【SD三国創傑伝】司馬師レジェンドガンダム

「曹魏王朝の大軍師・司馬懿デスティニーガンダムの後継者。

偉父が築いた大権を見事に受け継ぎ、司馬一族の威勢をさらに強めるべく権謀術数を巡らせる。

政敵の排除・粛清を繰り返し、ついには皇帝を廃位に追い込み傀儡の新帝を擁立するなど、その苛烈極まる専横は「董卓の再来」と恐れられた。

生来の構造体異常から並の英傑より稼働寿命が短く、そのため性急な専制を布いてでも一刻も早く乱世を平定すべく天下実権の掌握を急いでいた。

しかし相次ぐ曹魏宿将の叛乱、孫呉・蜀漢の二大国との激戦が度重なり、先君達が遺した"三国"全てを敵に回した過酷な戦いの道を歩む事となる。」

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SD三国創傑伝・オリジナル武将の六体目です。
司馬懿の長男・司馬師を武将モチーフに、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』よりレジェンドガンダムを演者に設定して製作しました。

創傑伝キットの周瑜アカツキ、董卓プロヴィデンス、諸葛亮フリーダムの3体のコズミック・イラ系演者MSのパーツを組み合わせて造型しました。
背部ドラグーンユニットの基部はHG1/144 レジェンドガンダムのパーツを使用しています。

演者のレジェンドガンダムは、司馬懿デスティニーの僚機である関連と、董卓プロヴィデンスの後継機である関連からシンクロする部分を感じて選出しました。
羅貫中『三国志演義』第百九回「司馬師廃主立君」にて曹宗室の重臣・夏侯玄らが司馬師の専横を憂いて「王莽や董卓の悪逆に等しい」と嘆くと思しき記述がありますが、こちらを強調して演者MSの関係から上述の設定で「董卓の再来」と称しています。

後継機であるレジェンドガンダムを演者に、董卓プロヴィデンスの特徴的な意匠パーツを随所に配置して再来の雰囲気を表現させて頂きました。

また父・司馬懿デスティニーの淵獄魔掌を装着可能に改修し、デュアルアイの血走った様子も付け替えパーツを用意して再現致しました。（こちらは頭部パーツの構成上、司馬懿のように簡単にクルッと付け替える事は出来ず一度バラしてから組み替える必要があるためあまり何度もやりたくない感じになってしまいました。）

曹魏王朝の帝位を簒奪して晋王朝を興した司馬一族は、その印象から太祖・司馬懿の時点で既に逆臣イメージで語られがち(本家SD三国伝や三国創傑伝でも司馬懿はかなりの悪役ぷり)ですが、実際は司馬懿自身はあくまで生涯曹魏の忠臣として仕えた事が知られています。
一般的な逆臣・司馬懿像にイメージされる簒奪の専横行為はむしろ司馬師・司馬昭の時代にガッツリ行われたもので、特にその端緒を開いたのは良くも悪くも司馬師の強烈なカリスマ性であったという印象が個人的にありましたので、かなり悪役極まってる董卓の再来を称しても不足は無いかなと考え設定させて頂いた次第です。

司馬師が志半ばにして短命に倒れたところも、レジェンドのパイロットであるレイがテロメア遺伝子の異常で短命である設定とリンクする部分を連想させています。

余談ですが、いよいよ今週末から放送開始の新しいSDガンダムワールド ヒーローズのメインポスターにて、まだキャラ名未発表ですがレジェンドガンダム？ぽい武将が写っていました。
ローマ軍っぽい装飾と、PVでクレオパトラキュベレイと同じエリアに居た事から、ユリウス・カエサルあたりがモチーフかな？などと妄想していますが、もし同じレジェンドガンダム演者なら被ってしまうのでそちらが発表される前に本作を取り急ぎ製作させて頂きました。
間に合って良かったです、ヒーローズ放送も楽しみにしています。

以上、閲覧頂きありがとうございました。