Athena Blanc アティーナ·ブラン　＜アーティファクト　パラスアテネ＞

• エゥーゴに対する共闘をハマーンに持ちかけた際、シロッコが手土産にアクシズに譲渡したパラス・アテネの2番機。

• 最終的にアクシズはどこにも組みすることはなかったが、もらったモビルスーツはしっかり活用することに。

• グリプス戦役も終盤の頃、アクシズ内軍部では、一部で大昔の騎士道精神が流行し始めていた。そのコンセプトから、一年戦争時のギャンをオマージュして改装されたのが、この”アティーナ·ブラン”である。

• 旧時代の中世と呼ばれるヨーロッパの甲冑をモチーフにした装飾でもあり、シールドもそうしたデザインに改められている。

• 剣についてはビームサーベル全盛期にもかかわらず、敢えてヒートサーベルが装備されているこだわりようだ。切断面の刃の部分だけ瞬時に電磁熱化され、効果的に物理的に対象を切断できる。作動時には刃の部分だけオレンジ色に発光する。

• この剣を主兵装とするため、当初装備されている二連ビームキャノンはショートバレル化し、剣を振るう取り回しの改善が図られている。

• 背面にマウントされた8本のミサイルは、ニュータイプでないパイロットの感応波でも操作できるファンネルミサイルとなっている。背面の大型バインダーはそのサイコミュ発信用の大型送信機も兼ねている。

• トレードオフとして、各ミサイルに搭載のサイコミュレシーバーは微弱な感応波をキャッチするために大型化せざるを得ず、結果として対艦ミサイルのようなサイズになっている。それ故、実用性については検証結果が出ていない。

• 戦艦の主砲レベルのメガ粒子砲や、ファンネルなどのMS 装備が一般化しつつあるこの時代に、剣を主兵装としたこの改装が有効なのかアクシズ内でも疑問視されていた、というのがもっぱらのウワサだ。

【ウラバナシ】

• 2024シーズンのアーティファクトは、改造のみならず可動化までトレンドになってしまったため、ついていきそびれたワタシは、色変イメチェンと、サイドストーリーのセミフルスクラッチ？やレトロおもちゃ路線といった、さらなるケモノミチにいそしむことに(笑)

• パラス・アテネは、大好きなマークIIやゼータのデザイナー藤田一己さんデザインしたらしいのだけれど、レコアが好きじゃないのと、劇中にさしたる活躍もなかったことと、このデザインでのマシンの特性がいまいちよくわからないのと、カラーリングに一貫性のないジュピトリスMSにイマイチ興味がわかないこととで、思い入れもなく、ノーマークでした。

• でも、アーティファクトのそれはなかなかにかっこよく、色変してロイヤルガード的なカラーリングとか似合うんじゃね？という落とし所に。あんまり改造しなくても、かなりイメチェンできそうだし(笑)いっそオーラバトラーにしてしまうのもありかもしれないですね。それはどなたかがいずれ？

• というわけで、騎士らしい盾を「大王」になられたトールギスさんからの譲ってもらい、ヒートサーベルと持ち手だけ自作のプチ改造をしました。なので大王とは仲良しです(笑)。

• うしろのバインダーはハッタリをかますため、逆さにして後ろに反らせています。バンシィノルンのタテガミみたいな感じですかね。フォーアーティストマーカーとミスターホビーマーカーがよい仕事をしてくれることの特性確認ができました。

• 目指したのはエレガントなパラス・アテネ。自分としてはイメージの実現には成功したと思いますが、いかんせんマスキングもほとんどぜずに24時間で作ったので、クオリティはあちゃー…です。アップ厳禁で雰囲気だけ一緒に楽しんでいただければ幸いです。