新生ジャック・ザ・ハロウィンに配備された機体。隊長のジャック・ベアードは何とも言えない表情でその機体を見た。ある少女との出会い。彼がまだエゥーゴのパイロットだった時に邂逅した少女は芯の強い娘だった。
そしてもう1つの過去。更に前AEのテストパイロット時この機体と同じ色で塗装されたガンダムの記憶。その機体は「開花」の名を冠されていて、当時の最新技術を詰め込んでいたがパイロットへの負担が強すぎた事と計画自体が無くなり幻となったのだ。しかし彼からしたらその機体に乗ったことで降格させられた上にパイロットとしての技量不足に泣かされた苦い思い出が蘇ってくる。
そんな思いに耽ているとメカニックが話し掛けてきた。まだこの機体は完成形ではないと言い始めた…
追加兵装が付いたらまた呼ぶよと初老のメカニックが声を掛けてくれたので、軽食を摂りにMSデッキを離れた。
2時間後完成したとの報告が来てMSデッキに戻るとそこには何故か見覚えのあるシルエットがあった。
追加兵装をした機体はかつて「開花」の名を冠した機体にそっくりだった。苦い思い出が押し寄せてくるなか、正式な機体名を初老のメカニックが伝えてくれた。ガンダムMk-Ⅱ改/フルブルーム。意味は「満開」。悪い冗談だろ…
コンセプトは1機による多目的運用。概念までそっくりだった。長距離レンジからの狙撃に、防御兵装であるIフィールド。更にオプションでビームガトリング装備のまさにてんこ盛りというやつだ。
過積載のアラームが標準で鳴り続けるので、切ったそうだ。こんな機体を使えと。確かに世代交代著しく旧型のGMⅡしか配備されなかったこの隊にとっては試作MSの配備は目からウロコだったが…AE社の悪意すら感じとれてしまう。
しかしそんな余韻に浸っていると急に接近警報が鳴り、艦内を騒がしくしてきた。
追加兵装は全て解除してくれ。
初老のメカニックは表情を変えず指示を受け入れてくれた。若いメカニック達はゲッソリしていたが、訳の分からん物を抱え込んでの出撃なんて御免だ。
付けるのは時間が掛かったが外すのは早く、すぐにゴーサインが出た。
カタパルトが展開し、ハッチが開く。
「ジャック・ベアード、ガンダムMk-Ⅱ改出すぞ」
という事で設定で色々と遊んでました。
普段ディジェしか作ってないので本当に何年振りかのガンダムタイプでした。
久々のガンダム楽しかったです。
小学生の頃祖父が連れて行ってくれた富士急ハイランドで体験した「ガンダムザライド」のジャック・ベアードの乗機を作ろうと思って作り始めました。
制作に関してはそこまで凝らずにシンプルに分かりやすくをテーマにしました。
ここまでお付き合い頂きありがとうございました。また次回作でお会いできたら幸いです。
コメント
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自分なりに設定をでっち上げて作り上げるのも、良いと思います。
俺自身もガンダムMKーΙΙの追加装備を自分なりに設定をでっち上げて、プラ材でスクラッチ製作しました。
お気に入りの機体なのでもう一つ追加装備を製作してみたいです。
ディジェとゲルググが大好きで、作る作品はかなり偏りますがよろしくお願いします!
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