スペースコロニー内の反地球圏統一連合勢力による地球攻撃作戦「オペレーション・メテオ」に投入された5機のガンダムの1機。トールギスとウイングガンダムゼロ(ウイングゼロ)を開発した技術者のひとりプロフェッサーGによって開発され、L2コロニー付近の「スイーパーグループ」出身の少年デュオ・マックスウェルがパイロットを務める。
プロフェッサーGの得意分野であるステルス技術を活用し、敵に近接攻撃を仕掛けるという思想のもとに設計された。ガンダム共通の装甲材である「ガンダニュウム合金」の電磁波吸収特性も、このコンセプトに寄与している。すばやく敵に接近する目的から5機中最高のスピードアビリティを有し、これを支えるために胸部にはエンジン冷却用の大型エアダクトを設置している。
漆黒の機体色とビームサイズの戦闘法は死神を想起させ、OZ兵士たちのあいだで「ガンダムを見た者は生きて帰ってこない」というジンクスを生み出す要因となる[5]。
武装
ビームサイズ巨大な鎌のような接近戦用ビーム兵器。一薙ぎで複数の敵機を撃破し、ビーム発生器の角度を変えることで槍としても使用可能[2]。ガンダムが装備するビーム兵器は、ガンダニュウム合金の採用によってデバイスの耐久度が向上するとともにビームと空間の間に電離領域と電磁界を発生させる特性を有しており[3]、水中でもいっさい減衰しないほどの高出力を発揮する[3]。非使用時は柄が短縮化し、腰部背面のラックに懸架される[2]。EW版では柄が杖のような非直線デザインに変更され、ビーム刃の角度調節機構及び柄の伸縮機構は存在しない。非使用時は短縮しないままバックパックに背負うように懸架される。
バスターシールド
左腕に装備された防御装備。先端の開閉式クローで敵機を挟み込み、中央から発生するビームで撃破する[5]ほか、シールド自体を射出することもできる
ハイパージャマー
バックパック左右に装備された電子戦用装備。周囲に特殊粒子を散布することで強力な電波妨害を発生させ、時間制限はあるものの電子機器をほぼ完璧に無効化することができる[2]。MSなど外部カメラやレーダーなどから情報を得る兵器にとっては、姿が消えているように感じる。デスサイズ本体の電子機器は専用品を採用しているため、妨害の影響を受けない[5]。スーパーロボット大戦シリーズでは回避に用いる「分身」や、姿を隠して攻撃する武器にもなっている。
バルカン
頭部に2門内蔵された近接防御機関砲。マシンキャノンとともに斉射可能な時間は1分にも満たない[6]。
マシンキャノン
両肩に内蔵される大口径機関砲。EW版では非装備。
劇中での活躍
地球に降下後はハワードのサルベージ船を拠点に活動をおこない、連合やOZの部隊を圧倒する。その一方、ヒイロ・ユイの手でウイングガンダムと共に海中に沈められたり、ウイングガンダムの修理用にパーツを抜き取られたりする。
組織がOZに降伏した後はHLVで宇宙に帰還。戦闘による消耗と地上仕様のままだったことが要因でOZ宇宙軍のトーラスに敗北。機密保持のために自爆を試みるも自爆回路の故障により失敗する。捕虜になったデュオはヒイロに救出されるが鹵獲されたデスサイズは「コロニーの反乱分子の粛清」と「OZへの恭順を示す」ための標的機にされ、OZの兵士として潜入活動中のトロワ・バートンが操縦するリーオーのビームカノン(トーラス用)で破壊される。機体の残骸は回収され、後述のデスサイズヘルに強化される。
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