SEEDDESTINY放映中〜最終回直後、2chではIFものが流行っており、その中で第二次ヤキン・ドゥーエ戦後にシンがキラやラクスに復讐を挑む「逆襲のシン・アスカ」と言うシリーズが投稿されていました。そこに寄稿された黒いデスティニーのイラストに惚れ込んではや20年。人生初の筆塗りとトップコートの練習として、RGデスティニーを当時のイラストと自分の妄想と合わせて好き勝手に改造してみました。以下、軽く妄想設定に触れつつ改造箇所を記していきます。
大前提として第二次ヤキン・ドゥーエ戦後にシンが身を寄せたレジスタンス組織は技術力に乏しく、最新技術を排除しつつ既存技術で強引に穴埋めを敢行した結果、シンの専用機としての特色が濃くなる一方、機動兵器としては極めて歪で扱いの難しいMSになっています。
機体色は上記のイラストを尊重して黒にしていますが、私の記憶ではFREEDOM放映前まではVPS装甲は黒が最も電力消費が低いという設定があったような覚えがあります。それを踏まえ、キットには特に手を加えてはいませんが核エンジンへの負荷を減らすためにVPS装甲への電力供給用にインパルスのバッテリーを移植し、さらに電力消費の少ない黒い装甲で運用している、という設定を生やしました。
両肩はフラッシュエッジ2を取り外してRGガンダムMk-IIの腰のAMSジョイントを組み込み、回転軸を仕込んでデスティニーのサイドスカートを移植しました。元々スラスター的な機能を持っていた節がありますが、レジスタンスが出力を強化して急接近・離脱・方向転換に利用可能な装備に仕上げた、という脳内設定です。イメージ的にはアーマードコア過去作のバックブースター、ターンブースター、マルチブースターを合体させたような感じです。
空いた両腰にはRGフォースシルエットの下部ウイングをボールジョイントごと移植する予定でしたが、強度と足の可動範囲に問題があったので急遽ビームサーベルを装着部ごとポン付けしました。レジスタンスの技術者はロストした場合の予備を含めて2基装備させましたが、シンは普段使い用として左腰の物を順手で、緊急時や超接近時の即応用に右腰の物を逆手で使っています。右手しかビームサーベルを握れないので、ビートたけし氏の座頭市のように状況によって使い分ける(狭い場所やほぼ密着した間合いでは順手抜きは向かない等)イメージです。
右腕の肘ブロックを軽く削って、フラッシュエッジ2を1基接着しています。ロストを恐れたレジスタンス技術者によって完全な近接格闘・防御用の装備として接合されており、ビームシールドのエネルギーラインと直結させて以前よりも高出力のビームソードが使えるようになっています。
パルマフィオキーナは手の甲部分をRGガンダムMk-IIから流用してシンプルな外見にしています。出力と収束率を調整して、ダガーLのビームカービン相当の扱いやすい武器になっており、頭部CIWSを除くと唯一の射撃武器となっています。
ある意味で一番の目玉である左腕は、HGアメインゴーストの左手ボールジョイントを切り飛ばし、デスティニーの手首ボールジョイントを移植しています。また前腕の両側面と肘側にコトブキヤのアフターパーツで冷却ダクトを取り付けました。近接格闘用クローと超高出力ビームエミッターの複合兵装としてレジスタンスが改造を施したもので、特にビームエミッターはビームシールドとパルマフィオキーナのエネルギーラインを直結させた事で、ヤタノカガミだろうとビームシールドだろうと問答無用で貫通する威力を有しています。ただし射程が5m程度と極端に短く、エネルギーラインへの過負荷と膨大な熱が発生するので、使用は1度の戦闘で1発のみとなっています。
制限を盛りに盛った切り札を内蔵する異形の腕、ロマン最優先で改造しました。
バックパックは見たまんま、シナンジュのバックパックを背中の外装と一部フレームごと移植して、カウルその他をデスティニーのウイング風に塗装しました。またC.E.のMSにプロペラントタンクは個人的には似合わないような気がしたので取り外し、代わりにジャンクパーツを利用して腰に付けられなかったフォースのウイングを接着しました。
ミラージュコロイド技術なんて当然レジスタンスには到底扱えない代物なので、同組織が開発した大型バックパックに換装した、という設定です。またその際にフォースシルエットのウイングをスタビライザー兼スラスターとして移設したものの、最高速度以外は元のウイング装備時より劣ってしまっているようです。
オマケで作ったオプション装備です。見たままですね。名無し砲にフォースシルエットとビームライフルのグリップ、シナンジュのプロペラントタンクを接着しました。
設定では高エネルギー長射程ビーム砲の折り畳み機構をオミットして内部構造をブラッシュアップしつつ強度を確保した1発きりの戦術兵器です。シルエット稼働用のエネルギータンクとビーム発射用のエネルギータンクが併設されていて、出撃後に敵艦や敵陣に1発ブチ込んでから放棄されますが、自動帰還プログラムで飛翔して自陣に帰還します。
なお、どう頑張ってもケツのシルエットがデカ過ぎて構えられないので、妄想を形にしただけのガチのオマケです。
トップコートが一部カブリを起こしてしまいましたが、初塗装初トップコートにしては上手く行ったのではないか、と思っています(思い込もうとしています)。
約20年も心に刻み込まれた機体なので、難しい部分や悩んだ部分もありましたが、最初から最後まで楽しく改造作業が出来ました。
当記事を最後まで見て下さった方々と、あの黒いデスティニーを描いた絵師様へ、最大級の感謝を。
人生2度目のミキシング、人生初の塗装
コメント
コメントをして応援しよう
コメントにはログインが必要です
昭和に生まれ幼稚園生の頃からガンプラ素組一筋だったオッサンが、令和の世に改造とやらに挑戦してみます。
ガンダムMk-II少女
数十年間素組みばかりでしたが、ふと思い立ち、30MSのイルシ…