BD BATTLOGUE-師弟対決-

キャプテン・ジオンはゴッドガンダムを駆り、パルヴィーズのウイングゼロを超級覇王電影弾で撃破する。しかし……

「ムッ！」

「ウゥゥゥオォォォォォ！！」

「「「カザミん！」」」

デスティニーガンダムを操るカザミが強襲をかける！

「はァッ！！」

アロンダイトを振り降ろすも、白羽取りで受け止められ、破壊される。

「ハッ！」

「うぉぁっ！」

ビームシールドを展開しゴッドガンダムの蹴りを受け止めようとするも吹き飛ばされてしまう。

『か、カザミさんのデスティにーガンダムと！キャプテン・ジオンさんのごっどガンダムの対決！』

『もしかしてこれは……師弟対決なのではっ！？』

「愚直だなカザミ君！背後から虚を突けば倒せたかもしれないものを！」

「そんな…そんな戦い方じゃあ―――」

「いつか越えたい師匠に失礼っす！！」

「！ 私を師匠と……」

「カザミッ！」

「師匠ッ！」

「カザミッ！！」

「師匠ッ！！」

「カザミィィィッ！！」
「師匠ォォォッ！！」

「だが敢えて、弟子とは呼ぶまい……君は己の力と知恵で仲間と共に這い上がった」

「これからも、君は君だけの道を往くのだッ！」

「応よ！」

「ゴッド・フィンガァ――――！！」

「パルマフィオキーナァ――――！！」

「「ウォォォォォォォォォォッ！！！！」」

両者の掌が激突し、その余波が周囲を包み込む。

「「ハハハハハハハ！！」」＼ｼｼｮｰ!／＼ｶｻﾞﾐｰ／

視界が晴れて、見えた光景は――――夕日をバックに握手を交わしながら笑う二人だった。フレディのジャッジが下される。

『両機、共にダメージ大！試合続行不可能につき、ドローです！』

『バトルのはずなのに、仲良くなっちゃいましたねぇ…』