とあるサイドのとあるバンチ…
連邦軍開発基地の秘匿されたエリアで、量産型計画の一端が行われていた。
「なんだ、この機体…」テストパイロットとして呼ばれたが、見せられた極秘資料にはなかったものが目の前にあった。
「確か、ガンダムだよな?」だが資料とは一致しない部分が多い。
「コイツはジムだ。いや、ジムダムだな」後ろからの声に振り向くと、そこにはいかにも開発者らしいツナギに白衣を羽織った男が居た。
「ジム、ダム?」
「そう、開発コードはGMでジムだが、コイツは基本ガンダムと同じ構成でできている…」
そこからは、なんだか分からない専門用語の羅列で、自分にはさっぱりだった。観て回りながら説明を受けていたが、いつの間にかコックピットに座らされている。
『さぁ、行ってみようか!』
「なんでだよ!?」
「なんだ、この感覚は?」動き出して第一印象は異質だった。人型のタンクやキャノンは経験済みだが、明らかにスペックが違う。
「出力には余裕があるな。だが、少し重たいかんじが、ある?」動作確認で少し動き回る。
『あぁ今回は、最大積載と装甲の削減のバランスをテーマにしてるから』
「おい? 初乗りなんだが!?」なんとなく、ここの常識を理解した気がする。
操作パネルで状態と装備を確認したときだ。
「あっ! 出力が高いのは、コイツがあるからか…」右手に実弾マシンガン腰にバズーカ、これだけならば大した出力はいらないだろう。だがシールドの裏に、ビームライフルとビームサーベルが装備されていた。
『まだガンダムと同スペックみたいなものだからなー 上手く立ち回れば戦艦も落とせるよ』
「だろうけどなっ!!」資料どうりなら戦艦の主砲並みの出力のライフルだ。こんな代物は量産機には装備できるはずもないだろう。
この機体を、量産型のベースとなるようにマイナーダウンさせるのが、ここのプロジェクトだ。他の所でも、同時進行で量産型開発は進んでいる。おそらく最終的には、全て統合されたものが量産型として生産されるのだろう。
自分がその量産型に乗るかは、今は不明だ…
「何でこんな所に俺はいるんだぁ!!」…予告?
今回は場面変化がないですね。雰囲気をお楽しみください♪( ´▽`)
次回は思いついたらです(^o^)/
コメント
コメントをして応援しよう
コメントにはログインが必要です
ストーリーが非常に良く出来ていて、思わず夢中になって読んでしまいました・・・。
ベテランらしいテストパイロットと、いかにもマッドサイエンティストな感じの開発者の掛け合いがとてもリアルに感じます。
ラストシーンまでの間に何があったのか、想像を掻き立てられますね。
次回作、楽しみにしています。
続けてください!!!!
ありがとうございます(・ω・)ノ
RG量産型化計画(笑)から始まっているので、ガンダムのようなジムでプロトのようでプロトでないですね〜
もとがガンダムでありますから、規格外なのは確かです(*´▽`*)
プロトタイプガンダムのような、リアルタイプガンダムのような、カラーがいいですね。
ジム・ダム、だんだん見慣れてきました、動きが軽快そうなジムですね(gandam-hand2)
気まぐれモデラーです。
素組から改造まで、未塗装から全塗装までと気分次第で幅広くやってます♪
百式 ロールアウトver アクシズ所属
ロールアウトされた百式が特殊コーティングを施される前、秘密裏…
RX-78-2 ガンダム ハッチオープン
ディティール追加にハッチオープン加工、墨入れと一部筆塗りです…
シャア、邪魔だな。
私に言うな、アムロ!!
MSN-00100 百式
メッキにディティールを彫るのはおすすめできないですね。(誰が…