22年前に初版が発売されたときの絶望的な「 これじゃない」感を払拭するべく、全身に手を入れました。
結果、センチネル画稿でも伝説の1/72スクラッチビルドでもないものになりましたが、「オレの頭の中にあるセンチネルガンダム」になりました。
全身にわたってプロポーション変更を施しました。
脛で3mm、太腿で4mm、腰部で2mm、腹部で4mmそれぞれ延長。それに合わせて、腕部も前腕で4mm、上腕で2mm延長してます。
コクピットブロック、腰部フンドシ、足首は、形状が好みではなかったので新造しています。
左斜めから
膝アーマー部は、前に傾けるようにくさび状にプラ板を挟んで形状変更しています。
右斜めから
足首は、いわゆる「カトキスリッパ」を意識して新造しました。
頭部
このアングルではわかりにくいけれど、上下に幅詰めして前後に延長。後頭部はカトキ画稿の特徴である「折れ角」を入れてます。
フェイス部
カメラアイは、蛍光塗料を使ったのでUVで光ります。
腹部〜腰部
大幅に手を入れた部分。サイドアーマーは、グレーの基部を中から生えているように腰部に固定して、アーマーだけが可動するように変更。おかげで、腰は回転できなくなったけど…。
胸の内部フレームと肩関節はガンダムVer.O.Y.Wに置き換え、腰部関節はMGユニコーンガンダムに置き換えました。
バックパック〜腰部
スラスターノズルは金属製のパーツに交換。腰部のバズーカラッチ部分も新造して前後に延長しました。
スクラッチした足首(カトキスリッパ)
グレーのフレームと関節はVer.O.Y.Wの物を使用して、前後のスリッパ部をスクラッチ。はじめてレジンでの複製にも挑戦。
塗装前の状態
あちこちに手を入れた跡が。手を入れなかったパーツは、ヘリウムコア、膝の「マルイチ」などほんの僅かです。
サイドビュー
カトキスリッパと腰部のボリューム変更がはっきりわかるショットです。
リアビュー
頭部
大幅に形状変更しました。前後に延長して上下方向は幅詰めしてます。サイドのスリット部は、削り落としてプラ板で薄くしました。ツノは、長さが気になったのでVer.O.Y.Wに変更。
胸部
いろいろやり過ぎて、正解がわからなくなってます。
腰部
フンドシ部は、キットのもののまわりをプラ板で囲んで大型化と形状変更。かなり大胆に前後に伸ばしました。
腕部
プロポーション変更に合わせて延長。かなりスマートになりました。拳は、B-CLUBの「ハイディテールマニピュレータ」。当時物です。
あぁ…これじゃないんだ…の素組み
1/100 MG RX78-2 GUNDAM ver.Kaを大改修しました。
コメント
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初投稿おめでとう🎊ございます。素晴らしい仕上がりでかっこいいです😁 ガンプラ楽しみましょう👍
ありがとうございます。
パチ組み素立ちのものが多いのですが、これは気合を入れて組んでみました。
最近のキットは、特に手を入れるところがないものがほとんどですが、こいつだけは許せなかった(笑)。
本気の大改修、お疲れ様でした。キット発表時の「コレジャナイ感」は強烈で、期待していたものが明確だっただけに、本当にがっかりしたものでした。そこに決着をつけようとするかのような大改修、こだわりや想いや熱量が透けて見えてきます。素晴らしい作品を見せていただき、ありがとうございました。
ありがとうございます。
あの時の「これじゃない」を共有しているということは、きっと同年代の方かな?と思います。
なかなか工作力が伴わず、遠回りばかりしたように思いますが、やりたいことはできたかな、と満足な気持ちです。見ていただきありがとうございました。
老眼はつらい…