【SD春秋戦国伝】呂不韋アルヴァアロン

「比類なき商才で財を成した豪商。
封印されし始皇帝フェネクスを見出すや『奇貨居くべし』と巨額を投じて、昭襄王ガンダム亡き後の秦王の座に祭り上げた。

その大功から文官の最高位・相国まで昇り、持ち前の強欲と英智を駆使して国政を支配する。

【呂氏春秋アルヴァトーレ】
贅を尽くし、技術の粋を結集して完成させた呂不韋アルヴァアロン専用巨大MA。

その究極の性能を自慢し「一つでも欠点を指摘出来れば千金を与える」と豪語した。
多脚・異形の禍々しい姿は、金と名声の亡者たる呂不韋の欲深さを象徴するかのようだ。

権威絶世で一時は王族を凌ぐほど栄華を極めたが、麾下に囲っていた嫪毐(ろうあい)リボーンズキャノン♂の暴走を止められず足元を掬われる。
これを千載一遇の機と捉え、呂不韋を除き自身の帝政を確立せんと望む始皇帝フェネクスに隙を突かれて敗北し失脚、あっけなく歴史の表舞台から姿を消した。」

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SDガンダム三国伝リスペクトのオリジナル設定『春秋戦国伝』の六体目は、戦国時代の秦王・政（後の始皇帝）の前半生に絶大な影響力を誇った商人出身の大文官、呂不韋をモチーフに製作しました。

演者はアルヴァアロン。
金ピカで派手な見た目が呂不韋の豪商イメージに重なったのと、裏から世界を支配する黒幕感、前半であっけなく退場してしまう所などリンクすると感じたため選ばせて頂きました。


アルヴァトーレに冠した『呂氏春秋』は、呂不韋が三千人の食客を集めて共同編纂させた大百科事典の名です。
「一文字でも添削出来た者には千金を与える」と誇った逸話が司馬遷『史記』に記され、この故事から「一字千金」との熟語が生まれました。

アルヴァアロンは『機動戦士ガンダム00』アニメ1stシーズンのラスボス枠にもかかわらずSDはおろか通常頭身ですらガンプラキット化されなかった不遇な扱い（ROBOT魂で立体化はされました）で、そのためクロスシルエットフレーム購入時に付いてきたジム頭と、押入れに眠っていた三国伝ジャンクパーツを組み合わせてそれらしく造型しました。
素組み時は不安もありましたが、一面金ピカに塗った事でそれっぽく仕上がったかなと思います。

アルヴァトーレは、前々回製作した楚平王デビルガンダムにて、SDデビルガンダムの上半身だけ使用して余ってしまった下半身パーツを何とか利用出来ないかと構想し、形にする事が出来ました。
ハサミの部分がアルヴァトーレと重なり、また脚を畳む事で形状もかろうじてそれっぽい感じにまとまったかなと思います。
脚を広げた状態も地上戦形態という設定で取り入れました。

今回、新規パーツは購入せず余りパーツ在庫の有り合わせで製作する事が出来ました。
試行錯誤しながら完成まで持って行けてとても楽しかったです。


以上、閲覧頂きありがとうございました。