イフリート・プリューフェン

イフリート・プリューフェン

一年戦争末期にツィマッド社が建造した試験用MS．主にツィマッド社独自の新型推進機器のテストベッドとして運用されており、機体を構成するパーツには次期主力機として内定したゲルググ、OEM生産しているグフカスタム、自社開発の新型ドムやギャンのパーツなどを使用、複数機が組み合わさったミキシング機体となっている。

単なる試験機体に過ぎなかったが性能はかなり高く、イフリートの名に恥じないものだったという。しかしテスト用の機体構成は実戦を想定したものではなかった。

一年戦争末期、キシリア派高官によってア・バオア・クー戦に参加させられることとなる。

背部

バックパックや脚部にはツィマッド社製推進機器が取り付けられ、殺人的な加速力を生み出す。

展開することで推進力を強化する機構も備わっており、その加速力は"かのヅダをも彷彿とさせた"という。

銃剣付ザク・マシンガン

ヒートナイフ付きのザク・マシンガン

標準装備されている。

ナイフは取り外し可能

3連装ガトリング砲

グフカスタムと同型

2連装ヒートチェーンソー

ルナチタニウム合金を破壊する目的で開発された試作品

ツィマッド関連企業の工匠が錬成した業物であり、理論上ルナチタニウム合金を容易く切り裂く。

対ガンダムタイプ戦を想定した試験装備

生産性が悪く制式採用されなかった。

国家総動員の状況により、急遽実戦配備された本機体は友軍からも認知されておらず、その外観によって敵味方からザク、ドム、ゲルググなどと誤認されたという。公国軍の公式記録にも詳細な情報がなく、ツィマッド社の一部部署の記録に残されるのみとなっていた。パイロットも不明となっている。

機体の所在は分かっておらず、ア・バオア・クー戦の混乱の中で撃墜されたと思われていた。

格納庫にて

UC81年、アステロイドベルトの調査を行っていた連邦艦隊がジオン残党と思われる部隊の襲撃を受け、その存在を直接確認するまで、存在そのものを疑問視するものも多かったという……