【SD三国創傑伝】文鴦ダブルオースカイメビウス

新時代を象徴する若き勇将。
魏の将軍・文欽の嫡子で、司馬一族の専横に反旗を翻した父に従い挙兵する。

大将軍司馬師の軍勢と激戦を繰り広げ、並外れた猛勇で一躍天下に武名を轟かせた。

圧倒的兵力差を覆し司馬師をあと一歩まで追い詰めた獅子奮迅の活躍から、伝説の名将「趙雲の再来」と讃えられた。

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SD三国創傑伝・オリジナル武将の第七弾です。
『ガンダムビルドダイバーズ Re:RISE』よりダブルオースカイメビウスを演者に設定し、晋の文鴦モチーフで製作しました。

文鴦は三国志の中でもかなり終盤に初登場する武将です。
既に七十年以上も乱世が続いて集団戦術が発達し、かつてのように個人の武勇だけで戦局を左右する事は難しい「英雄なき時代」を迎えていました。

そんな時世に綺羅星の如く出現し、同時代随一の豪傑無双で勇名を馳せたのが文鴦です。
羅貫中『三国志演義』では、当時すでに一世代昔の英雄として伝説になっていた趙雲子龍の活躍を彷彿とさせる、と敵味方から称賛された様子が描かれています。

上述の逸話から着想を得て創傑伝・趙雲ダブルオーガンダムをベースに、ダブルオースカイメビウス演者へとカラーリング・形状の変更を施して製作しました。

孫家アストレイはじめ一族で同系統MSとする先例もありますが、文鴦と趙雲は時代も所属勢力も異なり血縁も全く無いので、演者MSは00ガンダムの面影を残しつつも直系の後継機等でなく、別世界作品の新たな機体であるダブルオースカイメビウスとする事で「趙雲の再来」を思わせる雰囲気を表現させて頂きました。

原型機のダブルオースカイは00ガンダム＋デスティニーガンダムという融合コンセプトでしたが、改修機のメビウスは更に(ストライク)フリーダムガンダムの要素を加えた設定となっています。

本作でも基本形状の趙雲ダブルオーに諸葛亮フリーダムの翼パーツを組み合わせてスカイドライブユニットを再現しました。
演者MSデザインの厳密な形状再現ではありませんが、カラーリングとの相乗効果でそれっぽく見える雰囲気に仕上げています。
（当初は司馬懿デスティニーの翼パーツも用意してましたが造型が禍々しくて悪者オーラが出てしまい、王道の主人公機感を出したかったので諸葛亮の方の翼パーツを採用しました。）

武器は馬超バルバトスの槌鉾(メイス)と趙雲ダブルオーの長剣です。
元々のキット仕様で両者の連結が可能だったためカラーリング変更してそのまま利用しました。

一目で猛将とわかる長柄の大得物を、と考えていましたがメイスだけではゴツ過ぎる印象があったので、こちら連結する事で重量と鋭利さを併せ持った大身鎗という感じになって、イメージ通りの武器を持たせる事が出来ました。
コーエーテクモ『真・三國無双7』に登場する文鴦の武器が投擲槍だった関連で、こちらの大身鎗もブン投げる設定です。

「司馬師！覚悟ォーーッ」

先日製作した司馬師レジェンドガンダムとは、楽嘉の戦い（毌丘倹・文欽の乱）において文鴦が魏軍の多重防衛陣を全て突破して司馬師の本陣を強襲し、直接干戈を交えたという戦歴からライバル関係の設定としています。

【白竜駆】
文鴦専用にチューンされた強化型トリニティバイク。
絶大な突破力で極短距離を駆け抜ける強襲性能に特化しており、持久耐性や長距離走破等の汎用性は一切考慮されていない。
座乗の想定も無く臨戦態勢の文鴦を直接接続、その衝力で雑兵を蹴散らし迅速に敵大将の眼前へと届ける使命を果たす。

トリニティバイク（趙雲の碧竜駆）は演者MSに合わせた白・青・銀のカラーに変更しました（後部にGNドライブも1基追加）。

文鴦ダブルオースカイメビウスは背部バックパックがGNドライブ基部とウイングユニット基部の二重接続となっていて嵩張るためバイクの搭乗スペースに座れませんが、そちらを逆手にとって(？)立ち乗り専用で疾駆する設定とさせて頂きました。

足裏のジョイント部に接続するためバイク側の接続パーツを表裏反対に組み込んだり、立ち乗りに伴うバランス制御のためバイク底部にミニ四駆用のウエイトパーツを仕込んで安定性を向上させるなど工夫しています。

スカイドライブユニットから発生するGN粒子＋光の翼の特徴的なエフェクトパーツは、HGBD:R 1/144ダブルオースカイメビウスのキット付属のものが有名ですが創傑伝サイズにはやや過大と思われたので、SDサイズに合った別途パーツを組み合わせて再現しました。
（BB戦士Oガンダムの光の翼とBANDAIカスタマイズエフェクトアクションの輪状衝撃パーツです。）

現在GUNSTAさんで開催中のリライズコンに参加させて頂きたい気持ちもありましたが、対象のリライズ系キットを1つも使用しておらず参加条件を満たしていませんでした。
残念ですが、またの機会があれば是非参加致したく思います。

以上、設定・説明が長くなってしまい恐れ入りますが、閲覧頂きありがとうございました。