量産型サザビー　セビル・ナオエ少尉専用機　＜メカニカルバスト＞

1.    ネオ・ジオンの強化人間女性パイロット＝セビル・ナオエ少尉用にカスタマイズされた機体。

2.    父方の先祖は日系、母方の先祖はトルコ系で、セビルとは「愛された」との意味があるという。日本流でいえば「愛ちゃん」とでもいうのだろうか。

3.    ナナイ・ミゲルが所長を務めるニュータイプ研究所で育成された強化人間で、ギュネイの後輩にあたる。

4.        ギュネイよりサイコミュの感応力が劣るため、補助装備としてプレート（plate）アンテナが増設されていることが最大の特徴だ。

5.    父から「遠い先祖は有名なサムライ・ウォリアーだ」と聞かされており、強い興味とあこがれを抱いていた。

6.    今回ダイクン総帥による全ネオ・ジオンMSパイロットへの量産型サザビー支給にともない、先祖のサムライ・ウォリアーの鎧を模したカスタマイズを行った。

7.    ちなみにマスク部にあるヒゲはデコレーションではなく、アンテナである。プレートアンテナで増幅受信したサイコ・ウェーブが許容値を超えてしまうとセビルの精神に障害をおよぼす恐れがあり、その際にオーバーフローしたサイコ・ウェーブを放出するための「サイコ・ドレーン」なのだ。

8.    鎧のルックスにヒゲまでついているMSの外見から、会敵したパイロットはもれなくこのサザビーのパイロットが老人男性だと思い込むが、セビルはまだ17歳の未成年女性パイロットだ。

9.    しかし、ギュネイ・ガス准尉やハインリッヒ・カネダ曹長とともに行った量産型サザビー適用訓練では、最も早い機体への適応反応を見せた。

10.    あまりにも奇抜なルックスに一瞬ひるむ敵の動きを見逃さず、着実に敵を撃破する姿に、ダイクン総帥は満足げだった、というのがもっぱらのウワサだ。

11.    「愛」の文字を堂々と掲げていることとは裏腹に、鬼神のごとく次々に敵機を撃破するセビル・ナオエ少尉の量産型サザビーの姿に、ハインリッヒ・カネダ曹長は戦慄した。