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ミキシングガンプラが出来るまで

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初めまして。この度12/17の記事を担当させて頂きます、kAi と言います。

早速ですが今回は

HGドムトルーパーのミキシング作品が出来るまでの作業工程をご紹介させていただきます。今月再販があるのでタイミングよろし。

ミキシングと言いつつ本体も少し可動化等の改造をしています。

①本体加工

素組(スラスターは部分塗装)状態。この子は筆者が当時高校生、11~14年前くらいに組んでスラスター周りだけ塗った後箱に突っ込まれたキットです。

ドムらしいっちゃらしい体型なのですが、オープニングの立ち姿だと重田作画でグンと腹が延びて癖の強めなイケドム(イケてるドムを指す今年の流行語)なので、腹をどうにか少し角張った感じに伸ばしたい。それとついでに可動も拡張したいけど上手く両立出来ないかなぁ…

施術開始。腹の分割線に合わせて下腹部をデザインナイフの背でケガキまくって切断します。ヘタな鋸とか使うよりも綺麗に、後処理も楽に出来るのでこの切断方法はよく使います。

下腹パーツに選ばれたのはバルバタウロスの腹でした。使い道絶対多いからこの部品単品で販売してくれん?

更に切った後のドム側のお腹も再利用。PC(ポリキャップ)受け部分に軸受3mmのPCを取り付けます。接続軸はそのへんのランナーを使用。気持ち太めなのでヤスってダイエットさせてぶち込みます。

余計な部分をカットして接着。そのまま接着だと胴側のPCにスキマが出来るので、ランナータグとか0.3mmのプラ板とかで調整してます。

ドムさん最近痩せました?

ここでバルバタウロスの腹とドム腰の接続部で、ドム腰側が広いせいでスッカスカな印象になってしまいます。

そこで目隠しに、先程PC接続に使ったドム腹の余分なとこカットした切れ端(本来ドムの脇腹にあたるパーツ)を腰側サイドに接着してます。自然になっていい感じですね。

本体の改造まだあります。顔面をデザインナイフでくり抜いて

ちょうどいい隙間があるので手首用ポリキャップをカットして仕込み、不要な手首の軸だけカットしてモノアイを可動化します。ザク等の横レール方式ならボールジョイントである必要はないですが、ドムの十字モノアイなら多分こっちの方がいい。

眼球にはビームサーベルの発振部分を薄くカット&ヤスリ掛けして接着。

サーベル側も薄ーくカットし1000→2000番とヤスリ番手あげながら形と面を整え接続。表情豊かになりました。劇中のトルーパーと比較すると目がでっかいんですが気にしない方向でいきます。

②ミキシング

「本体改造だけでいいんじゃね」という声が聞こえてきそうですが、引き続き背中のウィザードパックを作って強そうにしたいと思います。

旧1/144 アスクレプオスの肩アーマーが丁度よく3mmポリキャップ接続だったので、アームアームズを基部にして取り付け。接続に用いる赤いプラ棒はランナーから切り出しました。

ここからさらに盛り。

ボールのキャノンを足しましたがコレジャナイ感を感じ後で別のに置き換えました。途中でアレコレ変わっていくのは良くあること。

元はドムトルーパーのバズーカは上に大口径の実弾バズ、その下部にある四角いモールドがビームライフルという構成。

バラエーナの発展型という勝手なイメージで太ビーム撃てそうな形状にしました。砲口にドリルで穴あけ、なにかの軸と多分デスアーミーのヒザら辺のちっさいバーニア(伝わらない)を組み合わせ、砲門下部にもパーツ足してボリュームアップ。何となく、ただ何となくですがビーム撃てそうじゃない?

ピンボケまくりですがミキシング完。背中の装備よく見えるように撮るべきでした。不覚

③塗装~仕上げ

エアブラシで塗装します。私はサフからトップコートまで水性ホビーカラーしか使ってません。子供二人いるし、2015年のリニューアルから性能爆上がりしてほぼラッカーと遜色ないんですよね今。

まずサーフェイサー。今回合わせ目の処理してる事や、元々ジャンク箱からのサルベージなのもあり傷チェックのためのグレーサフを先に吹いてます。肩の合わせ目ヨシ!

サフ状態

今年夏から下地黒にしてます。黒い下地でプラ特有の透けを低減、塗装後の仕上がり段違いです。ただ発色するために塗料いっぱい使うので注意!

今回暗めの色に。前回の

ガンダム・アルヒュイエ|kAiさんのガンプラ作品|GUNSTA(ガンスタ) (gumpla.jp)

で作った色が余ったので流用します。我ながらいい色でまた作りたいけど何をどう混ぜたか忘れた。

デカール貼る前に光沢クリアを吹きます。これで表面を平滑にし、貼り付け面の凹凸がなくなり、デカールが密着できるためシルバリング対策になります。また、後からツヤ感調整がし易いメリットも有るのでおすすめの工程です。

デカールはRGサザビー用、肩のZAFTロゴにSEEDシリース用を使用。サザビー用のデカールが曲線にバチビタ合って気持ちええ~

一日置いてデカール乾いたらつや消しコートして・・・

④完成!!

最後のトップコートが乾燥したら完成!!写真を取ってGUNSTAにアップしましょう!

2基のブースターの基部を回転させランチャー射撃

ブースターを手に装備してズゴックごっこ

このズゴックごっこはできるようにしたくて、ジャンクのビームサーベル基部を接着してグリップさせてます。

いかがでしたでしょうか?弱小モデラーですが、皆様のガンプラ制作の一助にでもなれば幸いです。ミキシングの心得として、僕の場合はまずやりたい事、シルエットを決め、(某AC風に作りたい、水星版トールギスを作りたい等々)それを基に劇中の世界観や設定資料にマッチするよう作りこんでいます。

自分がその世界のMSパイロットorガンプラファイターになって主人公たちと肩を並べたい!という願望がSEEDからガンダムにハマった小学生の頃からありますし、制作をする上でもそれなりの基準がないと迷走してしまうし、そっちのほうが面白い!(気がする)

最後に、仕上げの乾燥待ちにミキシングを進めたEGストライクでお別れです。肩マントやりたかったんすよ。

コメント

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  1. meg-ocero 1年前

    他にもミキシングや改造の過程を書いている方もおられましたが、作品の紹介だけでなくこういった作業工程を見せて頂けると非常に参考になり、アイデアはあるけどどうしたらいいか分からない😵とか試しにやってみよう!という意欲にも繋がり、本当に素晴らしいです😆
    こういった投稿の特集ページとかあっても面白そうですよね!

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