グレイズ・ニュートラル

機操兵 グレイズ・ニュートラル

元聖王国技師、サラトガ・クレイが使用する操兵。ベースの操兵を脚部を中心に、本人の戦闘スタイルに合わせて改修した物。

汎用性が高く、機体には他の兵装を取り付ける為の接続部が多数ある。

又、追加の魔導炉として魔導炉を二つ搭載する予定だったが、偶然にも魔導炉の波長が一致した為出力が予定よりもかなり上がっている。が、魔導炉は一般機の物なのでそこまで高出力という訳では無い。

グレイズ・ニュートラルの頭部にはクレイが考案した仕組みが搭載されている。

通常の視界から、内部の特殊視界に切り替えることでより遠くを見ることが出来る。しかし、魔力をより必要とするのでこの視界を使うと操兵を動かすことは困難になる。

クレイは中距離の狙撃時に使用するが、魔導銃本体にも操兵の頭部を小型化した機構を搭載しているため、魔導炉二機分の出力でも動くことは難しい。

接近戦になると、クレイは魔導銃を捨ててバックパックに装備されている大剣と左腕に装備している盾を使い魔獣を仕留める。

膝には風のルーンを用いた加速機構付きの装甲が装備されていて、追加された魔導炉に直結した加速装置と同時に発動させることで大きな推力を得た刺突を繰り出すことが出来る。

大剣と盾をも捨て、完全に近距離に特化した形態。腰の二振りの短剣は硬質金属製で、未だに欠けたことは無いと言う。

クレイは一人魔獣の間を駆け抜け、彼らの肉、或いは骨ごと断ち切って行く。