1/144 機動戦士ガンダム0083 スターダストメモリー 過去製作群後編

ガンダム１号機、２号機を失ったアルビオン隊。シナプス艦長は観艦式襲撃は何かの前触れかと推測。
状況の変化に備え一路３号機受領の為ラビアンローズへ向け転進。そこで一報が入る。訓練中の際みかけた移送中のコロニー2機がデラーズフリートに奪取される。２基のコロニーはミラーを爆破され、その影響で月への落下コースへ・・。月へのコロニー落としである・・・。

シナプス「ここからじゃ間に合わん・・・。」
止むを得ずラビアンローズに入港したアルビオンは３号機を受領しようとするが、観艦式襲撃の原因を作ったアルビオンに連邦軍上層部は非協力的であった・・。
その中、月落下コースに入ったコロニーがフォンブラウンから推進材点火用レーザーを受け、地球に向け転進した報が入る。月から離脱したコロニーは地球の重力に引かれ、地球への落下コースへ・・・。
 

追撃していた連邦艦隊の推進剤は切れ、阻止できる位置に居るのはもはやアルビオン隊のみとなる・・・。混乱の中３号機を何とか受領し、ウラキ中尉は3号機の調整に入る。その中ガトーも中立の立場をとっているアクシズ艦隊より、モビルアーマー、ノイエジールを受領していた・・・。

ウエポンコンテナで構成されたアームドベースオーキスとガンダム試作３号機ステイメンは合体することでデンドロビウムと呼称され、拠点防衛用のモビルアーマーとなる。
その能力はMS一個大隊に匹敵するともされる。
 

モーラ「これがモビルスーツだっていうのかいっ」
ウラキ「くそぉ、オートの切り替えのタイミングがぁ」
複雑なシステムに翻弄されるアルビオンクルー。
その間着々とコロニーは地球に向けて進行していた・・・。
ガトーと共に・・・。

阻止限界点・・・。それまでにコロニーの進路を変えないと地球落下を阻むことは出来ない。刻々と迫るタイムリミットの中、迎撃準備を急ぐアルビオン隊。

アルビオン隊奮闘もむなしく阻止限界点を突破され、コロニーは地球へ・・・。
しかしそこで戦闘中止命令が入る。シーマの裏切りによってソーラーシステムによるコロニー迎撃準備が図られていた・・・。
デラーズ総統も殺害され、怒りに震えたガトーはノイエジールによる特攻をかけ、ソーラーシステムの破壊を決行・・。コロニーの地球落下は止まらない・・・。

キース「ニナさんっ、もしやコロニーにっ？」
ニナはガトーを止めるためにコアファイターで落下するコロニーへ向かう

ガトー「事を成し遂げてこそ我々の後に続くものが生まれる・・・」
「この最後の軌道修正こそが・・」
ニナ「お願いよガトーもう十分でしょ。こんなことはもうやめてっ」
ガトー「済んではいないっ 私は星の屑を完遂するっ」
　コロニーはガトーにより最終軌道変更へ・・・。

シナプス「ツケは高くついたなっ、もはやこれまで。戦域を離脱するっ」アルビオン隊は離脱を決意する。
「ウラキ中尉っコロニーは分解を始めています。早く脱出してください。聞こえますか？我々は最善を尽くしたのです・・・。」
ウラキ「こちらウラキ。今コロニーを出た・・・。なにっ？」
ガトー「腐った連邦に属さねば、貴様も苦しむことはなかったろうに・・・。」
ウラキ「待っていたのかっ、俺の為に・・。」
コロニーを離脱したガトーとウラキは最後の戦いに挑む。
その中怒りが収まらないバスクは残存したソーラーシステムにより戦闘中の2機を狙撃する・・・。
バスク「奴らを一撃せねば収まらんっ！」
閃光が走る。
 

ウラキ「とどめをささずに行ったのか・・・。」

ウラキ「・・・・・」

ウラキ「・・・・・」
浮遊するビームライフルを手に取る・・・。

ウラキ「・・・・・」

ウラキ「・・・・・」
ライフルを手に取り、決着をつけられなかったやるせなさと、理不尽な連邦のやり口に怒りがこみ上げるコウ。

ウラキ「うぁ～～～～～～！！！」
やり場のない怒りを堪えきれず、ライフルを乱射する・・・。
一方ガトーは残存する見方機を従え連邦艦隊へと最後の戦闘に挑み、その生涯を終える・・・。
こうして一連の星の屑作戦は終焉を迎える・・・。