今回はHGUCザク改です。評価が低いというか原作に似ていない、そもそもプロポーションバランスが悪いと厳しい意見の多いキット。しかし、F型やF2型の系列機として説得力を出そうとしたアレンジは個人的には好みです。そのアレンジを尊重しつつプロポーションを改修してみました。
色はタミヤカラーからレーシングホワイト、ネービーブルー、ブリリアントオレンジ、ガンシップグレイ2、メタリックブラック、Mrカラーからキャラクターレッドを使用しました。
基本塗装後、レッドブラウンで全体をフィルタリングし細部塗装及びデカールワークの後にブラウンのパステルでドライブラシを掛けて戦後に運用された連邦所属ジオン製MSの白を表現してみました。
MMP-80はHGUCザク2F2の物を流用しています。ザク改付属の巨大なMMP-80は劇中の雰囲気を捉えたものとは思いますが、個人的にMMP-80はコンパクトなイメージなのでこちらを選択。
首のポリパーツをプラ板で嵩上げし首を延長。これで顎を引けるようになり首をすぼめたような元キットの情けないシルエットを軽減しています。
また、モノアイも可動化する事で上の空な目線を真っ直ぐに矯正しつつ表情を出す事も可能にしました。
スパイクアーマーのボリュームに負けている右肩はシールドを斜め上にずらして適度な空間を持たせてボリュームアップしています。
サイドスカートは左がペラペラでグレネードを懸架した右のボリューム負けHGザク改のヒョロガリ感の原因になっています。左を厚さ2mm、幅2mm、右を厚さ1mm、幅2mm延長し接続軸をずらしてREザク改のようなバランスへ変更しました。
太ももは無改造で充分なボリュームですが脛周りがボリューム負けしており、これが原因で妙に下半身が貧弱で短足な印象に繋がっています。こちらは2mm幅増ししてジオンらしい末広がりの足へと改修しました。
腕は正直キットのままでも充分と思います。今回は個人的な好みで0.5mm幅増ししました。その他、ハンドパーツにちゃんとした握り手が付属しない為MSハンドを利用しています。ただし、ディテール過多かつやたら角々しいのでディテールダウン及びエッジの削ぎ落としを行っています。
賛否分かれるキットですがポテンシャルは高いキットです。アレンジがハマる人は無改造で、そうでない人でも簡単な改造で自分好みに出来るキットですので是非是非皆様もどうでしょう。きっと愛着がわきますよ。
コメント
コメントをして応援しよう
コメントにはログインが必要です
コメント失礼します🙇♂️
このキットはスタイル改修したくてもどう改修すればいいのか良くわかりませんでしたが、山城さまの改修内容を見て納得のカッコ良さでした🤩
是非参考にさせて頂きますー🤗
すごい…。やはり膝下が課題ですね。幅増しの効果もありとてもかっこいいです。参考にさせて頂きます。
改修と膨張色の連邦カラーによって、下半身のバランスの悪さが見事に解消されてますね。
子供の頃に劇場版1st、08小隊、SEEDがきっかけでガンダムにハマりました。ガンプラは復帰勢でノウハウ勉強中です。MSの好みはがっしりとしたUC系機体です。
宇宙艇
旧キットサラミスをベースに宇宙艇を制作しました。サラミス自体…
HGUC ザクⅡF2キンバライト基地所属機その2
前回に引き続きキンバライト基地仕様のザクです。今回は全身ブラ…
HGUC ザクⅡF2キンバライト基地所属機
HGザク2F2キンバライト基地所属機のうち盾なしツートンカラ…
HG×30MS アドバンスドヘイズル
アドバンスドヘイズルMS少女化、ようやく完成しました。バンダ…