ジェターク・ヘビー・マシーナリーが第5世代実証機であるダリルバルデの後継機として開発していた次世代コンセプトモデル。
本来は、ダリルバルデから更に推し進めたAI制御による柔軟かつ適応性に優れた高次機動の再現を目標としていたが、操縦系統の技術的問題によって開発ラインは長らく凍結状態にあった。だが、シン・セー開発公社からジェターク社へ提供されたGUNDフォーマットの導入により、事態は急展開を見せ、凍結されていたシュバルゼッテはGUND-ARM、すなわちガンダムとして生まれ変わる事になった
第18話で組み立て途中だった機体が発見され、ヴィム・ジェタークの死後、新たにCEOの座を継いだグエル・ジェタークの実績作りという名目で、株式会社ガンダムとの共同開発という名目で売り出すようプロスペラ・マーキュリーから提案を受け、各部に改修が施された。
その後、ヴィムの死の真相を知りペトラ・イッタが重傷を負った事で錯乱したラウダ・ニールが機体を持ち出し、クワイエット・ゼロへ向かう途中だったミオリネ・レンブランを襲撃。グエルのディランザと交戦した。ラウダがグエルと和解した後は、スレッタ・マーキュリーがILTSを無力化する目的でガンダム・ファラクトと共に無人の状態で遠隔操作され、高出力データストーム空間を発生させた後、パーメット粒子となって消滅した。
特殊機能
GUNDフォーマット
福祉工学を端とする革新的身体機能拡張技術「GUND」をMS用に発展させたインターフェース。シュバルゼッテの物は、操縦系統の問題を解決する目的でシン・セー社から供与された技術を使用している。全身に配されたシェルユニットは、赤と紫が混ざった独特の発色を見せる。
武装・必殺攻撃
ガーディアン
ガンダム・エアリアルのエスカッシャンを参考に作られた多目的攻防プラットフォーム。エスカッシャンと同様にガンビットで構成されており、4基の攻撃用ビットステイヴと、2基の防御用ビットステイヴの組み合わせによって機能性を大きく変化させる事が可能。防御ビットステイヴにはフォアグリップが内蔵され、取り回しの補助に用いられる。
ガーディアン・シース
近接用装備のビームブレイドを軸に、各ビットステイヴを剣の鞘のように合体させた基本モード。攻撃ビットステイヴ先端部の砲門を使用したビームガトリング、防御ビットステイヴの電磁バリアを展開するシールド機能の他にも、全てのビットステイヴの出力を開放する全方位攻撃「オムニ・アジマス・レーザー」の使用が可能。
ガーディアン・マリオネット
ビットステイヴを機体各所のハードポイントに接続する事により、防御能力を維持したままビット本体への電力や推進剤の急速補給を行えるモード。エアリアルのビットオンフォームに該当するが、ビットステイヴをマントのように装備したり、背中や腰に羽のように装備するドッキングパターンが存在する
ガーディアン・ドロウ
ビットステイヴを展開し、群体遠隔操作兵器として運用するモード。攻撃ビットステイヴによるビーム攻撃、防御ビットステイヴによるポイントバリアに加え、シュバルゼッテ本体はビームブレイドを使用し、さらなる複合攻撃も行える。
ビームブレイド
ガーディアン・シースの基部を構成する近接用装備。主にガーディアン・ドロウ、ガーディアン・マリオネット時に使用される。
腕部キャノン砲
両前腕部に内蔵された回転弾倉式のキャノン砲。
機体名であるシュバルゼッテ(Schwarzette)はドイツ語でSchwarz:『黒』を意味し、etteはフランス語に由来する女性形の接尾辞である。
なお、Schwarzは黒から転じて『不吉・不幸・災厄』などの意味も持ち、etteを付けた語には『紛い物』『代用品』があるため、ネット上では単語の意味だけ見て『黒い代用品』『不幸な代用品』などの訳語が広まっており、ジェターク姓を名乗らせてもらえないラウダやスレッタ・マーキュリーの境遇と重ね合わせる視聴者も多い。
なお命名者はヴィム・ジェタークであるため、『ガンダムの紛い物』という当て付けの可能性もある。
が、結論から言うと、これは誤訳である。
まず、etteは接尾辞であるため、Schwarzに修飾されているのではなく、Schwarz『を』修飾する。つまり『黒いette』ではなく『etteな黒』(『黒のette』)となるのが正しい。
そしてetteはあくまで女性的なイメージが第一義であり、意味を持たせるとしても『小さい』『可愛い』と言った意味合いが強い。『代用品』としてetteを使った場合のニュアンスは『役立たずのおチビちゃん』的な意味合いである(兵器のくせに役立たず=紛い物、と言うこと)。
つまり、不幸・代用品と言う意味に取った場合、『不幸の代わりをするおチビちゃん』と言った感じの、まるで意味がわからないニュアンスになってしまうのである。そもそも、兵器に対して『代用品』などとつけるのは明らかに不自然。
実際には、Schwarzを災厄、etteを女性と取り、『女性的な災厄』……すなわち本作のタイトルにしてキーワードである魔女と重ねるのが正しい解釈と思われる
コメント
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相変わらずのメタリック塗装、上手すぎる。
塗装環境がないからメタリック塗装は出来ないが、羨ましい
ありがとうございます。
いつもご覧いただき、大変恐縮です
今回のシュバルゼッテも決まってましたよ(やっぱり大剣構えた姿カッコイイ)(iori_sei)
ありがとうございます。
いつもご覧いただきありがとうございます
基本的にメタリックで塗装してます。
週末に、秋葉原工作室さんで塗装しガンスタさんにも投稿しております。
HG.RG.MGが中心です。
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