【SDWヒーローズ】 タコ

【大凧】
ムシャワールドの伝統的な忍者が使用する長距離航行用サブ・フライト・システム。
長大な航続距離と隠密性能に優れ、諜報活動や敵地の破壊工作、高高度からの奇襲戦法に用いられる。

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SDWヒーローズより忍者用フライトユニットを製作しました。
アニメ第20話の冒頭で約10秒程度映っただけの存在ではありますが、外洋航海中のベンジャミン船長の海賊船の上空から才蔵ガンダムデルタカイ＆ダークマスク忍者の集団が大量のタコで飛来したシーンは大変印象的な描写でした。

おそらく出港から数日間は大海原を進んでいる海賊船に対し、忍者各自のタコで直接奇襲攻撃を仕掛けている事から、かなり長大な航続距離を誇る高性能タコかもしれない可能性があります。

福岡νガンダムベースおみやげ品のνガンダム用ブースターベッドをそのままの形状で活用し、カラーリング変更と接続周りの微調整、ディスプレイスタンドの用意だけのお手軽で作りました。
素材キットの都合上、正方形に近いアニメ登場デザインよりも少々縦長で大きめのサイズにはなりましたが、制作期間2日間でそれなりの雰囲気で原作再現して遊べたのでとても楽しかったです。

接続規格は三国創傑伝・ヒーローズのトリニティバイクや軍馬と同様に、お尻のリアパーツを外して股下の3mm穴にくっ付ける形で安定的に接続出来ます。
創傑伝・ヒーローズキットならほぼ全員が凧上げ可能な構造になっているかと思います。

忍者特有の大凧文化は、江戸時代中期に大凧を用いて尾張国名古屋城の金の鯱を盗んだという柿木金助の伝説を皮切りに、江戸時代以降の創作作品上で忍者集団の奇術の一つとして好んで描写されたもので、実在の忍びが飛行に用いたという事は無く空想上の産物ではありますが、古来より軍事用の狼煙代わりや攪乱・陽動に用いられた凧上げ技術は諜報工作を担った忍びとの親和性が高く、広く一般的にイメージ定着したものと考えられます。

信長エピオン率いるダークマスク忍軍がパイレーツワールドの至宝・ハロを狙ってベンジャミン船長らを襲撃する、という脚本展開において、凧で来た！という深い忍者理解に満ち溢れた細かな描写には個人的に大変感銘を受け、今回リスペクト再現させて頂きました。

以上、閲覧頂きありがとうございました。