８．闇武者 魔殺紅　【MS−06S／シャア専用ザクⅡに忠実な改修武者】

闇武者　魔殺紅

璽怨軍を統べる〝弐十魔刃〟闇皇帝の腹心〝三彗星〟の一人。魔界随一と謳われる剣の達人であり、卓越した戦闘能力から〝赤い彗星〟の異名をとる。主君への忠義はあるものの自らの美学を曲げてまで命令を遂げようとしない一面を持つ。魔族らしからぬ武士道精神の持ち主であり、無益な殺傷を嫌う。先発隊として地上に侵攻した闇軍団の陣頭指揮を執るが、白帝率いる武者軍団に阻まれ撤退を余儀なくされた事で〝宿敵〟白帝との数奇な運命に翻弄されていく。雑兵長の殺駆頭は実弟にあたる。

ベースキット『LEGEND BB 殺駆頭（闇将軍）』。改造は頭部のみ。眼帯はカット、モノアイにクリアアイズパーツを採用。口元と一体型パーツになっていた動力パイプを削り落とし、ＭＧのパーツとピアノ線を使って差し替えています。モチーフに合わせて肩鎧を殺駆頭とは左右逆に装着しています。

モチーフどおりにほぼ全塗装。クレオスのシャアピンクとシャアレッド、ファントムグレーを吹いています。加えてガンダムマーカージオン軍セットを補強で使ったのですが、同色のはずなのにちょっと配合が濃いんですよ…シャアピンクなんて赤みが強くて一度溶かして塗り直しを余儀なくされました(泣)　　四苦八苦でなんとかモチーフに近づけたかな…。細部はホイルシールを貼ってます。まだまだシールを超える塗装技術が身につかない…来年への課題です。

闇将軍　魔殺紅

闇皇帝の魔力によって生み出された〝闇の鎧〟を装着した強化武装形態。実力主義、正々堂々の勝負を美学とする魔殺紅は、この鎧を纏う事には消極的である。元より装着してまで拮抗する対戦相手などこれまで巡り会えておらず、白帝との激闘の際に初めて闇将軍化する。自我を保つのがやっとなほど強大な鎧の魔力に頼った事で制御し切れず、白帝との初戦は相討ちに終わる。

〝闇の鎧〟の成形色シルバーをゴールドに塗り替え。金角・銀角じゃないけど殺駆頭はシルバー、魔殺紅はゴールドのイメージで同じ闇将軍でも区別化を図りました。本体が赤基調なのでゴールドのほうが色の調和がとれました。

兜飾りのみ『覇道武者魔殺駆』のメッキパーツに差し替えています。やっぱりメッキは映える。緑ザクやる時は超鋼ver.欲しいな…。

右肩には魔黒眼（闇皇帝の支配下にあるものに浮かび上がる邪眼）がギロリ。100均で仕入れたセルフネイルキットの目ん玉を活用。

力の暴走…強大な魔力と呪術によって武人は怪物へと変貌する…。

覇道闇将軍

物語の中盤。天宮決戦にて再び刃を交えた白帝と魔殺紅。宿命の再戦は拮抗し、雌雄は決さないまま。そんな両者の前に出現した闇皇帝と呪術師・遮光。闇皇帝の魔力によって強制的に闇将軍化させられ、遮光の呪術によって増幅増長した鎧の魔力に自我を奪われ、超変幻巨大化した魔殺紅の姿。〝傀儡人形〟と遮光に揶揄されるように支配者の魔力が尽きるか、その身を滅ぼされるまで暴走と破壊を続ける。

全長30センチの巨躯！！　『ＭＧシャア専用ザクⅡ』に『覇道武者魔殺駆』の鎧パーツを着せるイメージで制作を進めましたが、完全に行き当たりばったり…。結果、見た目はまずまずなんですが、パテ一片まるまる使用の継ぎ接ぎだらけのハリボテが実情です。腕部分以外はＭＧの内部フレームが一応生きています。関節も一応曲がりますが、触らないほうがいいです(笑)

ここにも魔黒眼がギロリ。

『覇道武者魔殺駆』発売当時から思っていましたが、この黒い剣（妖刀黒刃）がリアルタイプで持たせると小さいんですよね…。これも改良したかったんですが…気力が尽きました。

〝見せてもらおうか、地上最強の武者の実力とやらを！！！〟

武者シャアザクは「伝説の大将軍編」の魔殺駆として脚光が当たるまでかなり不当な扱いを受けてきました。主要な悪役となるはずの「武者七人衆編」では緑ザクにお鉢を奪われ、シャアザクなのに赤くない影忍者射殺駆という超脇役に追いやられました。アムロとシャア同様、ちゃんとした宿敵として白帝頑駄無と闘わせたい…その想いがここに実りました。

〝当たらなければどうという事はない〟

光の鎧と闇の鎧。永きにわたる宿命に繋がる激闘。大いなる力に手を出した代償は…。

〝認めたくないものだな、自分自身の若さ故の過ちというものを〟

立ちはだかる自我を無くした宿敵…。白帝は武人として友としてその運命を断つのか…。

本年は拙い新参者を迎え入れてくださりありがとうございました。愚作を閲覧してくださった方、いいねをくださった方、コメントをくださった方、皆々様に心から感謝申し上げます。

メリークリスマス！＆良いお年を！

2026年もよろしくお願い致します！！