ティエレンチンティン(铁人蜻蜓)

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 ティエレンチンティン(铁人蜻蜓)は人類革新連盟が対ゲリラ戦を想定してティエレン地上型を改修した機体だ。世界は大まかに三分割されてはいるが、その領土内でも紛争、内戦が勃発し続けているのが現状である。本機は主に市街地戦を想定された改修が施されている。

 近年ではゲリラ勢力も裏ルートで入手した旧式のMSを使用することが珍しくないが、市街地での運用は移動が制限され、せいぜい堅牢な「固定砲台」としての役割しか果たせない。しかし「固定砲台」だろうがMSはMSだ。歩兵や装甲車、戦車で太刀打ち出来る相手ではない。そうすると必然的にMSによる攻略が必要となってくる。しかし地の利は向こうにあり、最悪の場合ゲリラにMSが鹵獲されてしまうことも想定されるだろう。

 本機はそうした市街地戦を想定し、バックパックにティルトローター式VTOLシステムを搭載することで上空からの奇襲を可能にしている。武装は天候に左右されない赤外線カメラを備えた75mmガトリング機関砲を搭載しており、弾薬は第3世代HV弾を使用。そしてティエレン本来の堅牢な装甲はSAMや対空機銃程度では歯が立たず、安全圏からの制圧が可能となるのである。

 主にゲリラ制圧に運用された本機だが、CBの介入により5機中4機が大破、メンテナンス中で作戦に参加できなかった1機のみが現存している。








蜻蜓は中国語でトンボの意味です。ホバリングするので…

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