イラスト風塗装（アニメ塗り）メイキングとかHowToとか

イラスト風塗装、アニメ塗りの初心者向けっぽいメイキング！
やってる人も増えてきてるし需要はあるだろうと信じて…
作例として旧HGUC陸戦型ガンダムを使います。貰ったジャンクで右耳パーツないしペンチか何かのキズだらけです。陸ガンらしい？ｗ
合わせ目消しも何もしてません。

まず必要なのは資料！これがないと完成はムリと言っても過言ではありません。超重要なので必ず用意しましょう。
影付きの資料としてはカラー設定画が参考資料として使いやすいです。
今回は設定画を参考に…というか影の形を丸写しします。
後ろは考えません。見せなければ無問題(^q^)

キットの成型色と用意した設定画の色が違うので、ここ(http://seesaawiki.jp/nuriesozai/ )のサイトから持ってきた線画をペイントツールで成型色っぽく塗り直し、設定画の影のパターンを見ながら影も塗りました。
説明用にここまでやってますが、これ位やっとくと後の塗りが格段に楽です。

今回使う道具はコレ！
アクリルガッシュ、筆、ウェットパレット（簡単に自作できます。作り方はググってね）、プロッキー、ミリペン、水性つや消しトップコート。
他に水で薄めたマジックリンを修正用に使うと思います。

準備が出来たらおもむろに全身に水性つや消しをオラッと浴びせます。
乾燥後、アクリルガッシュで色の足りてない部分を部分塗装。

ついでにアーマー裏も黒で塗っちゃいます。まあここまでは普通に塗るのと変わらないですね。
絵具使ってますが塗料でも構いません。慣れてる方で。

ここから本番！資料の設定画を見ながら影を入れていきます。
影色を作るのが難しいと思うんですが、ベース色から少し黒と、若干青や紫を混ぜておくと影色っぽくなる気がします。

影の境界はガタガタよりもキレイな直線・曲線を描くようにすると、アニメ塗りっぽさが出ると思います。

設定画を見ながら一通り影を塗りました。
アクリルガッシュはツルツルのプラ地よりザラザラのマット地の方が塗った時に弾かれにくいです。なので最初につや消しを吹いたのでした。
またはみ出してもマジックリンを綿棒に含ませて拭き取れます。これは水性アクリルでも使えるテク。

いよいよ山場！エッジに線を入れていきます。
イメージ画のように、エッジはマーカーの腹等をつかってなぞり、逆エッジはミリペンで書き込む感じで全てのエッジに線を描いていきます。

で、実際に腕にエッジ線を入れました。
どうでしょう？かなり雰囲気変わったと思いませんか？

で、根気強く全身にエッジ線を入れていくとこうなりました。こうなると前とは別物ですね！
線はよれてもプラ地の上ならマジックリンで拭き取ってやり直せるので恐れずいきましょう！
塗装の上でよれてしまったら塗り直しましょう…
ディテールの多い機体は根性で頑張りましょう(^q^)

ホントは入れるつもりなかったですが、オマケで面相筆でハイライト線を入れてみました。
ハイライトは真っ白でなく、ベース色に白を加えたくらいにするとベース色と馴染みます。
でもこの細線を面相筆で書くのは難易度高いかもしれないので、難しいと思ったら白の色鉛筆でもいいかも…

仕上げにつや消しを全体に吹いて完成です！
多少前後しましたが流れとしては基本塗装→影色塗装→ハイライト→エッジ線→つや消しとなります。
設定画の影丸写しでもこんな感じに仕上がります！
こちらは部屋照明でフラッシュ撮影、TOP写真はフォトラを使って撮ってみました。

今回はイラスト風塗装導入編的な感じで陰影は丸写しで全く考慮しませんでしたが、光源と陰影について、後ろの塗りも考える等もう１ランク上の話はまとめてくださったこちらをご覧ください。
https://twitter.com/i/moments/935438658861088768

ここまで見てくださってありがとうございました(^ω^)