「私にとっての最初のストライクは、ストライカーパックもなくて武装もアーマーシュナイダーしかない、あの炎の中で立ち上がる――ストライクの姿だから」
EGストライクガンダム(ライトパッケージ版)の仕様である「ストライカーパックもなく武器もアーマーシュナイダーだけ」というのが発表された時、ひらめいたのが『HGに恋するふたり』第3話にある上記セリフのシーンの再現でした。
買ったら絶対に再現してやる!と昨年冬に心に決めたものの、肝心のライトパッケージは入手できず、買えたのはシールドもビームライフルもある通常版。そして素材や資料や撮影環境をコツコツと整えていたら、気がつけば単行本第5巻が発売された8月も過ぎてしまい、発売記念で!とも言いづらい時期になっていました(大汗)。
撮影の全体像はこんな感じです。前回の投稿でストライクガンダムの格納庫を焼いたのは今回の試作も兼ねたのですが、背景紙も取り替えるなどして気合い入れたもののほとんど影響なかったような…。
背景の爆発エフェクトは、半透明のプラ板に無料画像素材から引っ張ってきたものをプリンタで出力。透け感はともかくトリミングすると煙たい感じになってくれたので、煙表現のために買ってきた綿や塗料が丸々無駄になりました(笑)。
SEED本編準拠だとここはディアクティブモードでないとおかしいんでしょうけど、このシーンはエールストライクガンダムをあえて中途で完成させた直後の心象表現なのでこれで正解です(HDリマスターのキービジュアルもこんな感じですし)。
今回の主役である神崎さん(当時14歳)は、わざわざ熱で縮むプラ板に印刷して焼いたものです。厚紙の方が絶対に撮影の自由度は上がったはずですが、なんか変に「ここはプラでやりたい!」とこだわりが過ぎてしまって…(汗)。
覚悟はしていたものの、ここまで縮んでしまうと遠近法と被写界深度を駆使して撮影することとなり、なかなか苦労しました。でもこれ以上は大きく作れないんですよ…。
ということでほぼ1年越しの懸案がやっと解決。こんなのに1年近くかけてしまうしょぼい力量ではありますが、頑張って作品への愛を込めて仕立て上げました。
あ、『HGに恋するふたり』はガンプラ好きなら読んで損はないので、興味が湧きましたらこの機会にぜひどうぞ(突然宣伝モード)。
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腕も機材もお店もないので、のんびりペースで楽しめる範囲でガンプラ作りをやってます。まだ今はプラモ製作の勉強中。
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