1/1440ガンダム(とオリジナルストーリー第2話)

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以前投稿したオリジナル艦「コロンブス級改 強襲輸送艦”BDF-1”」のサイズ感を見るために作った1/1440ガンダムです。

セリアの1/150フィギュアにプラ板くずを切った貼った削ったして作りました~(gundam-kao5)

セリアの1/150フィギュアにプラ板くずを切った貼った削ったして作りました~(gundam-kao5)

ちっさすぎてピントが合わない・・・。写真撮るにも老眼鏡をかけなければいけないのか。

ちっさすぎてピントが合わない・・・。

写真撮るにも老眼鏡をかけなければいけないのか。

同サイズでオリジナルのコアブースター「CBT-GC01ベルーガ」も作りました。

同サイズでオリジナルのコアブースター「CBT-GC01ベルーガ」も作りました。

こっちはプラ板の切れ端からテキトーに。

こっちはプラ板の切れ端からテキトーに。

モビルスーツを乗せるとコロンブス級のサイズ感がわかりやすくなりますね!

モビルスーツを乗せるとコロンブス級のサイズ感がわかりやすくなりますね!

艦後部の艦載機専用カタパルトもギリいいサイズだったかなと。

艦後部の艦載機専用カタパルトもギリいいサイズだったかなと。

発艦した瞬間に燃えないかな?(汗)

発艦した瞬間に燃えないかな?(汗)

約1.2㎝でほぼスケール通り。

約1.2㎝でほぼスケール通り。

ちっさすぎてコアファイターのディティールとかカナード翼は作れませんでした・・・。

ちっさすぎてコアファイターのディティールとかカナード翼は作れませんでした・・・。

1/1440ガンダム&コアブースターでした。 前回から書き始めたオリジナルストーリーですが、文章長すぎて編集が大変&需要があるのかわからないwためプラモ紹介の後にまとめる事にしましたので、興味のある方、時間を無駄にしても怒らない方は駄文にお付き合いくださいm(__)m

1/1440ガンダム&コアブースターでした。

 

前回から書き始めたオリジナルストーリーですが、文章長すぎて編集が大変&需要があるのかわからないwためプラモ紹介の後にまとめる事にしましたので、興味のある方、時間を無駄にしても怒らない方は駄文にお付き合いくださいm(__)m

機動戦士ガンダム外伝『BELUGA DEFENSIVE FORCE』 第2話 強襲輸送艦”BDF-1”  「……そろそろ、母艦が必要だな」鈴鬼は、102号室の食卓に広げた地図を眺めながら呟いた。テーブルの上には、最近受けた依頼の報告書や、今後の任務予定が書かれた書類が並んでいる。ジャブロー周辺の物資輸送。 主戦場から離れた地域の情報収集。 戦闘終了後の負傷者救助。 輸送路が寸断された地域への物資搬送。 そして、損傷して動けなくなったモビルスーツの回収。 BDF――ベルーガ・ディフェンシブ・フォース。家族三人で始めた小さな会社は、今では六人の仲間と六機のモビルスーツ、そして前進翼を持つコア・ブースター、ベルーガを運用するまでに成長していた。仕事が増えるのはありがたい。依頼が増えれば収入も増えるし、BDFを頼りにしてくれる人がいるということでもある。しかし、今の装備だけでは対応しきれない仕事も出てきた。 「ベルーガは便利だけど、長距離輸送には限界があるんだよなぁ」 鈴鬼は地図の上にペンを置いた。 「モビルスーツを運べる数も限られるし、物資を大量に積んだら、救助した人たちを乗せる場所もなくなる。現場で損傷機を回収しようとしても、運搬手段がなければどうにもならない」 「確かに、最近はそういう依頼が増えていますね」 ルークが報告書を手に取った。 「救助活動も、現場に到着して終わりではありません。負傷者を安全な場所まで運び、必要なら治療を続ける必要があります。輸送と整備の拠点になる母艦があれば、対応できる範囲はかなり広がるでしょう」 「偵察にも便利だと思う」 エルが地図を覗き込んだ。 「遠方で情報を集めたあと、いちいちジャブローまで戻らなくてもよくなる。母艦を前進拠点にできれば、次の任務にもすぐ移れるわ」 「物資の補給も楽になるね」 ユウも頷いた。「遠隔操縦の通信中継設備を母艦に設ければ、任務中の運用にも余裕ができると思う」 「ニャ。ベルーガと母艦の通信・管制システムを連携させれば、情報共有と支援能力も向上するニャ」 チャトランが補足した。 「だよなぁ……」 鈴鬼は腕を組んだ。 今のBDFに必要なのは、戦艦のような強大な火力を持つ船ではない。モビルスーツを運び、整備し、物資を届け、負傷者を収容する。そして、任務を終えた仲間たちを乗せて帰ってくる船だ。 「よし。コロンブス級をベースにした母艦を作ろう」 鈴鬼がそう言うと、トミーが顔を上げた。 「……作ろう?」 「うん」 「買うんじゃなくて?」 「買わないよ」 「どこかの軍から譲ってもらうんじゃなくて?」 「そんな都合よく手に入らないだろ」 トミーは、じっと夫の顔を見つめた。 「……自分で作るのね?」 「もちろん!」 「とうとう船まで作るのかぁ……」 トミーは深いため息をついた。 「いや、待って。前にガンダムを作ったときも驚いたけど、あなた、本当にどこまで作るつもりなの?」 「必要なものは作る!」 「その勢いで家まで増築しないでよね!」 「いや、家はもう作った。」 「いつのまに作ってたの!?」 102号室に笑い声が広がった。

機動戦士ガンダム外伝

『BELUGA DEFENSIVE FORCE』

 

第2話 強襲輸送艦”BDF-1”

 

 

「……そろそろ、母艦が必要だな」

鈴鬼は、102号室の食卓に広げた地図を眺めながら呟いた。

テーブルの上には、最近受けた依頼の報告書や、今後の任務予定が書かれた書類が並んでいる。

ジャブロー周辺の物資輸送。 主戦場から離れた地域の情報収集。 戦闘終了後の負傷者救助。 輸送路が寸断された地域への物資搬送。 そして、損傷して動けなくなったモビルスーツの回収。

 

BDF――ベルーガ・ディフェンシブ・フォース。

家族三人で始めた小さな会社は、今では六人の仲間と六機のモビルスーツ、そして前進翼を持つコア・ブースター、ベルーガを運用するまでに成長していた。

仕事が増えるのはありがたい。

依頼が増えれば収入も増えるし、BDFを頼りにしてくれる人がいるということでもある。

しかし、今の装備だけでは対応しきれない仕事も出てきた。

 

「ベルーガは便利だけど、長距離輸送には限界があるんだよなぁ」

 

鈴鬼は地図の上にペンを置いた。

 

「モビルスーツを運べる数も限られるし、物資を大量に積んだら、救助した人たちを乗せる場所もなくなる。現場で損傷機を回収しようとしても、運搬手段がなければどうにもならない」

 

「確かに、最近はそういう依頼が増えていますね」

 

ルークが報告書を手に取った。

 

「救助活動も、現場に到着して終わりではありません。負傷者を安全な場所まで運び、必要なら治療を続ける必要があります。輸送と整備の拠点になる母艦があれば、対応できる範囲はかなり広がるでしょう」

 

「偵察にも便利だと思う」

 

エルが地図を覗き込んだ。

 

「遠方で情報を集めたあと、いちいちジャブローまで戻らなくてもよくなる。母艦を前進拠点にできれば、次の任務にもすぐ移れるわ」

 

「物資の補給も楽になるね」

 

ユウも頷いた。

「遠隔操縦の通信中継設備を母艦に設ければ、任務中の運用にも余裕ができると思う」

 

「ニャ。ベルーガと母艦の通信・管制システムを連携させれば、情報共有と支援能力も向上するニャ」

 

チャトランが補足した。

 

「だよなぁ……」

 

鈴鬼は腕を組んだ。

 

今のBDFに必要なのは、戦艦のような強大な火力を持つ船ではない。

モビルスーツを運び、整備し、物資を届け、負傷者を収容する。

そして、任務を終えた仲間たちを乗せて帰ってくる船だ。

 

「よし。コロンブス級をベースにした母艦を作ろう」

 

鈴鬼がそう言うと、トミーが顔を上げた。

 

「……作ろう?」

 

「うん」

 

「買うんじゃなくて?」

 

「買わないよ」

 

「どこかの軍から譲ってもらうんじゃなくて?」

 

「そんな都合よく手に入らないだろ」

 

トミーは、じっと夫の顔を見つめた。

 

「……自分で作るのね?」

 

「もちろん!」

 

「とうとう船まで作るのかぁ……」

 

トミーは深いため息をついた。

 

「いや、待って。前にガンダムを作ったときも驚いたけど、あなた、本当にどこまで作るつもりなの?」

 

「必要なものは作る!」

 

「その勢いで家まで増築しないでよね!」

 

「いや、家はもう作った。」

 

「いつのまに作ってたの!?」

 

102号室に笑い声が広がった。

鈴鬼が自分の作ったプラモデルを実機として召喚できる能力を持っていることは、BDFの仲間たちは全員知っている。

対外的には秘密にしている能力だが、仲間内で隠す必要はない。

だから、母艦を作るという話に誰も「そんなことが可能なのか」とは驚かなかった。

問題は、どんな船を作るのかということだった。

 

鈴鬼はメモ用紙を引き寄せ、鉛筆で船体の大まかな形を描き始めた。

 

「コロンブス級をベースにして、中央船体の上部にモビルスーツ用のカタパルトデッキを設ける。左右のコンテナは格納庫や輸送区画に使う。艦尾にはベルーガ専用の発進設備も必要だな」

 

「左右のコンテナは用途を分けるんですか?」

 

ルークが尋ねた。

 

「そうだな。片側はモビルスーツの格納と整備を優先。もう片側は物資輸送や救助した人たちの収容に使えるようにする。状況に応じて、回収した機体を一時的に収容できるスペースも確保したい」

 

 

「救助した人を乗せるなら、居住区画や医療設備も必要ね」

 

エルが付け加えた。

 

「それも考えよう。あと、ミノフスキークラフトを搭載して、地上でも運用できるようにする」

 

「地上でも使える輸送艦……。確かに、BDFらしい発想ですね」

 

ルークが感心したように頷いた。

 

「武装はどうするの?」

 

トミーが尋ねた。

 

「最低限の自衛用装備は付けるよ。でも、武装を増やしすぎて輸送能力を削るのは本末転倒だ。船の目的は、戦うことより運ぶことだからな」

 

「うん。それなら納得」

 

トミーは頷いた。

 

鈴鬼は、メモ用紙に大きく船の名前を書き込んだ。

 

BDF-1。

 

「ベルーガ・ディフェンシブ・フォース第一号艦。コロンブス級改、BDF-1だ」

 

「分かりやすくていいんじゃない?」

 

トミーが微笑んだ。

 

「名前は決まった。あとは作るだけだな!」

 

「隊長」

 

エルが、少し呆れたように言った。

 

「設計や工作の時間は?」

 

「三日くらいかな」

 

「……三日?」

 

ルークが聞き返した。

 

「うん。作業時間なら二十時間くらいで形にできると思う。材料も、ほとんど家にあるプラ板とジャンクパーツで足りるはずだ」

 

「相変わらず、規模と所要時間が釣り合っていませんね……」

 

ルークは苦笑した。

 

「まあ、隊長の能力を考えれば、建造そのものは問題ないでしょう。ただし、その間の任務をどうするか決めておく必要があります」

 

「そうだな」

 

鈴鬼は地図に視線を戻した。

 

「母艦を作っている間は、遠くの仕事は控える。エルたち第2小隊を中心に、ジャブロー周辺の比較的安全な輸送護衛や情報収集をこなしてもらう。無理に遠方の救助や大量輸送を引き受ける必要はない」

 

「了解。対応できる範囲の仕事を選ぶわ」

 

エルが頷いた。

 

「危険度の高い依頼は、母艦が完成してから改めて検討しましょう。今の戦力で対応できる仕事を確実にこなすほうが、会社の運営としても堅実です」

 

ルークの言葉に、鈴鬼も頷いた。

 

「その間も収入は確保できるし、機体の整備もできる。三日くらいなら問題ないだろう」

 

「じゃあ、私は食料と日用品の買い出しを済ませておくね」

 

トミーが立ち上がった。

 

「あなたは工作に夢中になると、食事も忘れそうだから」

 

「忘れないって!」

 

「この前、塗装に夢中になってお昼を食べ忘れたのは誰?」

 

「……俺です」

 

「でしょう?」

 

ユウが笑った。

 

「父さん、母さんに作業時間も管理してもらったほうがいいんじゃない?」

 

「いや、俺は子どもじゃないぞ!」

 

「でも、プラ板を持つと時間を忘れるよね」

 

「ぐぬぬ……」

 

KKが勢いよく手を挙げた。

 

「スズキサン! フネ、デキタラ、ワタシ、ニンジャ修行、フネノ上デ、シマス!」

 

「だから、船ができる前から自分の修行計画を立てるな!」

 

「ハイ!」

 

「返事だけはいいな、お前は!」

 

またしても、102号室に笑い声が響いた。

 

こうして、BDF-1計画は始動した。

 

翌日から、エルたち第2小隊は近場の依頼を中心に活動し、会社の運営を維持する。一方、

鈴鬼は必要な設計をまとめ、プラ板とジャンクパーツを使ったフルスクラッチに取りかかる。

材料は、すでに手元にある。

道具も揃っている。

必要なのは、設計を形にする時間だけだった。

そして三日後。

数枚のプラ板とジャンクパーツの山から、BDFの新たな母艦が姿を現すことになる。

それは、ただの輸送艦ではない。

仲間たちを遠くまで送り届け、物資を運び、傷ついた人々を救助し、そして全員を帰すための船。

その建造は、BDFが次の段階へ進むための、大きな一歩となるのだった。

 

三日間のフルスクラッチ「……できた」作業机の前で、鈴鬼は満足げに頷いた。三日間。実作業時間にして約二十時間。プラ板とジャンクパーツの山から、ついにBDFの新たな母艦が姿を現した。コロンブス級輸送艦をベースに改装された、BDF-1。全長二百八十メートル。中央船体の上部には長大なモビルスーツ用カタパルトデッキを備え、左右の大型コンテナには格納庫、整備区画、輸送スペースが組み込まれている。艦尾にはコア・ブースター、ベルーガ専用の発進設備。船体下部にはミノフスキークラフト発振器を搭載し、宇宙だけでなく地上でも運用できる。さらに、負傷者を収容する医療区画、救助した人々のための居住スペース、各種物資を運ぶ輸送区画も備えていた。戦艦のような強大な火力はない。しかし、モビルスーツを運び、整備し、物資を届け、傷ついた人々を救助するための機能が、船体の隅々に詰め込まれていた。「父さん、本当に三日で作っちゃったんだね……」ユウが呆れたように呟く。「だから三日って言っただろ?」「普通は三日で二百八十メートルの船なんか作れないよ」「普通じゃないからな!」「そこは否定しないんだ……」トミーは完成した船体を眺めたあと、作業机の周囲に視線を移した。「……で?」「ん?」「この散らかった部屋、誰が片付けるの?」鈴鬼の笑顔が固まった。「いや、ほら、艦の完成を祝ってから……」「完成したんでしょう?」「はい」「じゃあ片付けようね」「はい……」BDF-1の就役式より先に、鈴鬼は家庭内の環境復旧作業に従事することとなった。そして数時間後。片付けを終えた鈴鬼は、再び完成した模型の前に立った。そっと船体に手を置く。青白い光が走った。次の瞬間、二百八十メートルの巨艦が、その場に実在するものとして姿を現した。金属と複合装甲で構成された船体。細かな整備用ラインが刻まれたカタパルトデッキ。実際に開閉する各種ハッチ。船体内部からは機関の低い唸りが響いている。プラモデルとして作り上げたものが、現実の世界に存在する。何度経験しても、この瞬間だけは胸が躍った。「よし……!」鈴鬼は仲間たちを振り返った。「BDF-1、就役だ!」「ニャ! 機関、通信設備、各種管制システムの起動を確認したニャ! 異常なしニャ!」チャトランの声が艦内に響く。「各区画の環境制御も正常です。医療区画、整備区画、居住区画、すべて使用可能です」ルークが端末を確認する。「これで、ようやく遠方での救助活動にも余裕ができますね」「偵察のあとに毎回ジャブローまで戻る必要もなくなるわ」エルも頷いた。「補給と整備ができる前進拠点があるのは大きいと思う」「うん。通信中継設備もあるから、任務中の情報共有もやりやすくなるはずだよ」ユウの言葉に、鈴鬼も満足げに頷いた。「そういうこと。これからは、もっと遠くまで行けるぞ」そのとき、チャトランが通信の着信を告げた。「ニャ。ジャブロー近郊の民間協力者から通信ニャ」「民間協力者?」「隊長が転生してから、生活用品の購入などでお世話になっている個人商店の店主ニャ」「ああ、あのお婆さんか」鈴鬼の表情が変わった。通信画面に、見慣れた店先と、心配そうな顔をしたお婆さんが映し出された。『鈴鬼さん、忙しいところ悪いねぇ……』「どうしました? 何かありましたか?」『実はね、息子夫婦と孫が働いている島があるんだけど……』お婆さんは言葉を詰まらせた。『太平洋の小さなリゾート島でね。ジオン軍に占拠されたって話が入ってから、ずっと連絡が取れないんだよ』画面の向こうで、お婆さんが膝の上の手を握りしめる。『あの子たちが無事なのかどうか、それだけでも知りたくてね……』鈴鬼は黙って話を聞いていた。この世界に転生してから、右も左もわからなかった自分に親切にしてくれた人。特別な見返りなど求めず、日用品を売り、土地の事情を教え、何かと気にかけてくれた人だった。その人が、今度は家族の安否もわからずに不安な時間を過ごしている。「……わかりました」鈴鬼は静かに答えた。「俺たちが様子を見に行きます。息子さんたちの安否を確認して、可能なら島の人たちも救助します」『でも、危ないんだろう?』「危険があるのは承知しています。でも、俺たちはそういう人たちを守るためにBDFを作ったんです」『鈴鬼さん……』「大丈夫ですよ。できる限りのことをします」通信が終わると、鈴鬼は仲間たちに向き直った。「みんな、BDF-1の初任務だ」エルが頷く。「目的地は太平洋上のリゾート島。まずは敵の配置と民間人の状況を確認するわ」「救助活動を前提に、医療設備と収容区画を準備します」ルークが続けた。「ニャ。周辺海域の通信記録と偵察情報を照合するニャ」「よし。BDF-1、出航準備!」こうして、ベルーガ ディフェンシブ フォース一号艦”BDF-1”は初めての任務へと向かった。 〜To be continued〜

三日間のフルスクラッチ

「……できた」

作業机の前で、鈴鬼は満足げに頷いた。

三日間。

実作業時間にして約二十時間。

プラ板とジャンクパーツの山から、ついにBDFの新たな母艦が姿を現した。

コロンブス級輸送艦をベースに改装された、BDF-1。

全長二百八十メートル。中央船体の上部には長大なモビルスーツ用カタパルトデッキを備え、左右の大型コンテナには格納庫、整備区画、輸送スペースが組み込まれている。

艦尾にはコア・ブースター、ベルーガ専用の発進設備。

船体下部にはミノフスキークラフト発振器を搭載し、宇宙だけでなく地上でも運用できる。

さらに、負傷者を収容する医療区画、救助した人々のための居住スペース、各種物資を運ぶ輸送区画も備えていた。

戦艦のような強大な火力はない。

しかし、モビルスーツを運び、整備し、物資を届け、傷ついた人々を救助するための機能が、船体の隅々に詰め込まれていた。

「父さん、本当に三日で作っちゃったんだね……」

ユウが呆れたように呟く。

「だから三日って言っただろ?」

「普通は三日で二百八十メートルの船なんか作れないよ」

「普通じゃないからな!」

「そこは否定しないんだ……」

トミーは完成した船体を眺めたあと、作業机の周囲に視線を移した。

「……で?」

「ん?」

「この散らかった部屋、誰が片付けるの?」

鈴鬼の笑顔が固まった。

「いや、ほら、艦の完成を祝ってから……」

「完成したんでしょう?」

「はい」

「じゃあ片付けようね」

「はい……」

BDF-1の就役式より先に、鈴鬼は家庭内の環境復旧作業に従事することとなった。

そして数時間後。

片付けを終えた鈴鬼は、再び完成した模型の前に立った。

そっと船体に手を置く。

青白い光が走った。

次の瞬間、二百八十メートルの巨艦が、その場に実在するものとして姿を現した。

金属と複合装甲で構成された船体。

細かな整備用ラインが刻まれたカタパルトデッキ。

実際に開閉する各種ハッチ。

船体内部からは機関の低い唸りが響いている。

プラモデルとして作り上げたものが、現実の世界に存在する。

何度経験しても、この瞬間だけは胸が躍った。

「よし……!」

鈴鬼は仲間たちを振り返った。

「BDF-1、就役だ!」

「ニャ! 機関、通信設備、各種管制システムの起動を確認したニャ! 異常なしニャ!」

チャトランの声が艦内に響く。

「各区画の環境制御も正常です。医療区画、整備区画、居住区画、すべて使用可能です」

ルークが端末を確認する。

「これで、ようやく遠方での救助活動にも余裕ができますね」

「偵察のあとに毎回ジャブローまで戻る必要もなくなるわ」

エルも頷いた。

「補給と整備ができる前進拠点があるのは大きいと思う」

「うん。通信中継設備もあるから、任務中の情報共有もやりやすくなるはずだよ」

ユウの言葉に、鈴鬼も満足げに頷いた。

「そういうこと。これからは、もっと遠くまで行けるぞ」

そのとき、チャトランが通信の着信を告げた。

「ニャ。ジャブロー近郊の民間協力者から通信ニャ」

「民間協力者?」

「隊長が転生してから、生活用品の購入などでお世話になっている個人商店の店主ニャ」

「ああ、あのお婆さんか」

鈴鬼の表情が変わった。

通信画面に、見慣れた店先と、心配そうな顔をしたお婆さんが映し出された。

『鈴鬼さん、忙しいところ悪いねぇ……』

「どうしました? 何かありましたか?」

『実はね、息子夫婦と孫が働いている島があるんだけど……』

お婆さんは言葉を詰まらせた。

『太平洋の小さなリゾート島でね。ジオン軍に占拠されたって話が入ってから、ずっと連絡が取れないんだよ』

画面の向こうで、お婆さんが膝の上の手を握りしめる。

『あの子たちが無事なのかどうか、それだけでも知りたくてね……』

鈴鬼は黙って話を聞いていた。

この世界に転生してから、右も左もわからなかった自分に親切にしてくれた人。

特別な見返りなど求めず、日用品を売り、土地の事情を教え、何かと気にかけてくれた人だった。

その人が、今度は家族の安否もわからずに不安な時間を過ごしている。

「……わかりました」

鈴鬼は静かに答えた。

「俺たちが様子を見に行きます。息子さんたちの安否を確認して、可能なら島の人たちも救助します」

『でも、危ないんだろう?』

「危険があるのは承知しています。でも、俺たちはそういう人たちを守るためにBDFを作ったんです」

『鈴鬼さん……』

「大丈夫ですよ。できる限りのことをします」

通信が終わると、鈴鬼は仲間たちに向き直った。

「みんな、BDF-1の初任務だ」

エルが頷く。

「目的地は太平洋上のリゾート島。まずは敵の配置と民間人の状況を確認するわ」

「救助活動を前提に、医療設備と収容区画を準備します」

ルークが続けた。

「ニャ。周辺海域の通信記録と偵察情報を照合するニャ」

「よし。BDF-1、出航準備!」

こうして、ベルーガ ディフェンシブ フォース一号艦”BDF-1”は初めての任務へと向かった。

 

〜To be continued〜

次回!『BELUGA DEFENSIVE FORCE』太平洋に浮かぶ占領された楽園!そこに現れた、一人の凄腕スナイパー!!かつては部屋に閉じこもり、ゲームの世界で腕を磨いた胸部装甲Lサイズ!今やその照準は、戦場を支配する!!迫り来るザク! グフ! そして重武装ギャン改!!狙った獲物は逃がさない! 「撃てば終わる。でも、まだ撃たない」 孤独だった彼女が見つけた仲間と居場所。その一発が戦局を変える!! 『BELUGA DEFENSIVE FORCE』第3話! 太平洋の占領島!!狙撃手エル、出撃!!当たらなければどうということはない!?いや、彼女の狙撃は必ず当たる!! ー俺は、書き続ける事ができるか?-

次回!『BELUGA DEFENSIVE FORCE』

太平洋に浮かぶ占領された楽園!

そこに現れた、一人の凄腕スナイパー!!

かつては部屋に閉じこもり、ゲームの世界で腕を磨いた胸部装甲Lサイズ!

今やその照準は、戦場を支配する!!

迫り来るザク! グフ! そして重武装ギャン改!!

狙った獲物は逃がさない!



 

「撃てば終わる。でも、まだ撃たない」



 

孤独だった彼女が見つけた仲間と居場所。

その一発が戦局を変える!!

 

『BELUGA DEFENSIVE FORCE』

第3話! 太平洋の占領島!!

狙撃手エル、出撃!!

当たらなければどうということはない!?

いや、彼女の狙撃は必ず当たる!!

 

ー俺は、書き続ける事ができるか?-

老眼でもやればできるんだ!(と言い張りたいw)

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