クラスターガンダム

シルエットフォーミュラシリーズ最後の商品となった本機、発売当時は子供心に「ダセエな…」と思って買いませんでした。しかし、昨今耳にしない日は無いクラスターという言葉に私の心は苛まれる。ああ、クラスターガンダムがいわれなき中傷を受けている。ならばせめて私だけでも、子供時代にダセエと思ってしまったその贖罪の意味も込めて、かのキットを救わなければ…。

かくして、私とクラスターガンダムの戦いが始まったのです。

しかし作ってみるとダサイものはダサイ。ここは思い切ったシルエットの変更をしようということで、ビームバズーカをコアファイターにマウント出来るようにしました。

ヴェスバーっぽくしたいなら銃口は下向きじゃない？と思われるかも知れませんが目指したのは大将軍なのでこれで良いのです。大目牙砲なのです。

ビームシールドも手持ちから腕のハードポイントに直結させています。

コアブースターはビームバズーカを懸吊できるようになりましたがエネルギー供給は出来ないでしょう。

コアファイター、この塗装のせいか魚のように見えます。

武器類、ビームバズーカはグリップを可動式に改造、ビームライフルはほぼ別物になってしまいました。手首は昔のガレージキットのようにグリップと一体化しています。

キットのままだとアンクルガードがスネと一体化しているのでここは別パーツ化させておきましょう。こういう所が違和感の出所になっているのです。

製作途中の画像データが見つからないので、取説の色指定図です。基本的なスタイルはキットのままであることがわかっていただけるかと。

主張の強いマーキングシール、コシの強いホイルシールは不使用とせざるを得ない。

他にもウマ面フェイスの改修などを行っています。

塗装は赤を廃してコバルトブルーとスカイブルーのスプリット迷彩風にして、彩度を寄せるためグレーは薄目にしています。

あとは適度にデカールを貼って我々の戦いは一応の決着をみました。

さあ、感染のない世を目指して翔べ、クラスター！

…クラスターが翔んで拡がったらまずくない？