囲内に衝撃波を発し、心地の良い音ゴホンッ…「良い音色だろ？」が響き渡るというものだ。」

マイ「良い音色？その効力はいかなるものなのでしょう？」

シャハト技術本部長「うむ、マイ中尉、それを確かめるのが君の仕事だ。先ほど機動性について述べていたが、この機体はドム同様、ホバー・ユニットが搭載されており、地表面効果により滑るように移動することができる。またギャン特有の伸縮可動ブーストも完全に封じられているわけではない。見ての通り、腕だけだが、高出力ビームサーベルによるフェンシングのような素早い突きは問題なく使えるようだ。」

マイ技術中尉「そこまでして、このギャンにこだわる必要性はあるのでしょうか？量産化が確定されたゲルググでいいのでは…。」

シャハト技術本部長「私もそう思うが、このギャンしかりフルアーマー・ギャンはマ・クベ大佐の魂そのモノ。また何か思い入れの強い物を模したという話だ。よろしく頼むよマイ中尉。」

マイ技術中尉「はぁ…。」

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今回の作品は８割スクラッチです。

使用キットは、HGUC　1/144　ギャン（ヘッド、右腕、大型ビームサーベル）

特に工夫したところは、北宋の壺の龍頭です。

どうしても腕にハメたくて、エポキシパテや石粘土などで作ろうとしましたが上手く行かず、プラ板で地道に組み上げることにしました。

そして、かなり集中力を注いだところは、北宋の壺の模様です。

マッキー一発描きだったので、息を止めながら、ひとマスひとマス丁寧に。

2025.12.31  23:02   びわ

純白の珍品で参戦！白組頑張れ！