GUNSTA様、モデラーの皆様、まずはこのような執筆機会を与えて下さり感謝しています。

今回勝手ながら、ガンプラをミキシングする際のおすすめ工具について書かせて頂きます。皆様よろしくお願いします。

ミキシングに挑戦しようと考えているモデラーさんの後押しになればと思います。

ミキシングするには大きく考えて①接着剤を使い完全に貼り付ける方法、②接続軸や磁石での取り外し可能な方法、があります。今回は主に②のオススメ工具を紹介していきます。*エポパテはスクラッチ要素強いので今回は省きます。

①クレオス、Mr.hobby　ピンバイス5本セット。販売価格 約1000円

先ずはこちら、1mmから〜3mmまでの持ち手一体型ドリルセット。これさえあればドリルで開けた穴に丸プラ棒やネオジム磁石を接着し接続が簡単に出来ます。

メリット

プラスチックに限らないですが、穴をあける場合、必ず小さな穴から徐々に穴を広げる必要があり、ガンプラでは特に2〜4mmの軸でパーツが接続されている事が多いです。

その為、手間のかかる付け替え不要で作業効率がとても良くなります。

またピンバイス+ドリル刃を5本揃えようとすると5000円〜1万程かかりますがこちらは1000円程とコスパは抜群。

そして肝心の精度ですが私が使用していてガンプラの改造や軸穴作成で問題が出た事はありません※（注デメリットに記載）。地味にケース附属なので保管もしやすいです。

デメリット

デザインが古い（個人的には好き）

注意点として刃が破損した場合ピンバイスごと交換になる。※事実、私の場合なのですが、1mm刃が購入時よりやや斜めに取り付けられており、使い物にならなかったため、1mmだけタミヤ製の精密ピンバイスに置き換えて使用しております。

デザイン面や、安過ぎて不安になるかもしれませんが、初心者問わずこちらのドリルセットは超オススメです。

②3mm穴用のネオジム磁石

ネオジム磁石3mmx1mmこの大きさが扱いやすいです。先程も紹介した用に、ドリルで3mm穴を開けたあと穴の中に接着します。

メリット

ネオジム磁石は磁力が強くポロリし難いです。

また値段はAmazonで100〜300個入1000円程度とかなり優秀です。

接着と違い、塗装時のマスキング回避が出来るのは本当に助かります。

また1mm厚を利用してスペーサーとしてパーツの接続穴に埋め込み、幅増しや、装甲の隙間を表現する事にも使えます。

瞬間接着剤にかんしては　ゼリータイプの方が良いと思います。。私はスーパー等でも入手し易いアロンアルファEXを使用しています。

デメリット

磁石は小さいですが誤飲すると消化管穿孔の原因となり大変危険です。小さなお子様がいる家庭では管理取り扱いに充分な注意が必要です。

③4mmドリル六角形6.35mmビット+ビットハンドル。4ミリ径丸ヤスリ

価格:ドリル刃100円、ハンドル500〜1000円

先程述べたようにガンプラの接続軸は2〜4mmが多いです。しかし一般的な模型用ピンバイスは3〜3.2mmまでしかあけられないため4mmをあける為には別の工具が必要になります。

ハンドル
プラスチックに穴をあける場合、そこまで力が必要ないので、細身の物の方が扱いやすいのではと思います。

丸ヤスリ
4ミリ径のヤスリ、こちらも100均で購入。ドリルに向かない小さなパーツはこちらで徐々に穴を広げた方が破損リスクが減ります。

私はMGデスティニーにフリーダム2.0をミキシングした際に、ドリルで大腿の軸穴を4mmに拡張しました。

④金属製ノギス

2000〜3000円程度。150mmまで対応しています。
軸穴作成前に、パーツや軸が何mmなのか、ノギスでしっかり図るのは大切です。
また余ったランナーの径を測り、プラ棒を量産出来るのもコスト削減になります。

日本の模型メーカーの品は販売終了や在庫無しばかりで、私の物もAmazonで2000円で購入したメーカー品では無いものですが、並行スジ彫りにも使用出来ました。

百均で数百円のデジタルノギスがありますが、並行スジ彫りにも使用出来る金属製がオススメです。（少し重いのがデメリットですが）

以上が私がおすすめ出来るミキシング用の工具になります。

こちらのミキシングで作ったオリジン版ガンダムではフンドシと膝アーマーがネオジム磁石で接続されています。

1/144 オリジン版ガンダム（ミキシング）

ご質問、ご感想等ありましたらコメントお返しします。

ここまでお付き合い、ありがとうございました。