フルメカニクス フォビドゥン

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デトロイトに本拠を置くアズラエル財団傘下の国防連合企業体が[5]、初期GAT-Xシリーズのデータを基に開発した後期GAT-Xシリーズ3機の一つで、地球連合軍に所属する。GAT-X207 ブリッツと同系のX200番台フレームを採用した突撃・強襲用MS[3]。

ブリッツ同様、単独で敵地に侵入し味方の活路を開くことをコンセプトとする[3]。ブリッツでは隠密性によって電撃侵攻することを主眼としているが、そのミラージュコロイド・ステルスがPS装甲との併用ができない点と稼働時間を短くするデメリットを持っていたことから、フォビドゥンでは敵の攻撃を無効化することにより、電撃侵攻を行うアプローチがなされた[3]。実体弾を無力化するトランスフェイズ装甲と、ビームを屈折・偏向させる特殊兵装「ゲシュマイディッヒ・パンツァー」を装備する[3][注 1]。対ビーム特性にちなみ、フォビドゥン(「禁断」の意)の名を持つ[7]本機はその運用力を高めるべく、機体本体はシンプルな構成として高い運動性を保持しつつ[1]、兵装・大容量エネルギーパック・スラスターといった装備群をバックパックに集約する独自のコンセプトを持っている[1]。

ブリッツ同様、単独で敵地に侵入し味方の活路を開くことをコンセプトとする[3]。ブリッツでは隠密性によって電撃侵攻することを主眼としているが、そのミラージュコロイド・ステルスがPS装甲との併用ができない点と稼働時間を短くするデメリットを持っていたことから、フォビドゥンでは敵の攻撃を無効化することにより、電撃侵攻を行うアプローチがなされた[3]。実体弾を無力化するトランスフェイズ装甲と、ビームを屈折・偏向させる特殊兵装「ゲシュマイディッヒ・パンツァー」を装備する[3][注 1]。対ビーム特性にちなみ、フォビドゥン(「禁断」の意)の名を持つ[7]本機はその運用力を高めるべく、機体本体はシンプルな構成として高い運動性を保持しつつ[1]、兵装・大容量エネルギーパック・スラスターといった装備群をバックパックに集約する独自のコンセプトを持っている[1]。

バックパックを上半身に被ることで高速強襲形態となり、遠距離での装備が充実する同形態での機動力と防御力によって敵機に接近する。通常形態においては大鎌「ニーズヘグ」を用いた近距離戦で撃破する戦法を確立している[3][注 2]。強大な推進力を生み出すバックパックにより、大気圏内においても優れた航空能力を発揮する[4]。また、耐圧機能にも優れており、水中での行動も可能としている[1]。

バックパックを上半身に被ることで高速強襲形態となり、遠距離での装備が充実する同形態での機動力と防御力によって敵機に接近する。通常形態においては大鎌「ニーズヘグ」を用いた近距離戦で撃破する戦法を確立している[3][注 2]。強大な推進力を生み出すバックパックにより、大気圏内においても優れた航空能力を発揮する[4]。また、耐圧機能にも優れており、水中での行動も可能としている[1]。

武装誘導プラズマ砲「フレスベルグ」バックパック先端部に内蔵された高出力ビーム砲。ゲシュマイディッヒ・パンツァーの技術を応用したもので、エクツァーン砲身に設置された誘導装置の磁場干渉により、ビームの軌道を自在に偏向することができる[10][注 3][注 4]。「フレスベルグ」は北欧神話で伝えられる風を巻き起こす鷲の姿をした巨人「フレズベルク」に由来する。

武装
誘導プラズマ砲「フレスベルグ」


バックパック先端部に内蔵された高出力ビーム砲。ゲシュマイディッヒ・パンツァーの技術を応用したもので、エクツァーン砲身に設置された誘導装置の磁場干渉により、ビームの軌道を自在に偏向することができる[10][注 3][注 4]。「フレスベルグ」は北欧神話で伝えられる風を巻き起こす鷲の姿をした巨人「フレズベルク」に由来する。

重刎首鎌じゅうふんしゅれん「ニーズヘグ」格闘戦用の打突用スピア付き鎌[1]。その刀身にはグレイブヤードからもたらされた特殊精錬技術が用いられていると伝えられる[10]。実体兵器ゆえPS装甲には通用しない[4]。一方で、通常装甲への切れ味は鋭い[4]。オーブ海軍の護衛艦の艦橋を切り落とすことも可能としている[3]。「ニーズヘグ」は北欧神話で伝えられる世界樹ユグドラシルの根を噛む蛇の名「ニーズヘッグ」に由来する。

重刎首鎌じゅうふんしゅれん「ニーズヘグ」


格闘戦用の打突用スピア付き鎌[1]。その刀身にはグレイブヤードからもたらされた特殊精錬技術が用いられていると伝えられる[10]。実体兵器ゆえPS装甲には通用しない[4]。一方で、通常装甲への切れ味は鋭い[4]。オーブ海軍の護衛艦の艦橋を切り落とすことも可能としている[3]。「ニーズヘグ」は北欧神話で伝えられる世界樹ユグドラシルの根を噛む蛇の名「ニーズヘッグ」に由来する。

88mmレールガン「エクツァーン」バックパック両側に設置された可動式レールガン。「フレスベルグ」の弾道を曲げるための磁場発生器としての役割も持つ[10]。「エクツァーン」はドイツ語で「犬歯」の意。115mm機関砲「アルムフォイヤー」両腕内蔵の大口径機関砲。固定火器であるため、他の武装を保持したままでの使用が可能。PS装甲を搭載しないMS相手ならば撃破し得る威力を持っている[3]。「アルム」はドイツ語で「腕」、「フォイヤー」は、「火」の意。

88mmレールガン「エクツァーン」
バックパック両側に設置された可動式レールガン。「フレスベルグ」の弾道を曲げるための磁場発生器としての役割も持つ[10]。「エクツァーン」はドイツ語で「犬歯」の意。


115mm機関砲「アルムフォイヤー」
両腕内蔵の大口径機関砲。固定火器であるため、他の武装を保持したままでの使用が可能。PS装甲を搭載しないMS相手ならば撃破し得る威力を持っている[3]。「アルム」はドイツ語で「腕」、「フォイヤー」は、「火」の意。

75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」連合軍およびオーブ国防軍の戦艦、MSに標準装備される近接防御機関砲。主にミサイルなどの迎撃用として使われる[1]。ニーズヘグで対処できない間合いの敵に対する牽制としても機能するとした資料もみられる[3]。

75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
連合軍およびオーブ国防軍の戦艦、MSに標準装備される近接防御機関砲。主にミサイルなどの迎撃用として使われる[1]。ニーズヘグで対処できない間合いの敵に対する牽制としても機能するとした資料もみられる[3]。

エネルギー偏向装甲「ゲシュマイディッヒ・パンツァー」ブリッツの「ミラージュコロイド」の原理を応用した対ビーム防御システム。バックパック両側の可動装甲の表面に発生させた磁場でビームの粒子を歪曲させ、自機への命中を避ける[10]。また、使用の際にはミラージュコロイドのミストを周囲に噴霧しており、バックパックには散布したビーム偏向用のミラージュコロイドを制御する電波発生機能を持つとした資料もみられる[3]。あくまで対ビーム用なので実体兵器の歪曲はできない[注 5](パンツァー自体にはTP装甲が施されているため、シールドとして実体兵器を防御することは可能である[1])。また、本体への密着状態から放たれたビームを曲げることは原理的に不可能であるため、接近戦に対する効果は限定される。また、電力を多く消費するシステムとされる。稼働における電力は新型の大容量ジェネレーターによって賄われる[5]。『機動戦士ガンダムSEED』アニメーション第47話(リマスター版第45話)においては強襲形態のほか、通常形態でも使用する描写が見られた。続編「DESTINY」では、この技術を応用した軌道間全方位戦略砲レクイエムが建造されている。「ゲシュマイディッヒ」はドイツ語で「柔軟な」、「パンツァー」は「装甲」の意。

エネルギー偏向装甲「ゲシュマイディッヒ・パンツァー」
ブリッツの「ミラージュコロイド」の原理を応用した対ビーム防御システム。バックパック両側の可動装甲の表面に発生させた磁場でビームの粒子を歪曲させ、自機への命中を避ける[10]。また、使用の際にはミラージュコロイドのミストを周囲に噴霧しており、バックパックには散布したビーム偏向用のミラージュコロイドを制御する電波発生機能を持つとした資料もみられる[3]。あくまで対ビーム用なので実体兵器の歪曲はできない[注 5](パンツァー自体にはTP装甲が施されているため、シールドとして実体兵器を防御することは可能である[1])。また、本体への密着状態から放たれたビームを曲げることは原理的に不可能であるため、接近戦に対する効果は限定される。また、電力を多く消費するシステムとされる。

稼働における電力は新型の大容量ジェネレーターによって賄われる[5]。『機動戦士ガンダムSEED』アニメーション第47話(リマスター版第45話)においては強襲形態のほか、通常形態でも使用する描写が見られた。続編「DESTINY」では、この技術を応用した軌道間全方位戦略砲レクイエムが建造されている。「ゲシュマイディッヒ」はドイツ語で「柔軟な」、「パンツァー」は「装甲」の意。

劇中での活躍連合軍の強化パイロット「ブーステッドマン」のシャニ・アンドラスが搭乗する。同僚のオルガ・サブナックやクロト・ブエルが搭乗するカラミティ、レイダーと共に、オーブ解放作戦以降、ドミニオンに配備されて幾度と無くフリーダム、ジャスティスと互角の戦いを繰り広げた。ボアズ攻略戦では、フレスベルグの一撃で複数のジンやゲイツを撃墜する活躍を見せている。第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦において、デュエルとバスターの連携攻撃に立ち向かい、デュエルにフレスベルグを直撃させて撃破したかに見えたが、アサルトシュラウドをパージして機体本体の破損を免れたデュエルに接近され、二刀流のビームサーベルで両腕とエクツァーンを切断されたうえでコクピットを貫かれ、撃墜された。

劇中での活躍

連合軍の強化パイロット「ブーステッドマン」のシャニ・アンドラスが搭乗する。同僚のオルガ・サブナックやクロト・ブエルが搭乗するカラミティ、レイダーと共に、オーブ解放作戦以降、ドミニオンに配備されて幾度と無くフリーダム、ジャスティスと互角の戦いを繰り広げた。

ボアズ攻略戦では、フレスベルグの一撃で複数のジンやゲイツを撃墜する活躍を見せている。

第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦において、デュエルとバスターの連携攻撃に立ち向かい、デュエルにフレスベルグを直撃させて撃破したかに見えたが、アサルトシュラウドをパージして機体本体の破損を免れたデュエルに接近され、二刀流のビームサーベルで両腕とエクツァーンを切断されたうえでコクピットを貫かれ、撃墜された。

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