《ジオラマ》「BATTLE OF CALIFORNIA BASE」

www こちらグリーンゴールド、敵は1次防衛ラインを突破…既に基地内に侵入…現在B滑走路にて交戦中…格納庫エリアを目指している模様…Ｂ滑走路守備隊から応援要請あり…工場エリアの各MSユニットは至急B滑走路エリアに向かわれたし…www 了解…こちらブラボー1…これより現場へ向かう…www こちらブラボー1…敵を捕捉…2時の方向…距離3000…ザク3機…守備隊は格納庫エリアまで後退中…クソ！また1輌やられた…戦力が違い過ぎる…61が引き付けている間に敵、右側面より1番2番主砲で手前と中央の2機を同時に撃破する…ブラボー2は敵後方へ回り込み右奥の奴を仕留めろ…wwwこちらブラボー2…了解…射撃ポイント到着まで30秒…同時射撃で十字砲火を浴びせる！…wwwこちらブラボー1…障害物が多い…距離2500で射線確保…砲撃を開始する…1番、2番共AP装填…距離を保て…今から火力の違いを思い知らせてやる…www

以上で妄想終了です。お付き合い頂き有難うございました😭。

　　　　　　　ジオラマ全景です。

　小さいので画面を横にすると見えやすいかと。

■台座サイズ : 300×500（プラスチック製）
■ジオラマベース素材 : 発砲スチロール10㎜厚
　　　　　　　　　　　＋スチレンボード3㎜
■地面素材: 壁補修材＋Nゲージ用砂パウダー
　　　　　　　　　　　　　　＋木工ボンド
■路面素材: 重曹＋木工ボンド
■格納庫 : Nゲージ用架線キット＋プラスチック角材
■ガンプラ使用キット: HGエコプラ／ガンタンク
                                   : HGエコプラ／ガンキャノン
　　　　　　　　　　: 重力戦線シリーズ／61式戦車
                                             ／連邦兵士フィギュア
　　　　　　　　　　: 旧キット／コアブースター

　　以下、製作にあたっての拘りになります。

　　　　　「軍用滑走路／芝生と路面」

■芝生の植え込みにはグラスアプリケーターを使用し芝生を立たせています。静電気で髪の毛を逆立たせるのと同じ仕組みです。芝生の範囲がかなり広いジオラマなので今回肝になると思い購入しました。静電気の及ぶ範囲を確認しながら振り撒かないと芝生が寝てしまったり、焦って寝てしまった上から振り撒いてしまうと量が多過ぎてしまったりと、修正が難しい仕組みとなっています。ぶっつけ本番ではなく、練習してからの方が良いと思います。4㍉の芝が一本づつ立った時は凄いと思いました。仕上がりは良いので購入して良かったです。
■誘導路は「重曹」と「木工用ボンド」を混合しヘラで塗り固めた後ペーパー掛けして平に仕上げました。「コンクリート板の誘導路」です。愛読書「Armor modeling」の受け売りで、いつもの私のやり口です…。記事曰く「アスファルトで舗装するのと同じ原理で骨材を塗り固めてゆく」と…。表面のざらっとした質感を出すには何かしら「骨材」を入れた方が良いのですがその記事では「重曹」でした。骨材として打って付けの素材だと思います。石膏に比べて程よく粒子が荒く木工用ボンドとの混合比の違いで硬度の調整が可能です。手間のかかるやり方ですが、その分仕上がりでちゃんと応えてくれます。

　　　　　　　　「戦場らしさ」

❶AFVのジオラマには「クラッシュしたT34の脇をティーガーが通り過ぎる」と云ったシーンがよくあります。私もそんなジオラマを作ってきました。ガンプラでもそんなジオラマを見てみたかったのでした…。空港物なので戦闘機のクラッシュは是非作りたいと中古屋でコアブースターを探していると、うまい具合に重力戦線の61式とも巡り合う事ができ「あっ、コレもクラッシュさせて脇を飾りたい。」と即購入しました。被弾して破砕した表現はニッパーの刃を差し込んで切り取ったり折り曲げて捲ったりといった感じです。貴重なキットを台無しにしたく無かったので、ニッパー処理をどの範囲までどんな風にするか？を決めるまでが大変で時間も掛かりました😅。破砕口から覗く機械類はジャンクパーツやプラパイプ、プラ板を細かく刻んだ物などをそれらしく盛り付けています。金属の焼け爛れ感はタミヤのウェザリングマスターで表現してます。
❷今回参考にした嘉手納米軍基地です。広大な敷地のどこをくり抜いたら良いか？眺めているのも楽しい一時でした。その他、三沢基地やウクライナの空軍基地も参考にしましたが、どれも格納庫／バンカーを分散させ誘導路で繋いでいました。空襲を受けた際の被弾リスク回避をしているんでしょうね。航空写真で幾何学模様に見える格納庫群と誘導路の姿が興味深かかったです。
❸ジオラマのタイトルは「超スジボリ堂」のチッピングデカールを使ってます。お手軽なのにビシッとイイ感じに決まってくれました。
❹格納庫は Nゲージの架線キットをカットしてトラスとして流用しました。トラスさえ作る事ができたら後は何とでもなると思っていたので模型店でこのキットを見つけた時は思わずホッとしました。被弾したコアブースターの爆風で屋根材が吹き飛んだ設定にしています。

前半の中に格納庫内で大破したコアブースターの写真がありますが、緊張感とスケール感を演出する為に格納庫内を駆け抜ける様に連邦兵士フィギュアを配置してみました。やはりジオラマにはフィギュアがあった方がいいですね。

大変長くなってしまいましたがリアルな戦場シーンをこのジオラマで感じ取って頂く事が出来たら幸いに思います。
最後迄御覧頂き有難うございました！