謎のロケット砲を味わい尽くす！　コアブースター

上の写真は今回登場する2機のツーショットです。改造らしきことはほぼしていません。羽根を前に向かって薄く削っているぐらいです。

/**************************************************/

ジャブローから退却するジオンへの追撃戦、ホワイトベースのクルーは当初ガンダムを上に載せられるコアブースターとの協働で行うと知らされていたが、実際に届けられたのは対艦用装備されたコアブースターと強行偵察可能なコアファイターであった。作戦内容は、前者にセイラ後者にアムロが操縦、コアファイターが先行出撃し敵発見後速やかに帰艦（可能ならばパイロットの判断で先制攻撃可）、コアブースターが出撃し残りの敵を殲滅することと決まった。

アムロ：コアブースターとはいえ、せっかくセイラさんの上に乗る予定だったのに！

セイラ：別にブースターでなくても構わないわよ。

アムロ：（あれっ、ここは怒られて場がなごむはずだったのに何か変だ・・・まあいいか）先に出て敵の足を止めるので、後はお願いします！

セイラ：（せっかく誘いを受けてあげたのに・・・）わかったわ。気を付けてね。

ほどなくアムロから2隻の潜水艦発見の連絡が入り、セイラは出撃準備に入った。さらにアムロは追加装備された対艦用小型ミサイルを含めた武器をすべて使い切り先制攻撃をかけ、1隻の足を止めることに成功した。

ほどなくセイラも出撃した。

セイラはこれまでの出撃と何かが違っているような気がした。それが出撃前の会話によるものかどうかはわからなかった。

セイラはアムロが足止めに成功した1隻を撃沈し、帰還した。

アムロ：もう1隻、惜しかったですね。

セイラ：あの1隻を鎮めるのが精いっぱい、しかもアムロが足止めしてくれたおかげ、情けないわね。

アムロ：そんなに自分を責めなくても・・・。今回は作戦の手違いもあったんだし、しょうがないですよ。

作戦結果がアムロからブライトとジャブロー上層部に報告された。そこには新規提案が示されていた。「ブースターに結合するコアファイターを今回出撃した強行偵察仕様にすれば、より大きな戦果が期待できた可能性がある」と。強行偵察仕様とはいえコアブースターよりはるかに脆弱な武装しかないコアファイターで潜水艦の足を止めたパイロットからすれば、自分一人でできた作戦との思いがあっても当然かもしれない・・・。

/**********************************************/

最後に「謎のロケット砲」ってそもそも何なの？の話を、あくまで個人の理解の範囲です。

1/100旧キットガンダムに付属している、ばね式で弾を飛ばせるロケット砲のことを、設定にもなくアニメにも出てこないので俗称としてこう呼ばれます。

これはおそらく、本放送当時に発売されていたクローバー社製のダイカスト版ガンダムに付属していた「ハイパーバズーカ砲」と称される武器が設定から随分違ったもので、これに似せたものと思われます。クローバーのガンダムは、ビームライフルがガンキャノンのものになっていたり、本体のアレンジ？もなかなか物もですので、興味のある方は検索してみてください。

砲塔のハイパーメガランチャー化と弾丸の対艦ミサイル化、これにて謎のロケット砲で遊ぶ企画はお開きとさせていただきます。お付き合いいただいた方、ありがとうございます。