製作中に考えていたオリジナルストーリーです。

かつて、地球軍・ザフト両軍に攻め込まれた、中立国オーブ。

多大な被害と凄惨な爪痕を残しつつ戦争は終結を迎えたが、オーブ国内では先の事から、軍備の補填と増強をすべきとの声が上がり始めていた。

争いを嫌い、力は敵を呼ぶと主張する者達。

力は他者への抑止力になると主張する者達。

話は平行線の様相を呈し、業を煮やした増強推進派は、秘密裏にMS開発を始めたのだった。

それから長くない時が経ち、過去に開発されたアストレイフレームのデータを基とし、新たな試みとして自立型戦闘用AIを搭載した2機のMS『守護者』が造られた。

2機のAIに設定された行動理念は、

【他国を侵略しない、他国の侵略を許さない、他国の争いに介入しない】

という、まさに『オーブの守護者』と呼ぶに相応しいものだった。

しかし、2機は突然の暴走、開発施設内を破壊し尽くし、施設外へと逃走。

2機の向かう先はオーブ本島だと判明したが、程なくして軍施設への攻撃を開始した。

人を超え戦闘に特化したAI、人には耐えられない程のオーバースペックな機体。

そんな2機に正規軍はなす術もなく殲滅させられ、このままでは次の標的は地球軍かザフトになるのでは？とすら推測された。

いずれにせよ、新たな争いの火種になる事は避けられない状況となっていた。

軍には動かせる機体も無く、最早機能していない。

最後の望みとして駆り出されたのは、2機の開発時に使用され、倉庫の奥で廃棄同然の姿で放置されていた名も無きアストレイだった。

腕・脚・胴・頭、どの部品も正規の組み合わせのものでは無いが、致し方無しと無理矢理に繋がれていった。

ビーム兵器が戦場を支配する現代・現状に対し、使える武装は埃を被っているような前時代のものばかり。

しかし、無いよりは良いだろうと技術者達によって次々と積まれ、その姿は人の形をした火薬庫と成り果てていた。

どうにか動かせるまでの形となり、パイロットには開発実験時より本機に登場していた者が。

また、元々データ収集を目的とし複座式であったため、最も暴走した2機に詳しい者として開発責任者も同乗することとなった。

ついに、オーブ本島で出会った・再開したと言っても良い3機のアストレイ。

不思議なことに、2機はその暴走を止め、まるでこちらの到着を待っているようだった。

ただ１つ、2機の姿は報告にあるものとは異なる形となっていた。

三者三様に武装を構え、戦場の空気が張り詰める。

『さぁ、これで…

君で最後だ。

せいぜい君も、彼らの糧になってくれ。』

後ろに座る男が言い放つと同時に、希望の無い戦いの火蓋が切られたのだった。

というイベントストーリー・ミッションがGBNで展開されて、NPCのコマンドアストレイと自分の作った機体が協力してクリアするって面白そうだなぁと妄想しながら製作してました(笑)

イベント・レイドバトルの際には、ぜひぜひ皆さんの力もお貸しくださいヽ(´▽｀)/