可能性を摘む幻影(シナン・ミラージュ)

永野護さんのモーターヘッドのようなスラっとした美しいシルエットを目指しつつ、シナンジュのもつマッシブさや豪華さも両立できるよう頑張りました。

背面です。煌ギラーガのパーツをジャラジャラいわせてます。

わかりづらくなってしまいましたが、目も造形しました。赤い目の中に黒目も入っています。

また、頭部側面に二段階で開閉するコックピットブロックを追加しています。
…撮り忘れですね。

足に入っている黒いラインや胸部、手首等の黒い部分はサファイアブルーを上から吹き付け、青い光沢感のある仕上がりにしました。

背景が白だったので見えづらかったですが、腕にトゲがついています。ここだけつや消しなので少し質感が違います。
シルエットにも大きく影響される部分で、最後の最後につけた部分でもあります。
個人的にはとても好きな箇所の一つです。


ここからは作業工程兼思い出語りです。おまけです。

全ての元凶ですね。キュベレイダムドを見たその時から「ガンプラのパーツのみを使ってモーターヘッドを作る」ことを心に決めていました。

まだかなりシナンジュですね。
腕部はバルバトスルプスの物を使用しています。
ヒールでもなく羽もついています。ここから…

煌ギラーガを手にし、全てが狂い始めました。
この尻尾パーツは麻薬です。発案時はテンション爆上がりの激エモファンタスティックドリームって感じになりますが塗装時にヒーヒー言う羽目になります。なりました。
頭部もここの時点でかなり尖りました。

ヒーヒーが×3になりましたね。しっかりヒーヒー×3言いました。

生きてるうちにもう2度と見ないであろう(見たくない)塗装風景です。動かしながら動かしながら塗装しましたが、最後の最後まで時間がかかってしまいました。

ヒールです。足の接続はMGシナンジュの物を使用しつつ骨にHGシナンジュの膝部分を使用、そのまま膝装甲を使ってます。
つま先にゴールドフレーム天のつま先、踵はゼータプラスの腰部です。
普段作ってるモノがモノなので、メカのミキシングに手こずりました…

最後の最後まで悩んだ没案です。うるさ過ぎましたね。


このシナンジュでGBWC2019のプロショップ杯に参加させて頂きました。どこかで実物が見る事ができるかもしれません。
…いつも通り時間がかかり過ぎました。今年のうちにもう一個ぐらい作れたらいいなぁ…