カラミティR
「地球連合軍第81独立機動群 ファントムペイン」で運用される「GAT-X131 カラミティ(以下カラミティ)」の少数量産仕様。「リビルド1416プロジェクト」で実現されなかったカラミティをベースとした万能機。ベース機から引き継いだ「複列位相エネルギー砲」を内蔵し、汎用フレームである「X100系フレーム」と腰部マウント、ストライカープラグ、「VPS装甲」と「パワーエクステンダー」を搭載した機体。
※以下は「カラミティR」を解説する上でのカラミティに関する公式設定の用語解説になります。読むのが面倒な方、公式設定に詳しい方は飛ばしていただいて結構です。
カラミティガンダム
「機動戦士ガンダムSEED」に登場する砲撃仕様の機体、「カラミティ=災厄・疫病神」の意味。カラミティは地球連合軍内の万能機開発計画「リビルド1416プログラム」のベース機体であるという設定があります。
「リビルド1416プログラム」
カラミティをベースにべトロ二クスや「GAT-X105 ストライク(以下ストライク)」のストライカーパックを部分的な携行部位にする等の細分化を行い、万能機を開発する計画。性能実証機として「GAT-X133 ソードカラミティ」が存在します。その後、万能機計画はストライクの量産機である「105ダガー」へと移行し本プログラムは事実上の頓挫してしまいます。
ソードカラミティガンダム
「リビルド1416プログラム」に基づいて開発された、性能実証機。砲撃仕様のカラミティとは対照的な近接格闘仕様。3機が製造され、全て実戦投入されています。しかし、「リビルド1416プログラム」の頓挫でカラミティの系列機の開発は一時途絶えてしまいます。
「アクタイオンプロジェクト」
地球連合軍第81独立機動群「ファントムペイン」と、アクタイオン・インダストリー社主催の企業チームによるGAT-Xシリーズ強化再生計画。プロジェクトの内容は「試作MSの再評価」。「GAT-X131B ブラウカラミティ」がカラミティの強化プランとして開発されます。(統合兵装ストライカーパック「I.W.S.P.」はC.E.71年には連合軍内での実機は無く当プロジェクトで建造された。)
ブラウカラミティガンダム
「アクタイオンプロジェクト」で開発されたカラミティの各種武装が2倍に増強された機体、超砲撃能力を会得したものの、機体の建造費が年間予算の数倍となってしまい、その後の歴史でカラミティの系列機は量産化される事はありませんでした。
※恥ずかしながら、当ページは非常に妄想が激しくなっております。文章も多めです、苦手な方はせめて画像だけでも眺めてあげて下さい。
装甲材質を後期GAT-Xシリーズの特徴である「TP装甲」からC.E.73年当時流行の「VPS装甲」へ変更し防御力の向上を図っています。そのため、待機時には「ディアクティブモード」になります。(VPS装甲=バッテリーの許す限り、物理攻撃をほぼ無効化する装甲、PS装甲の発展型、TP装甲もその一種)※画像は編集しています。
固定武装の一つに「対装甲コンバットナイフ・アーマーシュナイダー」があります、ソードカラミティが装備していた物と同一の仕様でふくらはぎのマウントも同様の緊急用武装です。
恐らくですが、「リビルド1416プログラム」で言う¨武装細分化¨とはこういった形態を指すのかも知れません。
近接格闘仕様であっても「カラミティR」の内臓火器である「580mm複列位相エネルギー砲 スキュラ」も使用可能です。内臓火器の存在は機体の汎用性を低下させる定説が存在しますが、胸部のエネルギー砲の存在は手持ち武器の有効射程、ストライカーパックの種類や有無に関わらず、機体正面の敵機に対して高いアドバンテージがあります。
カラミティと同じく、「I.W.S.P.」も連合軍内で量産化の再用見送りとなってています。本装備は様々な¨使いずらい¨の要因で不採用となっています。何が¨使いづらい¨かと言えば「器用貧乏」である事、「配置バランス」の悪い事、にあります。改良機種として「ノワールストライカー」等が存在しますが「I.W.S.P.」自体は決して弱いストライカーパックではありません、各レンジに対応可能な射撃武器と攻防一体のシールド、高い機動性、そして対艦刀も備えています。
「カラミティR」はベース機の砲撃仕様(カラミティ)、近接格闘仕様(ソードカラミティ)の実戦経験があり、尚且つ「リビルド1416プログラム」要項の「携行部位」「アビオニクス」の設定も可能である為、「I.W.S.P.」の「器用貧乏」を「汎用性」として捉える事が出来ます。
C.E.の世界ではビーム刃は互いにすり抜けてしまう上、物理攻撃に対して無敵の防御力を誇る本機でもビーム攻撃は決定打となってしまう為、シールドの存在価値は非常に大きいです。
「リビルド1416プログラム」を掘り下げ、「カラミティR」という機体を作ってみたわけですが、模型的な解説を一切していませんね、世界観の話ばかりになってしまいました。
模型的な話をすると「脚部の延長」「アーマーの裏打ち」「ストライカープラグ増設」「ストライクとのミキシング」を行っています。
宇宙世紀作品ばかり作っているので、久しぶりにSEED系のスタイリッシュでかっちょいいガンダムが出来たので個人的には満足です。
「ウィンダム」の発売が待たれていますが、付属の「ジェットストライカー」を本機につけても面白いかも知れませんね。(2020年5月14日現在)
ストライカーパック対応のカラミティガンダムの量産仕様です。
コメント
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これが実用化されていたら…ウィンダムに代わって連合側の主力機になっていたかもしれません
しかしカッコいい…自分も再現してみたいです
コメントありがとうございます‼
嬉しいです‼
同じ100系フレームの機体の中でも、
ストライクは非常に汎用性が高い一方で、
それ以外の機体がやたらと局地型なので、
SEED一期の連合の最後発、後期GAT-Xシリーズから
カラミティをチョイスしてみました。
派生機が多い機体ですしね‼
フルメカニクスで量産型カラミティを再現してみては!?
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