旧キットマゼラ·アタック素組みとおまけです。拙い文章ですがオリジナルストーリー少しずつ投稿していこうと思いますので宜しくお願い致しますm(_ _)m
U.C.0079 3/14 第2次降下作戦から数日経ったキャリフォルニアベース近く、モハーヴェ砂漠を1台のマゼラ·アタックが轟音に異音を混ぜながら自隊への合流を急ぐ。
ジオン兵「やっぱり駄目だな。。。履帯の調子がどうにも良く無い、ろく進めず蛇行ばかりしてしまう」
同僚「。。。もう無理っすね、救難信号出しといたんで待ちましょう」
ジオン兵「そうだな、自隊合流は無理だな。。。にしてもろくな整備、補給も無しで此処迄制圧出来たのは大したもんじゃねーか??」
同僚「ははは。。。コイツだけじゃなくうちらも飲まず食わずですけどね。隊長も酷いっすよね、『遅れる者は捨てて行く。要らん!!』ですよ」
ジオン兵「だな、ひでーよな。コイツが調子悪いって通信入れたのに無視されたしな」
同僚「もういっそのこと他の隊に今からでも移りましょうよ!!」
ジオン兵「馬鹿が、そう簡単に一般兵のうちらが他部隊行き来出来るかよ??」
同僚「そーっすね。。。てか遅れたうちらってもうクビ。。。」
2人「。。。 。。。」
数分後。。。『ザッ、、ザザーッ、、、此方05小隊隊長【コウ·シミズ少尉】だ!!救難信号をキャッチ、そちら通話返答可能なのかぁー?無理なら信号で返答求むわぁ。』
同僚「お、、先輩返答来ましたっ!!返しますね!!『此方==小隊。マゼラ·アタック砲手==。操縦手==。2名共に一般兵であります!!履帯の不具合及び燃料不足にて停滞中です!!。。。《グーーーッ》そ、それと食糧と水が有れば。。。。』
コウ『おっけー、修理資材と燃料お前等の燃料もなぁ。そこは砂が緩ぃーから後2、3km程西に進めそうか??割と近い位置に我が隊は居るが1山越えて向かうから夜にはなる。それまで連邦の奴等に見つかるなよ!!それともう一つ多分お前等のが年上だw気ぃ遣うな、タメ語で良い。』
==『ザッ、、隊長。。。隊長らしくしててくださいよ!!タダでさえ若くて賢くて偉くて外では疎まれてるんですから。。。』
コウ『うるせぇなー【テン】は、俺が上に引き上げてやったのに。』
テン·コトブキ『そ、それは助かってますが。。。そもそも自分の方が一応年上で、、、ザッ、ザッ』
ジオン兵「。。なんだこいつら、『妙にガキみたいな少尉??』が隊長だとっ!?」
同僚「先輩、知らないんですか??降下前の『先のルウム戦役から鬼や悪魔の様に強く降りて来てからも破竹の勢いの小隊で通称【Krampus隊】と』呼ばれてるんですよ」
コウ『そうそう、ガキな大将が居て強くて偉いKrampus隊が迎えに行くから生きて待ってろって!!』
2人「通信入ってた。。『すみません!っ!宜しくお願い致します!!』ふぅー怖ぇーー」
残ってる燃料で合流地点へ向かうマゼラ·アタック。
ゴッゴゴ、キュルキュルキュル、ゴッキュルキュルキュル。。。。
仮設基地内、倉庫や宿舎を回り必要物資と人員を載せ助けを待つ同胞達へ向かう一行。
コウ「テン急げ!!無線で会話してた通りだが、現場にお前が居た方が捗る。乗れっ」
テン「通り。。。あ、悪口で言った訳では無いっすからね、少尉」
コウ「見た目は暗ぇーが根に持った事なんて一度もねぇーよ!!早く乗れっ」
テン。。。“こんな気持ちの良い奴が戦争に借り出されるなんて、しかも部隊の将迄やらされてるとは”。。。
コウ「お前もな。良い奴だ!!わりーな前線迄連れて来てしまって」
テン「え、自分何か喋ってました!?」
コウ「いやぁ、ごめん何でもねーわ!!先を急ごう。」
テン「さっきからなんでこんな悪路を。。。ぅうぇー。。。」
コウ「言った通り山越えてった方がはぇーのよ、吐くなよーwお前以外は皆涼しい顔してるぜ!!本当軍人らしくねぇーな元整備兵さんw」
テン「連れて来たのはあんたでしょーが。。。ぅぅ。。。」
山を越え、荒野を走る一行。
合流地点迄はまだまだ、月が上がる夜更け頃には着く予定。
救援を待つマゼラ·アタック一行達の前に友軍車両の灯りが目に入る。
ジオン兵「おーーーい、此処だーー!!わりーな大将さん。どうにも履帯の調子が悪くて隊から置いてかれてしまったわぁ」
コウ「こっちも遅くなってわりーな!!早速取り掛かるわー、その間に飯と水でも入れときなぁー」
月明りが辺りを優しく照らす中、幌を外しフレームと幌の間に挟んでいた真新しい履帯を古い履帯と手際良く交換修理するテン。
その様子はさっき迄ゲェゲェ言ってた顔とは違い活気に満ち、にこやかに作業に取り掛かっている。
瞬く間に修理を終わらせたテン、Krampus隊の活躍は彼の存在あってこその活躍かもしれない。
≡≡≡≡≡≡≡≡
U.C.0079 1/15未明 ルウム戦役
序盤こそ物量に勝る連邦艦隊が優位であった。
コウ『テン、わりーな出遅れた。。グワジンでキシリア様と謁見があった』
テン『本当迷惑ですよ!!雨の様に降り注ぐ無数の弾から隊を守りつつ主要艦隊等を足止めしろなんて、、、で、あの件で呼ばれたんでしょ?』
コウ『あぁ、詳しくは後だ、《黒い三連星》《赤い彗星》等に遅れを取るなよ!!俺に続けぇーー!!』
テン『またそんな無茶を言う。。。まぁ着いて行きますよ、隊長さん!!』
コウ『狙いは操舵、メインエンジンに集中!!動け無ければ落とさんくて良い。脱出のランチまで狙う様な奴は我が隊には要らん!!自軍であってもそんな奴は俺が落とす!!』
サラミス級1隻、マゼラン級1隻を撃沈したところで砲撃の雨を浴びザクマシンガンに被弾し使い物にならなくなった。
コウ『クソっ、テン、預けるから後で修理な!!』
テン『はい?ザクマシンガンですか??、、、まぁやりますけど』
コウ『勿体ねぇーからなwじゃぁ突っ込んで来るから後の者等を宜しくなぁー!!』
テン『はいはい。。。行ってらっしゃい!!』
バズーカに切り替え着実に戦艦を沈め、航行不能にしていくコウ。
コウ「チッ、弾切れか。。テンに整備がてらマガジン付けといて貰って正解だったな」
装弾後怒涛の勢いで戦艦を沈めゆくコウであった。
戦果はサラミス級2隻撃沈、サラミス級航行不能が1隻、マゼラン級2隻撃沈、マゼラン級航行不能が1隻。
《黒い三連星》の派手な活躍。《赤い彗星》の五艘飛び等に隠れはしたが我が隊の若き将はジオン兵の間では鬼や悪魔との噂が飛び交っていた。
ルウムの悪鬼Krampus隊の誕生
ルウム戦役後日談
コウ「グワジンでのキシリア様との謁見の件だが。。」
テン「あの件でしょう??」
コウ「あぁ《一週間》のなぁ、先の作戦時NBC兵器の無差別使用が有った。俺は一応の参加はしたが許せず出来るだけ民間人をお前等と共に逃がした。」
テン「。。む、酷い惨状でしたね。。。」
コウ「あぁ。。。《シーマ》が泥を被った形になったが。勿論俺の降格や除隊、隊の解散も有り得たが、お咎め無しだった。」
テン「??何故??」
コウ「その行動自体キシリア様の目に付いたらしく、今後は軍内の目付けや多少の汚れ役も任される事に。。。まぁキシリア様も人の子って事だったのかな??」
テン「お優しい結果ですが、まぁそれなりの代償は有るんですね。。。」
テン「今回の戦果だって航行不能を含めれば《黒い三連星》や《赤い彗星》等にもかなってましたよ!!いや、越えていたとも!!」
コウ「いや、良いんだ。俺等は俺等で信念を持ちながら進むだけだ。」
〜ルウム戦役明けの夜〜










コメント
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ついに公開ですね!
開戦もだいぶ序盤……ここからV作戦本格始動までの半年くらいの地球圏は、ジオン優勢?で少し落ち着いていたのでは?とか思うと、色々妄想も捗りますよね(gundam-kao6)
トラックはダイソーでしょうか……??ジオンエンブレムが入ると雰囲気出ますね(gundam-kao6)
そして、コウ少尉はもしや……!?
続きも楽しみにしております!
そして、今年は大変お世話になりました。良いお年をお迎えください(gundam-kao6)
ストーリー仕立ての作品、とても読み応えありますね😆
今年一年お疲れ様でした。
来年もガンプラ、楽しみましょう👍
基本宇宙世紀が好きですが雑食で他も見たり、読んだり、作ったりします。
見るほぼ専門でしたが30年振りに食玩やBB、SD多めになるかと思いますが自分基準で納得行った物を投稿したいと思います!!制作途中でももしかしたら投稿するかもです。大人になってからのブンドド超楽しくて素組や改造途中で完成塗装迄進まない病ですww
おじさんで制作遅く雑かと思いますが宜しくお願い致しますm(_ _)m
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