厄祭戦時に製造されたガンダム・フレームの1機。当時の技術をもってしても、エイハブ・リアクターを2基搭載し、高出力で並列稼働させる事は非常に困難であったため、ガンダム・フレームを採用した機体は72機のみがロールアウトされた。その72機すべてに個体名が登録されており、バルバトスはガンダムの名を冠する希少なMSの1機となる。名称の「バルバトス」はソロモン72柱の第8位に位置する悪魔の名であり、30の軍団を率いる狩人の姿をした公爵とされる。
同フレームの機体の中でもバルバトスは汎用性を重視した調整がされており、各種兵装への換装を行う事であらゆる環境に適応出来る可能性を秘めていた。高出力、高機動によるパイロットへの高い負荷は、リアクター内で真空素子が相転移した際に発生するエイハブ粒子を用いたイナーシャルコントロールで軽減される[1]。
厄祭戦から約300年後、マルバ・アーケイによって火星の砂漠で発見され、エイハブ・リアクターが稼働状態にあった事から、長くCGS本部施設の動力源として活用されていたが、ギャラルホルンの襲撃時に三日月・オーガスが乗り込み、以後鉄華団の旗印としてその力を振るった。当初は肩の装甲などが失われていたが、その後改修を重ねるごとに様々な形状の装甲が取り付けられ、随時改修が加えられていった。
武装・必殺攻撃
太刀
歳星のファクトリーで製造された刀剣型の武器。軽量で扱いやすく、斬撃に加え、装甲の隙間を刺突する際にも使用された。その斬れ味は、MSのフレームを両断出来る程であるが、三日月は太刀の特性を理解しておらず、扱い方を理解するまでに時間がかかった為、主に予備兵装として携行されることが多かった。
当初は刀身のみの状態で使用されていたが、その後バルバトスのマニピュレータに合わせた柄を装備し、運動エネルギーの伝達ロスを最小限に抑えている。
メイス
MSのフレームにも採用されている高硬度レアアロイを用いた質量破壊武器。大質量による打撃は、ナノラミネートアーマーにもダメージを与える事が可能。先端部にニードルの射出機構、ヘッド後部にスラスターを備える。
三日月の手には初戦からよく馴染み、確たる戦果を上げてきたが、同時に消耗も激しく、地球への旅の途中で予備も含めて失われた。
300mm滑腔砲
バックパックにアームを介して装備される大型の滑腔砲。箱状の機関部と砲身からなり、機関部下に弾倉を装着する。至近距離であれば、ナノラミネートアーマーも破壊出来る威力を持つ。非使用時には銃身を折りたたんで携行する。装弾数は弾倉一つにつき12発。
60mmマシンガン
滑腔砲の下部ユニットに同軸搭載されている機銃。
ガントレット
火星で発見された際、既に装備されていた小型の盾。バルバトス本来の換装武装の一つと思われるが、定かではない。低軌道ステーションでの戦闘時にパージした際、喪失した。
GR-Es02 ワイヤークロー
有線式クローユニット。敵機の拘束や艦艇に取り付く時等に使用される。収納時はクロー部をシールドとしても利用できる。
低軌道ステーションでの戦闘時にシュヴァルベ・グレイズから入手した物で、失ったガントレットの代わりに左腕部に装着された
迫撃砲
第5形態時に両腕部に装備された追加兵装。クタン参型に搭載する装備として開発されていた物だが、MSでの利用も可能。スピガット・モーター(差し込み)式を採用し、砲弾を装填した発射筒が回転して前方を向き、発射態勢を取る。装弾数は片側2発、左右合わせて4発。
170mm機関砲
第5形態時に両腕部に追加されたヘリカルマガジン式の火器。用途に合わせて迫撃砲と換装できる。遠距離での射撃戦には不向きだが、近接戦闘に織り交ぜた使用で効果を発揮する。
特殊大型メイス
モンターク商会から提供された、打撃武器として優秀なだけでなく、先端部に開閉機構を持ち、対象を強烈な力で挟み込む事が可能な大型メイス。更に開閉部の内側には特殊なチェーンソーが組み込まれ、挟んだ対象を切断する能力を有する。バルバトスがそれまで使用してきたメイスよりも大型の為、扱いは難しい
特殊機能
ナノラミネートアーマー
エイハブ・リアクターから発せられるエイハブ・ウェーブに反応して硬化する性質を持つ特殊な塗料を塗布した装甲。物理・光学兵器双方に高い防御力を誇る。
阿頼耶識システム
ナノマシンを介してパイロットの脳神経と機体のコンピュータを繋げる有機操縦デバイスシステム。バルバトスはモビルワーカーの物を転用していたが、MWとMSとで情報量が異なり、脳への負担も大きかった。第4形態に換装された際、三日月に特化した調整が施される事になる。
コメント
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質感めっちゃ良いですね〜😆
ありがとうございます。
大変恐縮です
基本的にメタリックで塗装してます。
週末に、秋葉原工作室さんで塗装しガンスタさんにも投稿しております。
HG.RG.MGが中心です。
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