ローグ・グレイズ(オリジナル設定多め)

【…これは、とある人物の手記に遺された一文である……】

マクギリス・ファリド事件後、ギャラルホルンは弱体化し、ラスタル・エリオンの手により民主制へと変わり、火星連合とヒューマンデブリ廃止条約を締結し、平和な世界を築こうと時代は進んでいた。
その反面、条約前に生まれたヒューマンデブリや少年らを使った商業への対応には遅れが見えてた。それに伴い、各部、各コロニーで独立化を行っていた組織に居る兵士には安住の地を迎える事はまだ先だった。

MSやモビルワーカーの需要は消えること無く、更に民間軍事会社が幾つか存在していた為、武力衝突も数少なく無かった。
幾つかのMSの外装やフレームを組み合わせて1つのMSと化したミキシング機体も存在し、数ある民間軍事会社で確認された一つが「ローグ・グレイズ」となる

数ある機体のフレームや外装を継ぎ接ぎで取り付けている為、原型は判断しにくい。使用者の好みに合わせて作られたモノだろう。MS同士の戦闘になると、【如何に、パイロットを仕留めるか】これが重要になってくる。その為だろうか、この機体には近接戦闘用の装備が多く見られる。


MSのフレームを切り裂く為のナイフ型武器を主に使うものと見受けられる。

左腕部には異質なフレームが見受けられる。右碗部とは異なり、クローアームの様な状態だ。手首から先に、フレームを変えた痕跡がある。元は、ギャラルホルンから資料として提供された【グレイズフレーム】に近い。


また、左脚部も、フレームが変わっているモノと思われる。部品の一つ一つにはギャラルホルン製と記録されているが…この繋がりは何を示すのだろう。

また、左腕部(これをクローアームと呼称する)には先端が変形し、ドリル上の武器として使用が可能となる。返り血の様な風貌………機体の性能の高さを示すと共に、残虐性を示すものとなる。

背部には、蛇の尾の様な武器を装備している。武装を機体正面に向けている際の背部への攻撃。これに対する兵装と見る。しかし、これらの武装を同時に使うとなると、パイロットへの負担は増えるだろう。乗りこなすには、正に、機体と一心同体になる必要があるのではないか？そうなると、この機体は、阿頼耶識システムの使用を前提としてるのでは無いのか………？

射撃用の武装も搭載されてある。鉤爪の様な形をしているが、パイロットを確実に仕留めるが故の武器なのだろう。作業用のアンカーケーブルの様な武装も確認出来たが、詳細は不明である。







この機体の詳細を纏めると共に、原型の機体が不明だと言ったが、個人で調べる事にした。ギャラルホルンと繋がりがある部品。しかし、阿頼耶識を想定するのなら、ギャラルホルンが扱うとは思えない。それに……胸元のユニット、ガンダム・フレームに類似してる部分が多い。

この事から、私は、エイハブ・リアクターの固有周波数を調べた。あらゆる手を使って………そして…知ってしまったのだ。この機体…グレイズの顔をしているが、中身は違った。マクギリス事件で消えた筈の………ガンダム・フレーム・グシオn…………





(手記はここで途絶えている)

如何でしたか？設定は結構オリジナルになってしまいました…長くなってしまい申し訳ありません………ちなみに機体名の「ローグ」は「ならず者」を意味しています。

今後も気が向いたらマイペースに製作していくつもりなので(あくまで【つもり】だから何時失踪してもおかしくない)、その時はよろしくお願いいたします！！！


長くなりましたが、ご覧頂きありがとうございました！！！