HGAC ウイングガンダムゼロ
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2014年発売キットのHGAC 1/144 ウイングガンダムゼロをほぼ全塗装で仕上げました。(ウイング上端など一部シールあるので全塗装というのかは微妙) コンセプトは当時のHG1/100のように黄色い部分はメッキ調、それ以外はアニメ本編のカラーに近づけるようにしています。
エアブラシを持ってないので大きく広いホワイトはスプレー、それ以外は基本筆塗りです。
2017年くらいに一度完成させたものを今回ウイングコンがあると知り一部ドボンしてリペイントしたり最近の技術をフィードバックさせたりした半リペア機です。
一枚目のメイン写真は後期OPの横顔イメージ。
その向きを変えて正面から。
作戦空域に到着的な一枚。
ポージングはゼロにカトル搭乗時、トロワ(ヴァイエイト)の前でロリバスを披露する直前の分割撃ちがモデルです。
定番のローリングバスターライフル、いわゆるロリバス。
本キットのシールドは腕とのジョイント部より上側がだいぶボリュームがあり肩アーマーやウイングに干渉しやすくこのポーズを取るのがかなり難しいんですよね。
ウイングをほぼ真後ろまで向ければ干渉は回避できますが今回は写真のようにバインダー展開状態でポーズを取りかったのでご覧の通り上腕を軽く後ろ方向にロールさせ手首だけまた水平に戻すことでなんとかクリアしました。
バーニアの多いウイングゼロ。
ここで稚拙な筆塗りクオリティがいくつか露呈><
バックパックの2つのバーニア間の部分も設定どおりブルーで塗装するとぐっと劇中イメージに近づくのでオススメです。
最終回のエピオン戦のマシンキャノン発砲イメージ。
旧1/60やMETAL ROBOT魂のように回転機構が再現されていればマシンキャノンの砲身も太く存在感が出るのですがカバーを外しての露出式だとどうしても構造上ボリューム不足感が否めませんね…^^;
ネオバード形態。
上のロリバスの項でシールドの長さについて触れましたがおそらく本キットはMS形態で従来キットより足長プロポーションになったためにバード形態のフォルムにおいても下半身が長くなってしまっていてその帳尻を合わせるためにシールド長も長くなってしまったのではないかと推察しています。アニメやイラスト等2Dだと機種や翼を大きく印象的に描いて下半身部分はオマケ程度に小さくすれば飛行モード感を出せるのが強みですが3Dのプラモデルではそうはいかないのが難しいところですね。
シールド先端のゴールドがやたらギラついていますがたしか今は無きタミヤのミニ四スプレーのブライトゴールドで吹いた記憶があります(笑)
こだわりはウイングバインダーの裏側をアニメ同様にホワイト一色で仕上げているところです。特に上端の青い部分の裏側もホワイトにすると「白い機体」としてのイメージが強くなりその肩や胸部のカラフルさからおもちゃっぽいと言われる雰囲気が結構抑えられるのでお気に入りです。
一方でROBOT魂とかだとここがグレーになってまた別の印象になっていますね。
このキットの持病(?)である肩関節のボールジョイントを受けるボディ側のポリキャップが背中側にめりこんでしまうことが多くその度に一旦右腕を外してツメで前方に引き戻すという作業を繰り返すうちに受けポリキャップがボロボロになってしまったのでポリキャップをパーツ請求。ついでに背中側に行かないよう適当にアクションベースのランナーのパーツナンバー部分を切り取って数字の凸が消える程度にヤスってストッパーとして仕込みました。これで上述の症状は解決しましたが仕込んだ厚みの影響でボディの前後面の合わせ目がやや残ってしまったのでもう少し削ってさらに薄くした方が良いと思いました。
アンテナ中央とシールド先端はシールにレジンを盛って硬化させて貼り付け。
サーチアイ内部シールにも同様に薄めに盛りました。このあと裏面に蛍光イエローグリーンを塗ったクリアグリーンのカバーでフタをしますがこの凹みにレジンを盛りすぎるとこのカバーが奥まで入らなくなるので注意が必要です。
(余談ですがこの写真ではまだライフルの色が完成版ではありません)
地味に一番考える時間が長かったライフルのメイン色。
W公式ページの設定画だと銃身は薄紫系のグレーなのですがアニメ本編では白寄りのグレー(ライトグレー)だったのでヨドバシの塗料売り場で延々と塗料とにらめっこした結果写真の左下の明灰白色を選びました。自分の中でこれは完璧とはいかないまでも8割くらいは満足できたのでまあいいのかなという感じです。
逆に銃口やグリップはネイビーブルーを使用しましたがこちらはやや暗かったかもしれません。ホワイトを微量混ぜるのもアリかって気もしたのですが作業量を考えて単色で仕上げました。
今になって思えばニュートラルグレーが一番かなという気もします。
上部のゴールド部分はブラック下地でシルバーの上にクリアーイエロー+クリアーオレンジ少量という定番レシでその上に半光沢トップコート。
当初はラッカー系で筆塗り3段で挑みましたがさすがに何度も失敗したので最終的に一番上層のクリア部分はアクリジョンに頼る事でなんとか切り抜けました。
薄く吹けるエアブラシがあれば…( ´;ω;`)
上の写真ではブラックがタミヤカラーのアクリルになっていますがこれは本来望ましくない組み合わせなので最下層はラッカーのブラックが良いと思います。(幸い今回はその上のシルバーはキレイに発色してくれましたが)
こちらはライフル修正前の状態、公式サイトの設定画や旧キットのカラーガイドを参考にミディアムブルー+ホワイト+レッド少量といった具合で塗装したもの。これはこれで悪くないですが…
なにげに本機TV版ウイングゼロのツインバスターライフルはキットによってもカラーガイドが全てバラバラなので人によってイメージは異なるかもしれませんね。
今回リペアするにあたりいくつかパーツ請求をしたのでついでに変形時にMS形態の足の裏からバーニアを引っこ抜いてバード形態用の足に差し替える工程が面倒だったので思い切って足裏バーニアをもう1セット請求しました。技術のある人ならレジン複製でクリアしちゃうかもしれません。
このキットで一番厄介と思われるこのバインダーのヒンジ(笑)
これは初めて商品写真を見た時から自分には改造する技術がないので露出しているグレー部分をブルーで塗ってメカ的な可動部としてではなくここ全体を「カバーのブルー部分の一部の塊」として見れるようにしようと決めていました。
しかし当然摺動部(互いに擦れるところ)は速攻で塗装がハゲてしまいさらに何度かいじっているうちに写真のように破損しパーツ請求するはめに。
自分の技術的には左下の模式図のように外部に露出する外周部分はブルーで塗装しつつU字型の受け部とそれに対応するカバー側の軸部分は可動最優先のため無塗装が理想なのかなというところに行きつきました。そうすると最終的な外観として白い部分が残る事になりますが自分の中ではそこが落としどころなのかなあという気がします。
現時点でもカバー側軸部分に青の塗料が中途半端に残っていますが薄め液で落としていくのも今後の強度的に少し不安だったり…;
ということで、長文だらけの本投稿を最後までご覧くださりありがとうございました。
普段なかなかプラモには時間を取れないのですが本機は長時間向き合ったので出来るだけ気づいた事は残しておきました。
「後の兵士(モデラー)達のために…!」
数年前に完成させた物をドボンしたり今の技術で部分リペアしました
コメント
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普段はガンプラクラスタに入り浸っている者ではないのですが2025年1月頃スマホを見ているとGoogleのオススメニュースにGUNSTAが表示されここの存在を知りました。
そして覗いてみるとなにやらガンダムW30周年ということでウイングコンが開催されていることを知り、他の参加者の作品に共感する個性を感じたり自分も既に完成しているキットが手元にあるのでこれをリペアしたりして出品しようと思いアカウントを開設した次第です。
(とはいえこれ以降コンスタントに投稿できる見込みはありませんw
自分はガンダムWがリアルタイムで触れた初のガンダム作品であり尚且つガンプラもWから始めました。当時は小学生でパッケージの塗装済み完成品のクオリティに遠く及ばず憧れているだけでしたが最近はYouTubeなんかで上級者の手元が見られるようになり技術向上の追い風も吹いており少なくともここで投稿した作品はあの頃の膝をついてた自分の救済になっているんだなぁと感じています。
上で共感する個性と書きましたが、こんな経緯なもんですので当時の旧キット(に限らず最近のでも好きな機体も)をそれほどカスタムせず全塗装してる人の作品にはすぐにいいねを押してしまいますw