蜀の五虎将は、その名を天下に轟かせていた。
しかし、天下の情勢が再び乱れ始めると、炎皇張飛神ガンダムは諸将を召集し、前代未聞の決断を宣言した。
【蜀・虎牢演武場】
炎皇張飛神ガンダムは、丈八蛇矛を手に、巨大な演武台の中央に立っていた。
張飛:
「関羽、趙雲、馬超、黄忠……。
蜀の五虎将は、天下無双の猛将たちだ!
だが、今の蜀には、五虎将と肩を並べて戦える戦士が、もう一人必要なのだ!」
諸将の間にざわめきが広がる。
張飛は右手を高く掲げた。
「今日――蜀の第六の虎を選び出す!!」
第一回戦――群雄淘汰戦
多くの蜀の将兵たちが選抜戦に参加した。
しかし、幾度もの激闘を経て、最後に演武場に立っていたのは、わずか二人だった。
一人は――
黒紫色の鎧を身にまとい、鋭い眼光を放つ、長柄武器を手にした武将。
魏延ガンダム(黄忠ガンダムをベースとした機体)
もう一人は――
若くして冷静沈着。
手にした武器を構え、その眼差しには侮れない闘志が宿っている。
姜維ガンダム(趙雲ガンダムをベースとした機体)
張飛は二人を見つめた。
「よかろう……」
「最後の一戦だ!」
「魏延! 対するは姜維!!」
その瞬間、会場は大歓声に包まれた。
⸻
第二回戦――勇猛 VS 智略
戦鼓が鳴り響く。
ドォォォン――!!
魏延が先陣を切って突撃した!
魏延:
「姜維! 戦場は机上の空論を語る場所ではないぞ!!」
長柄武器が猛烈な勢いで振り下ろされる。
ドォォォン!!
その迫力に、張飛でさえ真剣な表情を浮かべた。
張飛:
「こいつは……!」
「この力、五虎将の誰にも引けを取らぬぞ!」
誰もが魏延の勝利を確信しかけた、その時――。
姜維は突如として動きを止めた。
ドォォォン!!
魏延の振り下ろした一撃を、姜維はわずかな角度の違いでかわしたのだ。
そして、その動きを利用して反撃に転じる!
ガキィィン!!
魏延の武器が弾き飛ばされた!
会場に驚きの声が響き渡る。
⸻
最後の一撃
姜維は武器を魏延の胸元に突きつけた。
しかし、同じ瞬間、魏延の刃もまた姜維の胸元に突きつけられていた。
二人は同時に動きを止めた。
演武場全体が静寂に包まれる。
その時、張飛が突然、大声で笑い出した。
張飛:
「ハハハハハ!!」
二人が顔を上げる。
張飛は二人のもとへ歩み寄った。
「勝負は引き分けだ! これが本当の戦場であれば、お前たち二人は相討ちになっていたところだぞ!」
張飛は姜維を指さした。
「姜維! お前には智略がある。敵の戦術を見抜き、絶体絶命の状況でも勝機を見いだす力がある!」
続いて張飛は魏延に向き直った。
「魏延! お前には胆力がある。強敵にも正面から立ち向かい、たとえ窮地に陥ろうとも、決して退かぬ勇気がある!」
「だからこそ――」
「蜀の第六の虎に必要なのは、ただ一番強い者ではない。五虎将と肩を並べて戦える者なのだ!!」
張飛は二人の腕を同時に高く掲げた。
「魏延!!」
「姜維!!」
「この戦いに、真の勝者はいない!」
張飛は二人を見つめた後、ゆっくりと振り返った。
張飛:
「第六の虎については……」
張飛は二人の若き武将を見つめる。
「真の第六の虎が、いったい誰になるのか……。それは、これからの戦場が答えを出してくれるだろう!!」







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