【SD戦国伝】明智日向守光秀頑駄無

【近畿管領】
明智日向守光秀頑駄無
(あけち ひゅうがのかみ みつひで がんだむ)

清和源氏頼光流・土岐氏の支流を汲む美濃国明智荘出身の武士。

はじめ斎藤山城守利政一翁道三🐍に仕えるが、内紛を経て義龍流一色氏への政権交代に伴い郷里を追われ、長らく不遇の時代を過ごす。
放浪先の越前国で後の足利十五代将軍義昭の知遇を得、永禄年間、室町府幕臣の末席に列せられた。

義昭上洛のため尾張の昇龍🐲織田弾正忠信長との盟を仲介し、以後は幕府・織田家両属の重臣として活躍！
傑出した叡智で武勲・外交・政略あらゆる面で次々と重要な功績を上げ、数多の領国統治を担う織田五大将の重鎮として、信長の天下統一事業を支えた。

しかし天正十年🔥突如謀叛し京・本能寺で信長を弑殺！
その経緯には謎が多く、諸説乱立するが現在も確たる真意は不明である。

天下激震の大変事を起こしたが諸大名の調略は難航し、支配体制の整わぬ間に西国から驚異的強行軍で羽柴筑前守秀吉🐵の軍勢が到来。
両軍は天下分け目、大山崎の地で決戦に臨む！

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SD戦国伝・武神降臨編オリジナル武将、第四弾です。

武神降臨編では織田信長、豊臣秀吉、徳川家康といった戦国武将モチーフのガンプラが8体ほど発売されましたが、キット化に至らなかった武将を取り上げてオリジナル頑駄無化を試みています。

今回モチーフに選んだ明智光秀は、従来は主君を裏切った奸臣というイメージが強かったと思いますが、近年研究が進んでその並ならぬ叡智才覚、文化人としての教養、織田家筆頭の大名格たる手腕・実力など魅力的人物像が再評価されており、2020年大河ドラマ『麒麟がくる』でも主役に抜擢され今注目度No.1級の戦国武将かと存じます。

一方で単純に光秀=正義漢、信長の残虐性=悪とする解釈では計れない大変複雑な関係性があり、戦国時代最大の政変・本能寺の変に至った原因についても諸文献の研究が進んでいますが結局これが理由！という断言は出来ず、現代でも真相は不明で謎の多い人物でもあります。

今回は織田信長頑駄無の魔王感溢れるデザイン・カラーリングを意識して、信長の右腕たる参謀イメージでSD武者烈伝・天翔狩人摩亜屈(マークツー)をベースに製作しました。

摩亜屈ベースは武神降臨編・直江兼続頑駄無と重複するため、付属の刃斬武(バーザム)将軍の甲冑パーツや別売り互換パーツ「武化舞可の鉄肩」などを組み合わせて差別化を図りました。

特徴的なウサギの耳を模した前立兜のパーツは、光秀の従弟とも娘婿とも言われる重臣・明智左馬助光春(弥平次秀満)の所用と伝わる南蛮胴具足より兎耳前立兜をモチーフとして取り入れさせて頂き、エポパテで造型致しました。

あくまで左馬助所用と伝わる兜ではありますが、戦国武将の鎧兜の贈与交換は盛んに行われた(有名な直江兼続の愛の字前立も上杉謙信または景勝の所用を兼続に下賜した説があります)ので、こちらの兎耳兜を光秀が装備しても自然と思われた事から、面白いモチーフのため採用させて頂きました。

【地蔵行平】
後鳥羽上皇御番鍛冶・豊後国行平が鍛えし二尺五寸の太刀。
鎺元に地蔵菩薩の彫物を有す特徴から号する。
光秀と旧知の盟友・細川兵部大輔藤孝(幽斎玄旨)の嫡子にして、光秀の娘・ガラシャを正室に迎えた細川越中守忠興より、岳父である光秀へ献上されたと伝わる。

【国友筒】
近江国の鉄砲鍛冶集団・国友の一座が製造した火縄銃。
足利幕府の要請を受けて南蛮舶来の新兵器・火縄銃を解析し、熟練の技術力で精密量産体制を整えた国友村は、戦国期有数の鉄砲一大産地として繁栄した。

『明智軍記』に曰く明智十兵衛光秀は鉄砲の扱いに精通し、百発百中の腕を誇る名射手であったと伝わる。

毎回説明文が大変長くなってしまい申し訳ありませんが、ここまでお付き合い下さり感謝申し上げます。
以上、閲覧頂きありがとうございました。