魔女という言葉について

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現実の歴史的に、魔女として烙印を押された女性というのが男性権威主義の教会に排斥された女性の知識人であったりする歴史を現代のジェンダー感から考えれば、そうした言葉を今のアニメ作品に使う場合にどういう意味が生じるかは、いろいろと考えてしまうのは仕方がないことだと思う。自分たちとは違う宗教を邪教と呼んで差別したように、男性に権力を集めるために女性を「女性だから」というだけの理由で間違った存在として否定した際の言葉が「魔女」なわけで、とてもとても重い言葉だ。

そうした言葉を今の時代に使うと言った際に、男性に不当に差別されてきた女性を描き差別をなくすための言葉として使うのか、これからも差別し続けるための言葉として使うのか……そこはやはり注目せざるを得ない。

魔女とタイトルを付けた作品で、女性主人公のことを頭からっぽの馬鹿として描いたり、昔ながらの感情的・ヒステリックなステレオタイプの女性として描いたりした場合、それは差別の再生産に他ならない。中世の魔女狩り時代のまま男の脳は止まっていて、21世紀になっても女性を魔女と呼んで恐れ馬鹿にし嘲笑するだけってことになる。会社の役員は男性ばかりと言うのも珍しくない現代日本において、女性の活躍が増え始める状況に「女性が自分の立場を脅かそうとしている」と感じて恐怖している男性は多いようで、アニメでも、女性を男性主人公の下位、ひどい場合は使役される奴隷として描く作品の多いこと多いこと(旧統一教会が政治家とつながっていたように、アニメ業界でもそういう思想の宗教団体がバックについていると聞きますが)。

ロボットにしても超能力にしても、子どもが大きな力を手にするタイプの作品というのは、今までの間違った社会を直すために戦う話であるべきなんだろうなと思ったりする。ガンダムだって間違った戦争を起こした大人たちの中で新しい世代の子ども達がどう生きるかという話なわけだし、AKIRAとかも、当時ブラック校則とか受験とか窮屈な人生を押し付けてくる時代だったからこそ、それをぶち壊す不良たちが主人公だったわけで…。

新しい時代を求めるキャラが、古い時代をぶち壊す力として、カッコいいメカを使い大活躍、という作品をやっぱり見たい。もちろん、女の子のかわいい姿を見たい人も世の中居るだろうし、それ自体が間違ったことではないだろうと思うけど、それはそれこれはこれ、アクションにはアクション、ホラーにはホラー、ミステリーにはミステリーでそれぞれ求めるものが違うように、「かわいい女の子」を見たいならそれはそれを目的とした作品で描けばよく、ロボット物に求めても仕方がないと思う。

ロボット物に美少女キャラを求める層って、アニメ映画の吹き替えに声優未経験の芸能人を求める層と変わりなくない?って思ったりする。そこにそれを足さなくていいから!ってなる。

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