【SD春秋戦国伝】楽毅ゼネラル・レビル

「燕国の大将軍。
戦国時代最大規模となる『五ヵ国大合従軍』を統率し、強勢極まり全盛期を迎える斉帝国を撃破！滅亡寸前にまで追い込んだ。

前半生は故郷が敗亡し諸国を流浪する受難の日々を過ごしたが、老練なる将器が壮年にして花開き、天下に名声を轟かせた。」

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SDガンダム三国伝リスペクトのオリジナル設定『春秋戦国伝』の八体目は、同時代随一のレジェンド武将・楽毅（がくき）をモチーフに製作しました。


演者は『機動戦士ガンダムUC』よりリゼルC型（ディフェンサーaユニット／ゼネラル・レビル配備機）。
コアユニットとして同艦搭載機仕様カラーリングを意識したリゼル型武将を配し、周囲にドゴス・ギア級大戦艦の威容をイメージした艤装を展開しています。

MS部・戦艦部合わせて「楽毅ゼネラル・レビル」という一人の武将であるとの設定です。
（「楽毅リゼル」よりも前者の名を冠した方が大将軍感が出て良いと思ったためこのように命名しました。）

超機動要塞形態！
変形合体して大戦艦ゼネラル・レビルになります。
かなり大きいサイズになりました。

春秋戦国時代を代表する将軍・楽毅は、実力・人格共に極めて優れあの諸葛亮が「尊敬する歴史上の偉人」として名を挙げる程の傑物です。
当オリジナル設定、シリーズ展開した当初から是非とも武将化したいと考えていましたが、なかなか相応しいと感じられる演者モビルスーツが思い当たりませんでした。
何かのきっかけでふとゼネラル・レビルという発想が降りてきて白羽の矢が立ち、連邦宇宙軍再編の象徴たるビッグネームという点に着目して、モビルスーツでなく戦艦メインのモチーフでも面白いんじゃないかと構想を膨らませ試行錯誤・紆余曲折を経て現在の形に収まりました。
（ゼネラル・レビルの『機動戦士ガンダムUC』および『機動戦士ガンダムNT』本編中での不遇な扱いについては、見なかった事にしてあげて下さい…！）
設定としては戦艦もそうですが由来となったレビル将軍その人、一年戦争前半には捕虜となり受難を過ごしながらもやがて復帰し後半は地球連邦軍の総大将として戦勝に導いた、という点が、楽毅将軍の故郷・中山国を滅ぼされ諸国流浪の苦難を経験しながらもやがて五ヵ国大合従軍の総大将として戦勝を飾る、という点にリンクする部分を感じて設定しています。

Refine Zeta ELの名の如くZガンダムの量産化を目指したとの設定を基に、リゼル部はSDCSのZガンダムを中心に造型しディフェンサーaユニット装備をイメージして三国伝パーツを組み合わせています。
武器は大将軍らしく長柄のものを、と考え三国伝・張飛ガンダムの蛇矛をカラーリング微変更して持たせました（張飛ガンダムの演者がZガンダムであるという繋がりと、「燕人張飛」の異名の通り旧燕国地方出身の張飛と本家・燕国の大将軍たる楽毅との関連も意識しています）。

元キットのSDCS版Zガンダムは変形機構がオミットされていますが、今回は差し替えでウェブライダー形態へ変形出来るよう調整しました。

戦艦部は、全パーツ家の押し入れに眠っていたSDキットジャンクパーツで構成しています。
三国伝「甘寧ケンプファー&呂蒙ディジェ」キットの戦艦を中心に、様々なキットからキメラ的に組み合わせブチ込んで造型しました。

真正面からの見映えがゼネラル・レビルの特徴的な四枚羽根カタパルトを彷彿させれば十分と考え、細部に関してはSD（スーパーデフォルメ）ならぬスーパーデタラメ状態で特に横や後ろから見るとハウルの動く城みたいになってて大変恐縮ではございますが、今の自分の技量範囲内でとにかく「浮かんだ発想を形にする」事を優先しようと考え、このような有り様となりました。
SDで戦艦製作というのも初めての経験でしたが、もう何でもアリだから！と思い切って開き直ったため大変楽しく作業を進める事が出来ました。

以上、閲覧頂きありがとうございました。