デジラマストーリー「怯懦」 is ガンダムF91

―本編より抜粋―

機体の機動チェックを行いながらも、全天周囲モニターに映る偽装したデナン・ゾンに眼を向ける。

「…冗談じゃない あの無茶な命令もそうだが…アイツがテストパイロット…？！ 有り得ない…！」

独り言の様に吐き捨てる。

崇高な貴族主義を実現するためには気高い意志と崇高な目的が必要だ。

しかしそれはアイツには無い…もっと言えば、何故クロスボーンに入隊したのかが解らない程だった。

「どうせ、あのジレの野郎の選定だろうが…技術屋上がりに実弾試験なんぞ…正気じゃない…！」

奥歯を噛み締めながらも、そう吐き捨てると、自身の乗機であるダギ・イルスＬの動作チェックに戻った。

―本編より抜粋―

「アイツっ！ 何勝手に戦ってるんだ！ しかも、あんな素人集団にッ！」

そう言って右手でコンソールを殴った。

連邦機は見れば素人だと直ぐ解る動き…

まさに今の腐敗した連邦を表した存在…

それを是正するという大義が在るというのに、それをこんな些細なミスで無くす訳にはいかないのだ。

「ザビーネ中尉！ 自分はアイツを回収しに行きます！ もし、状況によっては…アイツの機体は撃墜しますが構いませんかっ？！」

機密保持のためとはいえ、その言葉には、既に"やる"と決めた決意が見て取れた。

監視モードの機体を移行するために手元のコンソールを弄っている最中、再びショートメッセージが届いた。

『今はまだ我々の存在が公になるのは問題だ それにスペック上は連邦機よりこちらの方が勝っている 監視を維持せよ 然る後、回収に迎え』

その文面に、苛立ちを覚える。

「！っ…！ そりゃあ…我々の様な訓練を積んでれば良いさ…！ アイツは素人なんだぞ…！」

そう言って、モニターのデナン・ゾンに眼を向けた。

この裏話(前回)👇

正面

右手側

右後部

左後部

作成中

これだと改修部分がよくわかりますな。

足裏

過去作👇