ガンダムエアリアルSE

足癖の悪いエリクトはMSの四肢を利用した格闘戦を好む傾向にあり、出撃の度に被撃墜クラスの損傷を受けて帰還する事が日常茶飯事だ(ニカの日記より)

エスカッシャンと名付けられているが、中身はジェターク社製のドローンだ。だからあまり使いたがらないのかと本人に聞いてみたが、神妙な顔で「…いや、”使える”んだよ、流石ジェダークの坊っちゃんだね…でもさ、”反射的に”コックピットを狙いそうになるんだ…」と返された(ニカの日記より)

”あっち”と比較するのは酷だけども、この機体の評価出来る点は機動性だ。べギルペンテの改修型に加えて”忠実に再現した”あのバックパックも追加してくれたから、機動性に関しては”あっち”より上だと思う。ただその…一部が”電飾”なのはちょっと…そこまでしなくても良かったんじゃ？(エリクトの記録より)

いつ見ても、あのMSは他の機体と違う動きをする。滑らか過ぎるんだ、まるで”中に人が入って動かしている”様な感じで…そう！キグルミだよ、あのトクサツヒーローみたいな…(あるグラスレー寮生徒へのインタビューより)

初めてスレッタが勝った時の、あの日の衝撃を思い出した。…でもそれよりも衝撃的だったのは、乗ってたエリクトの中身が全身義体だったって事だろうか…(ニカの日記より)

ーー積もる話も有るけど、本題に入るわね。…学園が狙われている。
情報提供者は、貴方もよく知っている”アイツ”。
”敵”は恐らくオックスアースの残党、理由はまだ分からないけれど…恐らくは私達への復讐でしょう、ウチの会社の調子が良いのがよっぽど気に食わないんでしょうね。
…既にテロリストが何人か、”生徒”として学園に入ってるみたい。
…そう、まるで”あの頃”のようにね、でも”今”は状況が違う。
学園には私の協力者も大勢も居るし、それに…”最強”の助っ人も用意したわ。
恐らく連中も早々簡単には手は出せないハズよ。
貴方にやって欲しい事は２つ。
１つは、この機体…ガンダムエアリアルSEを常に完璧な状態に保つ事。
２つ目は…誰にもバレない様に、”彼女”を”整備”してあげて欲しいの。(ガンダムエアリアルSEコックピット内、暗号化された映像データより)

パイロットであるエリクト・マーキュリーの身体は、株式会社ガンダムが試作したGUND型全身義体である。
これまでに蓄積されたGUND型義体技術の総決算として制作されたが、人間の脳を収めるのは人道的に不可能であった為、その”代理”としてエリクト(ホッツさん)を頭部に”搭乗”させる事で義体を制御している。

本義体の体格は社長であるミオリネ・レンブランの学生時代のデータを元にしているが、これは彼女のお下がりの制服を着用する為である。(エリクト曰く”若干”配慮している、との事)
そして首から下を黒いインナーを着用して関節の継ぎ目を隠す事で、外見は普通の生徒と変わらない状態で学園生活を行う事が可能になった。
これはマーキュリー母妹の願いでもあったのだ。

塗装前の状態です、今回はサフを使用せず洗浄済みのキットの上から直接塗装をしました
いつものアクリジョンは乾燥すると(玩具のような)つや消しになるので、今回思い切ってアクリジョン光沢を加えてみました

白→ニュートラルグレー８+アクリジョン光沢(同量)+HCD04(少量)+アクリル薄め液(筆に含ませる程度)
黃→パーマネントイエロー+アクリジョン光沢(同量)+アクリジョンベースイエロー(少量)+アクリル薄め液(筆に含ませる程度)
赤→クリムゾン+アクリジョン光沢(同量)+HCD04(少量)+アクリル薄め液(筆に含ませる程度)
青→ナイトブルー(かなり厄介、すぐ透けるため薄め液使用不能)
関節・武器→グレーイッシュブルー+アクリジョン光沢(同量)+アクリル薄め液(筆に含ませる程度)
スミ入れ→ウェザリングカラーマルチブラック
トップコート→ダイソーマットバーニッシュ+水(三分の一ぐらい)

胸部です、胸を反らさせる為に内部を削りましたがあまり効果がなかったかもしれません。
重要なのは肩を胸部に接続する為のジョイント(中央右)、これの幅を半分カットする事で肩幅を狭くする事が出来ます。

脚部です、股関節ジョイントは本来とは逆向きにして装着し、太腿パーツの干渉する所を削っています。
諸々丁度いい位置でカットして接着しています。

バックパックです、べギルペンテのアンチドートにMSバーニアを取り付けました、ランナータグをストッパーにしています。

ボールデンアームアームズのボールジョイント小の受けを、左右を削ることでエアリアルのバックパックを腰の３mmジョイントに無改造で装着できるようにしました、接着も塗装もしていません。

ビルドハンズ角型のSを加工し、エアリアルの手甲を装着しました、赤はランナータグです。
無茶な加工だったようで塗装後に欠けてしまいました・・・